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桜又彩子
2020年2月15日 12:57
児童文学作家を志すものとして、河合隼雄の「ファンタジーを読む」は何度も読んだ。心理療法家である河合隼雄が、なぜファンタジーや子どもの本に関する著作をたくさん出しているのか。それについては、こんなふうに書かれている。『心理療法を長年行ってきて、近年はあまり流行しなくなった、などというより、心理学の世界では完全に忌避されていた「たましい」ということを、最も大切なことに感じるようになったものの、
2020年6月9日 13:20
岩宮恵子さんは、河合隼雄直系の弟子、と言われている臨床心理士である。この方の本を2冊続けて読んで、子どもと向き合う著者の命がけのような心理療法家としてのあり方に感銘を受けた。「生きにくい子どもたち」では、「良い子」でいすぎたために、心が抗議の悲鳴を上げた2人の子どもが紹介されている。アリサという女の子は、「痩せたい」という願望が強く芽生えているわけでもない10歳の女の子。それまで姉妹の中で