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鑑賞

中学の頃、音楽鑑賞の授業があると
「鑑賞、嫌だー。」「何を書いて良いかわからないし。」という声がクラスから聞こえていました。

私は、中学の頃から音楽が好きだったので、新しい音楽を聴ける事や映像作品を見られる事に喜びを感じていました。
そして、鑑賞の授業の最後に先生が
「この音はこれを表現していて…」
と、作品について教えてくださる時間がとても楽しかったです。

ただ、それは先生がしっかりと「鑑賞」という物を教えてくださったからだと思います。

大人になったいま、冷静に考えると確かに鑑賞って、「感想」とまた違って、思った事を書けば良いという物ではなく、何かを感じ取り、さらに一歩踏み込んでそれが何を表現しているのかを考えないといけないので、やり方を教えてくれて、尚且つ、その楽しさを感じさせてくれる先生と出会わなければ鑑賞を楽しく感じられないのではないだろうかと思いました。

大人になってからも、コンサートや映画、本など。
日常会話の中で、感想を話す場面に誰にでも出くわすと思います。

そんな時に、人それぞれの感じ方があって面白いなと思うと同時に、作品の深い部分や、それこそが作者が伝えたかった部分かも!というような感想を聞くと、とても新鮮な気持ちになります。

深く考えずに、あるがままの心で作品を観る事も素敵ですし、「鑑賞」を通して様々な角度から1つの作品を味わえると、人生に有意義な時間が増えるのではないかと感じました。

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