これからのブランドマーケティングは「ナラティブ(物語)コミュニケーション」が重要です。
自己紹介
上記の経験を経て、私が考えるブランディングとマーケティングの本質についてnoteで発信しています。
ブランドがどうあるべきか、どうビジネスを伸ばしていければ良いかを投資対効果の視点を持ちながら実行伴走できるのが、私の一番の強みです。
その上で今回の記事は、ブランドのビジネスを成長させるために、より一層「ナラティブ(物語)コミュニケーション」が重要であるというお話をいたします。
ブランディングとは?
ブランドのイメージを伝えることではなく
「意味として記憶に残り、愛着を持ってもらうための活動」と定義してます
「意味として記憶に残る」とは
例:サントリー
飲料の全ての原点となる「水」に最もこだわっているブランドであることを生活者にも認識してもらうためのブランドの意味「水と生きる」を継続的に伝えていくことで、「サントリーは水にこだわっているから、サントリーが出してるビールやコーヒーも絶対においしい」と生活者が勝手にイメージをして購入してくれるようになり、売上にも寄与します。
「愛着を持つ」とは
また、ブランドに愛着を持つことで顧客のLTVが高くなるためブランドビジネスの利益をつくるリピート顧客の増加や単価向上に寄与します。
愛着とは「自分が関係あるものに対して離れられない感情」のことをいいますが、その感情を生むためには、生活者の自己表現にブランドとのつながりが感じられる状態=ブランドの象徴的便益を享受できている状態をつくる必要があります。
そのため、ブランド側の想いや意志をただ伝えるだけではなく、生活者自身から自分とブランドとのつながりを感じられるエピソードが多くうまれる状態をつくる必要があります。
「ナラティブ」とは
自己とブランドのつながりを強化するための手法として
ナラティブ(物語)コミュニケーションを行うことで、ブランドの購買・支援行動にも、効果をもたらすと言われています。
ブランドが主語の起承転結が展開されるストーリーではなく、ナラティブは語り手自身が紡いでいく物語で完結もしません。つまり、生活者自身のの日々の物語の中にブランドが登場して語られることを指します。
ナラティブ形式と非ナラティブ形式で情報を提供した場合、ナラティブ形式の方が自己とブランドのつながりとなる評価指標(SBC:Self-brand Connection)が向上し、また、SBCと購買意図に高い相関関係があるとも言われています。
ブランドマーケティングとは?
ここまでお話したように、ブランディングは売上につながる活動の一環です。そのため、モノを売るためのマーケティング活動と切り離して考えることはできません。
故に、目標売上を達成するために必要な顧客人数を獲得するために、ビジネス上どこが課題で、最も投資をすべきなのかを明確にした上で、ブランディングとマーケティングの2つの活動でブランドビジネスの成長につなげる必要があります。
ブランドマーケティングに「ナラティブ(物語)コミュニケーション」が重要である理由
愛着=「自分が関係あるものに対して離れられない感情」を持ってもらうために、生活者の自己表現にブランドとのつながりが感じられる状態をつくる必要があり、そのためには「生活者自身のの日々の物語の中にブランドが登場して語られる」状態をつくるナラティブコミュニケーションが効果的であるという話をしました。
つまり、ブランドに愛着を持ってもらうことが目的です。
その理由は、顧客のLTVが高くなるためブランドビジネスの利益をつくるリピート顧客の増加や、単価向上をしても顧客が離反しないということに寄与するためです。
ではなぜ、LTVを向上する必要があるのか、リピート顧客の増加をする必要があるのかというのは、下記の記事にてまとめていますのでぜひ参照ください。
そして、私が今所属している「合同会社ナレイト」は、ナラティブの動詞が語源となっています。
主にブランディングを目的としたコンテンツマーケティングを強みとし、ブランド戦略からクリエイティブ制作、拡散実行、ビジネスの成果検証まで全て担います。
私たちの大事にしていることに共感いただけましたら、ぜひ一緒にお仕事できたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!
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