ODっ子との日々(OD=起立性調節障害)①~難聴からのスタート

うちのボウズは現在中1。
小6の後半からメキメキ身長が伸びて、中学に入学して1学期でもう、上履きがキツイから買い替えてくれと言われ、
夏休み。
運動部だが、早朝から数時間しか練習しない、比較的楽な部活。
お昼前には帰ってきて、昼寝をして、夕方から塾。
よく寝ているはずなのに、朝、起きるのが困難になってきた。でも、起こせば起きて部活に行ける。
おかしいなぁ、なんか、体の成長に神経が追い付いてないんじゃないのかなぁ、起立性調節障害なんじゃないかなぁ

なんて夫ともよく話していた。

2学期。なんとか、起こせば起きて学校に行く。夜から塾にも行く。

でも、テスト前の勉強も、持続できていない感じがする。日を追うごとに、疲れている気配。さらに、2学期中に2回も胃腸炎になり、学校を休んでいた。

そして、12月初旬のある朝。

いつもと変わらず、朝、起こしに行くと、

「右耳が痛い。右の耳が聴こえづらい。」と言う。

さすがにこれは一大事、私が仕事を休んで耳鼻科に連れていく。

耳鼻科での聴力検査でも、右耳の聴こえが悪い。中耳炎などではなさそう、突発性難聴の疑いがあるとのことで、見切りでステロイドを処方される。

「と、突発性難聴!?」

もう、すでにここでパニック。3日後に、再診と言われて帰宅。

3日後の再診。多量のステロイド剤を飲んできたが、右耳の聴力は変わっていない。突発性難聴は最初の数日が勝負。この日の医師はたまたま非常勤で、パソコンもろくに打てないし、「お母さん、どうしますか?このまま3日後にまた様子を見るか。お母さんの気持ち次第ですよ。」って。

そりゃ、噛みつきますよね、私だけじゃなくて世の母親なら皆さん。

「私は素人なんです!耳鼻科の先生に、どうしますかって言われても困ります。この3日間、様子を見てていいんですか?この3日をどう使うかでこの子の聴力が決まっちゃうんじゃないですか!すぐ総合病院に紹介状を書いてください!」

ちなみに、普段は温厚なふりができる私も、さすがに怒り心頭。もうここはダメだ。

紹介状を書いてもらって、2日後。総合病院の診察。
通常の聴力検査でさらに右耳の聴力がガクッと落ちているが、簡易的な神経の検査では、右耳の神経は正常な動きをしているという。

医者「あのね、これだけステロイド投与して、突発性難聴だったら、悪くなることはないんですよ。こういう聴力の落ち方はまずありません。そして、神経の検査では正常と出ているんですよ。だから突発性難聴ではなくて、機能性難聴、つまり、心因性難聴だと思われます。なんか、ストレスとかないですか? あ、お母さんがいる前では言えないよね。」

そう言って、医者は私の頭から足元までを眺めました。くそぅ、なんだか屈辱的。

ボウズ「いや、特にストレスはないです。」

私「え、、、、どうしよう」

医者「いや、でも、ストレスが取り除かれれば良くなるはずだから、そういった意味では、良かったんじゃないかな」

私「はぁぁぁ」

というわけで、また、経過観察、次回の聴力検査を予約して帰宅。

さて、難聴が始まった日から、とてもじゃないけど学校には行けない。それは、片耳難聴であることから、病院の待ち時間でザワザワしている場所にいると耳が疲れて痛くなってくる。そんなこともあって、とても学校になんか行けないし、もちろん、朝も完全に起きられない。それは片耳難聴からくる疲れかと思ったりもしたのですが、
冷静に考えてみて、

もしかして、この子、自律神経がやられちゃって難聴になっているのでは。
朝、最近起きられないことも、2学期中に2回も胃腸炎になったことも、それもこれも自律神経のバランスがおかしいのでは。やはり、起立性調節障害かな。。でも、とりあえず、耳のことが優先。耳鼻科の件が少し落ち着いてから小児科に回してもらおう、と、夫とも話をしました。

これがうちのボウズのODを意識したきっかけです。難聴からというケースは珍しいのかもしれないですが、こんなこともあるということで。
あの日から、3か月弱。ボウズは「耳は聴こえるようになってきたかも」
なんて言ってますが、朝起きられないのは絶賛継続中。
自分のなかの備忘録としても、書き続けていこうと思います。

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