見出し画像

【ビギナー向け】クラリネットタンギングのメカニズムを把握しよう!

みなさん、秋を楽しんでいらっしゃいますか?

さて、久しぶりの生演奏ライブが迫ってまいりました!
10月15日(木)の19時からお待ちしております♪
これが終わったら、とりあえずオーバーホールに出します。。

さて、今回はクラリネットと日々向き合っている皆様に向けて【タンギング奏法】について取り上げていきます。
とは言っても、基本的な内容がほとんどですので、『そんなん知っとるわ』と感じる方もいらっしゃる事でしょう。
ただ、今までなんとなくタンギング奏法を『こんなもんやろ』捉えていた方にとっては、ロジック的に解釈をすることで、なんでつまづいていたのか、要因はなんだったのかがスッキリしてくる事と存じます。
では、早速まいりましょう!

<そもそもタンギング奏法ってなんでしょう??>


これは言い回しは様々ですが、
簡単にまとめると【楽器に流れている息を、舌を使って一時的に中断して、音と次の音を区切って演奏するための奏法】の事を指します。(教科書みたいな表現だったらすまん!)
技術的には、<吹きながら自身の舌を活用して、演奏を続ける事>が求められます。

タンギングをマスターする事により、【アーティキュレーションを自在に操れる】ので、【レパートリーの幅も結果的に広くなっていく】が期待できるのです。
ただ、その技術を習得するには、楽器の構造をある程度は理解していないと、習得するまでに遠回りを辿ってしまいます。

そこで、今回は、下記にクラリネットの構造を改めてお伝えしてまいります。
楽器の構造上、タンギングの奏法・メカニズムは異なりますので、必ずご自身の楽器の構造上を理解しておくと、後々助けになります(※私はイメージから入ってしまったので、苦労しました)

<クラリネットはシングルリード>


別記事でも記載がありますが、クラリネットは、一枚のリードをマウスピースに装着して振動させて音を鳴らす【シングルリード楽器】であります。サックスも同じ仲間です。
リードの振動なしで、音の共鳴はあり得ません。
人間が声を発する時をイメージしてください。声帯が振動していますね。
(※話しながら首を触ってみてください)

<クラリネットのタンギングメカニズム>

引用:http://clarinet-mania.com/anbusyua.html

マウスピースを咥えて見てください。
口腔内にマウスピースが【約3分の1くらい】は入った状態で吹いているかと思います。
ただ、実際に吹いている時にリードが振動している部分は、【リードの先端部分】となっており、リード全体の面積が振動しているわけではないのです!
厄介なことに、リードの振動している部分は、口の中に入っている状態の時に起こっているので、レッスンの時などは、目視でのチェックは不可能なのです。。
目視の確認は難しいですが、響きや雑音の加減によって、しっかり振動されているかの予想は立てられますが、まずはご自身で適切な位置を聞きながらセッティングできるようになると、よりタンギングも円滑に習得することが出来るでしょう。

<舌はリードのどの位置に当てている?>


先述でもお伝えしましたが、クラリネットを演奏している時、マウスピースの約3分の1が口腔内に入っております。
そして、実際にリードが振動する部分は【リードの先端部分】です。
と、いうことはです!
自身の『舌』を『リードの先端に当てる』事で、息の流れをシャットアウトさせる&振動も一緒に止める事が出来ますので、結果的に【鳴っていた音を止めることができる】のです。(この時息の流れは止めていませんよ!)
そして、この後舌をリードから離すと、食止めていた息がまた一気に楽器内に流れるので、リードの振動が再開されます。
よって、音がまた共鳴して、発音されます。
無理矢理まとめましたが(笑)この【舌をリードからつけたり離したりの動作】が、クラリネットでいう『タンギングの仕組み的な奏法』と言えるのです。

<舌の当てる位置はどこやねん?>


リードは先端部分で振動しておりますが、舌の位置は舌の先端以外で当てても間違いではありません。
理由として、舌の長さや厚さは、個々によって異なりますので、一概に言えない為です。
とある奏者は、『舌を少し引っ込めてタンギング』を行ったり、別の奏者は『舌を巻き気味でリードに当てたり』、またまた別の奏者は『舌の先端から2〜3ミリ内側部分にリードを当てる』方もいらっしゃいます。
どの奏者も、『自身で試して、良い!と感じた結果により』このような奏法を実施しているのです。
まずは、とことんチャレンジしてみて欲しいのです!

→最終的には【演奏に支障がない】事を何より重視した上で決めていきましょう!

長くなりましたので次回はつづきをお伝えしていきます!

次回は、、、、【タンギングがうまくいかない要因と対策】を一挙にご紹介していきます!
ここまで読み進めてくれたそこのあなた!!!

素直に【いいね!】しろよ〜!?

明日レッスンの方、すみません。にんにく臭いかも(笑)

またね!!!!( ´∀`)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?