「綺麗でアクティブでありたい。自分自身を好きでいたい」女性の想いを叶える仕事
管理栄養士としてのキャリアは、今年で12年目が終わる。
今でこそ、この記事のタイトルにもした言語化できるビジョンがあるけど、言語化できていない（自分でも気づいていない）状況でも、この想いを自分の中に持っていたのはきっともう、15年ほど前から。
ご縁あって、独立や現在の仕事についてインタビューをしていただきました。なかなか自分から伝える機会がない、仕事に対する考え方や今までの経緯、それはつまり「生き方」みたいなものを改めて振り返ることができて、とても貴重な機会でした。
どんな女性も、誰かに必要とされることや、認められること、仕事でもそれ以外でも「自分磨き」みたいなものにきっと価値を感じていると思う。それがなかなか思うようにできない時に、フラストレーションがたまったり、モヤモヤを感じたりする気がする。
専門家として、そして私という１人の女性としての考え方やスタンスが、どこかでモヤモヤしている女性の役に立てたら嬉しいなと思うし、そうなりたいと（実は）思っている。ふふ。
資格があれば無敵だと思っていた
学生の頃は、国家資格でもある『管理栄養士』になるんだから、無敵だと思っていた（無敵ってなんだ）
学生時代にも授業では、医師や看護師とチームを組み、患者さんの命を支える仕事ができると教わったし（これは決して間違いではないけど、つまりそれなりの給料だと思っていた…のが勘違いだった。笑）これだけ勉強しているんだから、国家試験にさえ受かれば、この先思うように行かないことなんてあんまりないと思っていた。（んなわけないだろ）
その甘すぎる妄想の根拠は、華のキャンパスライフ的な要素はほぼゼロで、勉強三昧だったことが大きい。国家試験合格率99.8%の大学に編入学をしたせいもあって、２年間で他の学生の1.5倍ほどのカリキュラムをクリアする事が強いられた。毎回模試の成績順に前から席が決まっていて、超ストレス。ハゲるかと思った。
サークル？コンパ？バイト？…こんなキーワードは１ミクロンも私の大学生時代には存在しない。
やりたい事をやれる環境はあるのか
女性が綺麗でアクティブでいられること。
自分を日々磨きながら、いろんな経験をして、やりたいこと・なりたい自分を叶えて、自分のことを好きでいたい。
今の仕事の信念でもあり、こうした女性はかっこいいと心底思う。
実は、学生時代から心の奥底で持っていたこの想いは、あらゆるコンプレックスからくる反動で作り出されたものなんだろうと今は思う。
勉強がズバ抜けてできたわけでもないし（あ、でもスポーツはそこそこ。笑）、高校の部活を引退して太ることが恐くて始めたダイエットで、逆に10kg太って自信を失った。ダイエットや国家試験のストレスで、心身ともにバランスを崩して大きなダメージを受けたことも要因の１つだと思う。
過去の自分のように悩む女性をサポートしたり、カッコいい女性を増やせる仕事がしたい！そんなメラメラした思いがあった。就職を考える時期になってから、いきなり本当にやりたい事ができる環境で働けるとは思わなかったし、そもそもそれができる就職先なんて、現実的にないのかもしれないと気づき始めていた。
現時点ではやりたいことがスムーズにできる環境がない…じゃあ、どうする？そんなことを無意識に考えながら、20代前半の模索期間がスタートした。
ピンときた環境や物事には無条件に飛び込む
女性って言葉にはうまく言い表せないけど
「なんかこれいいかも」
という女の勘や直感みたいなものがある。
今まで選んできた会社や環境、やりたい！と思ったことの全てに「彩子の直感」が存在する。（仕事であれば、もちろんその後に数値やデータも存在させる必要があるのだけど）
この感覚って結構重要で、とある有名なベンチャー企業は最後の決断や決定は女性メンバーの「勘や感覚」を重要視する、という事も聞いたことがある。
ちなみに自分自身の「いいかも」と思う時の共通項目がわかるようになると、色々な面で役に立つ。この共通項目は、個人の価値観や生き方・企業・組織の理念を表す「ミッションステイトメント」にとてもよく似ている。
そして、私のレッスンやスクールに参加してくださる女性は、きっとこの「勘や直感」をとても大事にしている人が多いと思う。ほとんど全てがSNSで完結しているから、お互いに顔を合わせているわけではないし（私の顔面は出てますが）尚更、この感覚って大事になってくるのは納得。
新しい環境や、初めての挑戦は常に、ドキドキ＆ワクワクと不安が隣り合わせだけど、これはつまり新しい自分に出逢えるチャンス。今の自分にはなかった世界を足がプルプルしながらも背伸びをして、見ようとしている自分を誇らしく思い、その勇気を活かせるように、エイヤーと飛び込むことって大切だと思う。全部「想定内」だったら、もちろんドキドキもワクワクも不安もない。毎日が普通に終わっていく気がするし。何気ない日常も大事だけど、そればかりじゃちょっと退屈。
ちなみに私の経歴は「管理栄養士」という括りで見ると多分結構異例。
「勘や直感」を大事にしつつ、私のミッションステイトメントの１つに
「おもしろいかどうか？ワクワクするかどうか？」
というものがあるから結果的にこうなった。
【ざっくりすぎる経歴】
・大手の給食会社：４年弱勤務
ひとまず社会人経験を積むつもりで、社風が気に入った企業に管理栄養士として就職。入社時点で一生勤めあげるつもりはなかったのは秘密。
・ベンチャー企業：２年弱勤務
「美と健康」の取り組みをしていたこともあり、やりたいことが叶うかもしれないと思い入社。最終的には健康食品の販売に重きを置くようになってきたので退社。（結果半年後に倒産していた）
・フリーランスになる
準備をしていたわけでもなく、正社員としての就職を結局しなかった為自動的になっちゃった…という感じ。
業務委託契約を主軸に様々な環境で活動を始める。
▶︎クックパッドダイエットラボや健康アプリ開発の会社での勤務など。
迷走した時期でもあり「管理栄養士とは関係ない仕事がしたい欲」に駆られて、BlueBottle coffeeのキッチンでアルバイトをしたのが大正解だった。
専門畑の世界が急に狭く見えて、もっといろんな世界を見てみたい！とワクワクしたし、専門畑だけで生きていたら出会えない仲間や感覚にもたくさん出会えた。
一般社団法人ラブテリに参画
母子健康／働く女性向けの取り組み（調査・研究・パブリックヘルスなど）をする組織に参画し、カウンセラー業務や働く女性のための多くの取り組みを経験する。企業リレーションや開発案件など。一時期かなりハードでハゲるかと思ったけど今では笑い話。
女性はやっぱり強い。自分を楽しむ事も大切にすること。
インタビュー記事の中でも少しお話ししたけれど、女性ってやっぱり強いと思う。「自分より誰かのため」になると、とんでもない馬力を発揮したり、自分の事は後回しでバリバリ働いたり。子育て中のママさんを見てみるとその象徴な気がする。
でも、やってあげたい！やらなきゃ！も大事だけど
忘れちゃいけない！思い実践するようになってから楽になれた事といえば
自分のための時間も、大事な予定の１つにすること。
好きな事をする、休む、ひとり作戦会議、などなど、自分だけの時間でもあり、自分とのコミュニケーションタイム。
私の場合は組織の仕事だと特に
「あれもこれも〜！私やります！」って結構詰め込んでしまう癖があって（しかもせっかち）それ自体は悪い事じゃないけど、それが続きすぎると疲弊して、たまぁ〜に、糸がキレそうになったり「あれ？これなんのためにやってんだっけ？」の、迷子ちゃん状態になることが結構多かったりして。（めんどくさい子…失笑）
でも、やらなきゃいけない事もやりたい事も大切にして、良い状態でやっていくためには、自分の時間がないとダメ。絶対！
自分の時間があれば、良きコンディションとモチベーションでいろんなことが進んでいくと気づけたし「無駄がないシンプルな感じ」を体感しながら、いろんな事をこなせるようになってきた気がしてます。
私のお客さんは
・バリバリ働いている女性
・子育て中の働くママさん
・子育／仕事もひと段落でやっと自分の時間が増えてきた！女性
大きく分けてこの３分類いらっしゃいます。
とにかくみなさん！かなり！ほんとに！忙しい。でも「忙しいから」とか「お金が、時間がないから」とか、やらない理由よりも、いろいろハードルはあるけど
「これをやるにはどうする？」とか
「長い目で見て、これからもやりたいことやるために必要なことは？」
という自問自答とその答えを持って集まってくださるから、良きエネルギーがブンブンみなぎっている。
そしてそんなみなさんが、さらに集い刺激しあうから、またさらに良きエネルギーを吸収して、輝きを増しているきがします。（スゲェ）
仕事もプライベートも、誰のものでもない「私の人生」をなかなかいい感じじゃない♪？と日々アップデートできるようなチカラを、多くの女性が遠慮なく発揮できる状態が増えることを願っています。
（いつも通り）長々綴ってしまいましたけれども、残り2020年もよろしくお願いします。歴史に残る１年を駆け抜けた自分を称賛し、新しい１年のスタートダッシュに向けて、存分に自分を労ってあげてくださいませ。
ご褒美、何にします？
彩子
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