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50代、これからのおしゃれを考える

自分がもう若くない、と思ってからよけいに、服がよれていたり、破れていてもサマになるのは若いうちだけだな、としみじみ思う。

若くてメリハリのある体型、肌であれば、服のしわも破れもむしろチャームポイントになる。

だが、ある程度年齢を重ねてしまうと、ちょっと事情が変わってくる。間違えると、ただのキタナイ大人になってしまう可能性大だ。

年配の方々が、きれいな色の仕立ての良い服を身につけているのは、見ている方も気持ちがよい。

そろそろ、私も、長く着られる高品質の服にシフトしていかなくては。

(年齢を重ねると、悪いことばかりではない。たとえば、大ぶりの貴金属、宝石はある程度以上の年齢で初めて似合ってくるのではないか。私には縁はないけど。)

と、えらそうなことを書いている私だが、わが家の家計は、子どもの教育費こそ最重要項目であり、専業主婦の私の、服にかける費用の支出優先順位は高くない。

ただ今現在、私のクローゼットは、ほぼほぼUNIQLO一色という状態。

一方、私は伝統工芸、とか、職人技、というワードにいたって弱い。

note界のおしゃれさんといえば、カニさん!

この記事を拝見して、この、赤いスカートに、ハートを射抜かれて購入したのが、ヘッダー画像。

これは、久留米絣(くるめがすり)という生地で作られているという。
糸から染めて織って、とてもこだわって作っているそうで、丈夫で普段着で、3世代100年着れるとか。
IKI LUKAというブランド。
代表の小倉知子さんは地元福岡の久留米絣をブランディングされていて、こころが弾んで100年愛用できる旅衣を提案されている。

軽くて涼しく、着心地よく、お手入れ簡単。

素晴らしい!

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このスカート。

タックが入っていて、カタチもおしゃれ。お値段は、UNIQLOならひとシーズンに必要な衣類全部が買えるぐらい。私にとってはなかなかのお値段なのだ。

でも、10年、あるいはそれ以上大好きなまま着られるなら、これはむしろお得な買い物なのかも。というわけで、お買い上げ。

スカートの素材は久留米絣(かすり)。かすり、といえば、庶民の日常の着物の生地だったということぐらいしか知らない。

だけど、私は久留米市民。地元応援の意味でも、久留米絣を見て触れて、もっと知りたい!

と、

地場産くるめのお店にお出かけ。ここは、地場産業振興のためのセンター。

そこで出会ったのが、このもんぺ!

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今どきのもんぺ、おしゃれでしょ?

軽く涼しく、着心地も良い上に、緑色で、縦に入ったラインのおかげで、着た人をスマートに見せてくれる。

縦線の他についているまるい模様は、蓮根の断面のデザインで、絣の模様として伝統的なもの。かわいい!

お値段も、あの、スカートよりは抑え目だ。

これを作っている丸亀絣織物のホームページはこちら。

オンラインショップもある。


日本伝統の素材、柄のファッション、しかも値ごろで身につけやすいものたちは、着物に限らず、探せばこんなふうに、たくさん見つかるのかもしれない。

伝統工芸の世界は、日本全国どこでも、私たちの生活の西洋化で需要が減ってしまい、せっかくここまで受け継がれてきた職人の技も、存続の危機にある。

美しくも、実用的な日本伝統工芸。


あなたの住む街にも、時間をかけて育まれ、先人たちが暮らしの中で愛用してきた身の回りのものたち、あなたに発見される時を待つお宝がきっとあるに違いない。





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