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愛猫から教えられたこと

先週は節分でした。旧暦では新しい一年の始まり。私は、昨年辛いことが多く、今年の節分を根拠なく待ち望んでいました。

そこまで占いを信じているわけでもないのですが、細木数子先生の占いでは大殺界最後の年。ゲッターズ飯田さんの占いでは整理の年でした。一周前の大殺界では、仕事の派遣切り、母親のがんの介護、友人との仲違いなどやはり辛いことが多く、用心していましたが用心していても防ぎようがないことが大殺界や空忙期と言われるものなのかもしれません。

note書き始めたというのに暗い話でどうなの。と思う気持ちもありましたが、昨年の我が家の出来事を書いてみたいと思います。

まず、1月に飼っている愛猫2匹のうち1匹(うみ)が遊んでる最中に大怪我をして入院、春には父の膝と腰が悪くなり、軽々と歩けなくなり、6月は母が倒れて、月末には夫が病気になり入院。両親は高齢のため全快には至りませんでしたが、うみと夫はありがたいことに今では回復しています。次から次へと起こる問題。ですが、そんなことは大したことないと思える辛い出来事がありました。

秋に2匹のうちの大怪我した愛猫とは別の猫(あさり)が急死したのです。錦糸町の橋の袂で保護され、ちょうどうちに来てから2年という短さでした。


前日までは、いたって普通にご飯も食べ、元気に過ごしていたのに、朝、パタっと倒れていたのを在宅勤務だった夫が気づき、すぐに病院に連れて行ってくれたのですが心肺停止でした。私は、会社で勤務中。夫からの「あさりが死んじゃった」というメッセージを受け取っても何がなんだかわからなかった。出勤前に「撫でて」と可愛い顔で寄ってきたあさり。どんな顔してたかを必死に思い出しました。
動物病院の先生からは「先天的に弱かったのかも」と言われたらしいのですが、病院も定期的に行っていて、心音等問題なかったのに、です。
それでも不調に気付けず。。。今思えば、、、と思うことはあったし、虫の知らせはありましたが全ては今思えばです。
本当にイケメンで、気遣いのできるうちの家にはもったいないほど可愛い息子でした。うちの夫婦には子どもがいないので、本当にあさりと兄弟猫のうみがはじめての子ども。あさりは夫婦喧嘩をあさりが抗議してくれたし、たくさんニャーニャーとよくお喋りしてくれて、人間と変わりない感情を持っているようでした。

我が家にたくさんの愛と幸せをもたらしてくれたあさり。恩返しもできずにあさりは逝ってしまいました。若いから、元気だからと驕りがありました。でも生き物に絶対とかないんですよね。

病院から帰ってきたあさりは穏やかな顔で毛艶もよく、美しく寝ているようでした。兄弟猫のうみがあさりが入っている箱に何度も入って匂いを嗅いでいました。

まだ暑かったこともあり、次の日に病院の紹介してくれた場所で火葬してもらい、葬儀を行いました。私たち夫婦のお手紙といっぱいのご飯を携えてお空に登っていきました。

うちの夫婦は、子どもがいない分、旅行やご飯を食べに行くのも一緒。それぞれに夢を持って切磋琢磨していて、私は勝手に仲良し夫婦だと思っていました。しかし、夫があさりに書いた手紙には「短いようだけど、あさりとうみがうちに来てから家はおかげですごく変わったよ」と書いてあり、夫曰く、夫婦の会話が格段に増えたとのこと。猫を飼う前は、夫は少し寂しい思いをしていたのかなと思うと、驚きと共に少しショックでした。

遅いのだけれど、あさりの死を通してやっといろいろなことに気づけた私。泣いて泣いて、心が張り裂けるような日々を過ごして愛に勝るものがないことをあさりに教えてもらいました。

生きる気力さえない日々を過ごしましたが、それから4ヶ月、やっと前を向いていかなきゃと思っているところです。

と言いつつ先月、大殺界も終わりに近づいたある日。実家の母が骨折して入院してしまいました。もう既にいろんな問題が噴出しています。今後は、介護についても書けそう。でも、これからはあさりに教えてもらった愛情のすべてを家族に注いで解決していくぞー!と今は思っている。


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