ちょっとまって!そのサプリ、ほんとに必要?【鉄サプリ編】
ハローMomoちゃん
ラジオ番組にジェーンバーキンからコメントもらえたなんてすごいね!
パリのメトロの延長工事が、数年前からちゃくちゃくと進んでいるのはもちろん知っていたけど、
ちょい悪おやじのシンボル、セルジュ・ゲンズブールの名前が
私も沿線に住んでる、メトロ11番線の新しい駅名のひとつになるなんて知らなかった楽しみだな。
さて、このところすっかり春めいてきましたが、体調がすぐれない人も多くなる季節です。新しいことがたくさん始まる4月を目前に、からだのケアには気をつけたいところ。
ナチュロパシーのケアでもっとも大切な柱となるのは、食事療法です。
ひとりひとりの体質や、抱えているマイナートラブルや、ぶりかえすつらい症状などを改善して、将来かかりうる病気を予防するために、
安易にサプリに頼らなくても、ふだんの食事内容を見直すことで、できることがたくさんあるというのがナチュロパシーの理念。
体力がいちじるしく落ちていたり、あまりにも症状が辛い場合や、ビタミン・ミネラルなどの栄養不足が深刻だと判断した時は、期間限定でサプリメントをお勧めすることももちろんありますが、
サプリを飲んでいれば新鮮な野菜や果物を食べなくてもいいことにはなりませんので、バランスのいい食事がベースにあってこそなのをお忘れなく。
また、どんなにナチュラルでオーガニックな原料のみで作られた製品でも、サプリメントを摂取することには、メリットもあればもちろんデメリットあることを念頭において、リスクを避けるために、自己判断での長期摂取は避け、常用しているお薬がある人はサプリが薬の効果を妨げる原因となることがあるので、サプリを飲む前にかならず専門家のアドバイスを受けてください。
そう、これは声を大にして言いたい!薬ではないからと言ってサプリを甘く見ないこと。
私がカウンセリングでお会いするクライアントさんが異口同音に訴えるのは、「しつこい疲労」です。
今のストレス社会ではみんな疲れていて当然ですが、しつこい慢性疲労の原因のひとつに鉄分不足が考えられます。
鉄分はヘモグロビンの主成分なので、
鉄分不足というと、ヘモグロビン値を問題にされることが多いですが、
体中に酸素を運ぶヘモグロビンの値が基準より高くても、
鉄分をとりこんでストックしてくれるフェリチンというたんぱく質が少ないといざというときに鉄分を補給できず、貧血状態になるリスクのある、隠れ貧血の人がたくさんいます。
血液検査で、ヘモグロビン値やフェリチン値が低かったり、
妊娠を希望している人や妊娠中の人は鉄サプリを勧められることが多いと思いますが、とくに緊急の場合やひどい貧血症状がないならば、
まずは普段の食生活を見直してバランスよく食べたうえで、
「食事で摂取した鉄分を失わないようにする」ことから始めるのがいちばん安全で、長い目で見れば確実に鉄分の摂取・貯蓄ができる習慣が身に着くと思います。
《摂取した鉄分を失わないようにするには》
‐ カフェインは鉄分吸収をさまたげるので食後のコーヒー、お茶は避ける。食後2時間はあけましょう。
‐ 玄米やライ麦パンなどの全粒穀物はほどほどに。もみがらに含まれるフィチン酸が鉄分吸収を妨げます。
‐ カルシウムは鉄分吸収を阻害するので、牛乳、カルシウムのサプリは避けましょう。
ナチュロパシーは、これを食べたら病気が治る!とか
このサプリを飲んだら体質が変わる!
などの手っ取り早い健康への近道を提供するものではありません。
ミラクル特効薬をテッテレー!と取り出して見せるわけではなく、
生活習慣や食生活そのものを見直して、ちょっとやそっとのストレスにまけないからだ、病気になっても重症化しない健康づくりをするために、
ひとりひとりに合ったアドバイスをし、励まし、寄り添うのがナチュロパシーの役割です。
不健康だと言われても、忙しくて食生活をみなおすなんてめんどくさい。
バランスが大事ってわかっちゃいるけど子育ていそがしいし食べさせるだけで精一杯。
そんな風に思っているひとたちも、できることから始めて欲しい。
ちょっぴり時間ができて心に余裕ができたら、はじめてみませんか?ナチュロパシー生活。
それではMomoちゃんまた次回!
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