ODっ子との日々⑤~HSCだったのか!

はてと、3学期に入り、午後2時頃まで寝ている生活は変わりません。
OD(起立性調節障害)の子は、起きたとしても、そこからだるさが抜けるのに時間がかかります。
今でも、うちのボウズは、起きてから3時間くらいしないとだるさが抜けないとのこと。
午後2時頃起きて、ご飯を食べて、3時間経ったらもう夕方5時ですよ!
夕方家庭訪問に来てくれる先生と会うときもパジャマ姿のボウズ。
ありのままの姿ですね、着替える気力も持ち合わせていない。

1日16時間くらい寝ているんですよ、さすがにODとはいえ寝すぎなんじゃないか、なんていろいろネットで調べていたら、HSCという言葉に出会いました。HSC(Highly Sensitive Child)、ひといちばい敏感な子。
簡単なチェックリストを眺めていたら、あれ、うちのボウズ、これに当てはまるんじゃないの。

ちなみにうちのボウズは、
騒がしいところに行くとぐったり疲れてしまう。
完璧主義。
物事を深く考えすぎて、ちゃっちゃとこなすことができない。
情報過多になると静かにパニックを起こす。
初めての場所、人も苦手。
人のことが優先で自分が後回しになる。
本番に弱い、深爪、三角食べができない、枕カバーについた自分の髪の毛がチクチクするのがいやで、フードを被って寝る、、、などなど。

HSCの子育て本なども出ているようなのですが、子供が大きくなるとそんな情報を得ようとしなくなってきていたところだったので、こんな言葉も初めて知りました。ものすごく、腑に落ちて、胸のつかえがおりた感じがしました。
そして、ボウズに23のチェックリストをやらせたら、20ほど当てはまりました。
整体に行く車の中で、
「自分がHSCであることを自分でも分かって、私たちもあなたがHSCであるということを理解すれば、対処の方法が分かるから、お互いとても気持ちが楽になるはず。HSCであることは恥ずかしいことでもなんでもなくて、ひとつの性質だから。今まで、普通の子と同じようにあなたを育てようとしてきたけど、それにはいろいろ無理が生じて、こうなったのだと思う。」

「何が普通なのかというと線引きが難しいけど、私はあなたの良いところをきちんと伸ばしてあげたいと思っているから、少しずつ前に進もう。学校や周りの人は早くあなたを普通の生活に戻そうとしているけど、それがあなたにとってのベストとは私は思っていない。いろいろとあなたが自分の不調を言えない雰囲気を作っていたのは私に責任もあるから、ごめんね」

というような話をポツポツとしたような気がします。

HSCの子にとって学校は刺激が多い難所である、そして、他とは違う子の親になるなら、他とは違う親になる覚悟がなくてはいけません
という、HSCを提唱した、エレイン・N・アーロン氏の著書「ひといちばい敏感な子」を今も繰り返し読んでいます。

こうして、だんだんと、対処の仕方が整理されてくると、私の戦闘能力(?)がアップして、なにが彼にとってのベストとまではいかなくても、ベターなのかを、頭をフル回転させて考えます。でも、ひとりよがりではいけません。夫や学校と調整しながら少しずつ前に進むしかありません。私が気落ちしている場合ではない!というわけで今でもなんだか無駄に戦闘モードです。いいんだか悪いんだか。

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