「数える"love"もあるよ」可算名詞と不可算名詞③
こんにちは!えいごはかせです。
「可算名詞と不可算名詞」シリーズ、最後の回です。
"love" や "water"が、不可算名詞である理由。
それは、1個体としてはっきりした輪郭のないモノは、数えられないモノとして扱うから。
これが前回の内容です⇊
しかし!
今回は「"love" や "water” は数えられますよ」という話をします。
頭が混乱しますね(笑)
正確に言うと、「"love" や "water” は数えられるときもありますよ」です。
「"love" や "water" は不可算名詞である」というのは英文法の絶対ルールではありません。
「可算名詞と不可算名詞①」の記事で、
可算名詞 "cat" は「猫」の意味ですが、不可算名詞として扱う場合は「猫肉」の意味として捉える
という話をしたのを覚えているでしょうか?
(もし読んでいない場合は、そちらを先に読んでみてね⇊)
ふつうは数えられる "cat (猫)" が数えられないモノになれる、ということは逆も然り。
ふつうは数えられない "love (愛)" や "water (水)"は数えられるモノになれる、ということです。
例えば、2人の子どもとペットの犬をとても大切に思っている人がいるとします。
その人は、子供と犬をこんな風に表現します。
”They are the loves of my life.”
ここでの "love"が示す対象は、子供と犬ですから数えられるモノです。
数えられるモノが複数あるので、 "loves"と複数系を使います。
"water" の場合を考えてみましょう。
カフェで水を注文するとします。
(無料でもらえる水ではなくて、お金を出して水を買う場合です。)
たいていの場合、ペットボトルに入った水を買うことになりますね。
こんな風に注文できます。
"Can I have a water?"
ここでの "a water" は "a bottle of water"の意味です。
ペットボトルは数えられるモノであり、自分にとっても店員にとっても、ここでの対象は「ペットボトル1本の水」と明確に認識できるので、”a water” と表現できます。
このように、一般的に不可算として扱うような名詞でも、はっきりと数えられるモノが対象になる場合は、可算名詞として使うことができます。
可算名詞・不可算名詞という区別は、それぞれの名詞に固定された性質ではなく、名詞が示す対象によって比較的自由に決められるものなんですね!
《今日覚えたい英文法ルール》
「可算となるか、不可算となるかは、その名詞が示す対象によって決まる」
対応する問題集あります⇊
【英文法マスター問題集 可算名詞と不可算名詞】
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