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音楽家とカツラの関係性

先日、新宿にある「平和記念展示資料館」にいってまいりました。

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赤紙、シベリア捕虜での強制収容と過酷な労働、満州開拓団から日本引き揚げまで、無料とは思えないほど盛り沢山な内容となっております。
展示物だけでなく、当時の映像も流れております。

住友生命ビルに今月末日まで開催されているようですので、ぜひ新宿にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。

さて、本日は音楽家の歴史エピソードの一部をご紹介します!
よく、音楽の授業で教室に飾られている肖像画を目にした事はあるかと思います♪

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引用:https://ganbarustars.info/nandemo/archives/1024

どの作曲家も有名な方ですが、バッハ・モーツァルトに注目してみてください。(画像中央のお二人)
現代では、なかなかこの髪型をしている方ってほぼいない(コスプレ除く)ですよね。
オーストリアのザルツブルグの公演を聴きにいった時に、衣装で身につけている方はおりました。
実はこれらは「カツラ」で、当時はカツラを身につけることが、音楽家に限らず日常的に活用されていたそうなんです。

本日は、「カツラ」と「音楽家との関係」についてお話ししてまいります♪
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<カツラの歴史>

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「カツラ」の歴史は古く、古代エジプトで既に使われていました。
エジプトは日本と同様四季があり、夏は35度近くまで上昇し、砂漠方面では40度くらいに達します。
「カツラ」はそんな厳しい暑さから頭皮を守るために使われていたのではないのかとされています。

一方ヨーロッパでは、カツラの活用方法がまた異なります
カツラが知られるようになったのが、およそ16世紀ごろ(ルネッサンス後)で、当時は脱毛を隠すために使用されました。
その他に、当時のヨーロッパはあまりお風呂に入る事が少ない習慣だったようで、シラミの繁殖が珍しくなかったんだそうです。
そのため、髪を剃ってからカツラを被っていました
また、シラミの中にもいろんな種類があって、その中でも「コロモジラミ」と「アタマジラミ」は人間にとって伝染病を引き起こす恐ろしい種類のシラミとも言われています。
カツラは、そんな危険なシラミから守ってくれる役割をも担っていたのでした。
カツラの材料は主に人毛と植物が使われていたとされる。

<貴族とかつらの関係性>

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17世紀フランス。ルイ13世がカツラを使い始めたのがきっかけとなり、貴族の間でも広まっていきました
貴族の使用人にも「制服にカツラ」が正装スタイルとされ、法廷でも裁判長は必ずカツラを着用していました。
カツラはこの頃「権威を示す欠かせない道具」として非常に重宝されていたのです。

その後「贅沢品」として税金がかかるようになってから、使用率が下がっていき、まさに「貴族・権威のあるもののアイテム」が強まっていきました。

<かつらを愛用していた作曲家>

バッハ


演奏者も貴族の前で演奏を披露する際は、必ず「カツラ着用」が多く、
作曲家も権威・衛生面からカツラを愛用するようになっていきました。
・バッハ一族
・スカルラッティ
・モーツァルト
・ヘンデル
・ハイドン
・クープラン
・パッフェルベル
・ヴィヴァルディ

一部だが、主に上記作曲家は日頃から愛用されていたようです。

かつらの色は白が多かったが、これは脱色ではなく、香りをつけるために小麦粉の澱粉(でんぷん)を振りかけていました。
ただ、手入れが大変なので特別な日以外はパウダーをかけずにそのまま被っていたようだった。
フランス革命後、白いカツラ(パウダーを振り替えたカツラ)は、『貴重な食糧の一部を使った贅沢品』とされ、徐々にカツラを用いる習慣が廃れていった。

余談だが、ベートーヴェン は権威を嫌っていたので、カツラは使用しなかったというエピソードが残されております。

<まとめ>

本日は音楽家のカツラについて触れてみました♪
まさかカツラについて語る日がくるとは、、、、(笑)

どんな些細なことでも疑問に感じたら、ぜひ掘り下げていこうと思いますので、また次のお話しでお会いしましょう( ´∀`)



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