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低音域をより充実させるために!

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

平日の水・金の午後にアフタヌーンライブとして配信させていただいております。
本当に話すのが得意な方ではないのですが、暖かく見守ってくださいませ^^;

この時期は、アジが美味しい時期ですね♪
配信に疲れたら、最近はアジを買ってきて生姜と一緒にタタキにしていただいてます。

といっても魚を捌くのは私ではないですが。。。笑

さて、前回のお話では、クラリネットの低音域をより充実させるために、『鳴りにくいと感じている原因』についてお伝えしてまいりました。
まだお読みでない方は、こちらをクリック♬

さて、今回はより実践的な練習メニューについての方法についてお伝えしてまいります!

<演奏環境を意図的に確保しよう!>

楽器練習にあたり、最初に大切なことをお伝えいたします。
それは、【自分の音をしっかり聞ける環境下で練習を行う事】です!
合奏やパートでの練習では、多くの音が鳴り続けている状態ですね。
その状況下では、音色感・音程までチェックするのは至難の技でございます。。。
さらに、みんなで吹いていると、不思議と自分も出来ているかのような錯覚に陥りやすいのも落とし穴となります´д` ;
必ず個人だけの静かな環境を意図的に作って、短時間でも良いので取り入れて下さいᕦ(ò_óˇ)ᕤ

<リードとマウスピースの取り付けチェック!!!>

低音域を充実した響きを得る方法の一つとして【鳴りやすいセッティングをあらかじめ作ってしまう事】が大切です。リードをマウスピースに装着する際、リードの先端はどの位置にありますか??
厚さによって変化はありますが、基本的にマウスピースを飛び越えないようにほんの少しリードを下の位置に取り付けてみて下さい。
ただ、下げ過ぎてしまうと、息の音がノイズとして入ってしまいます。

リードは葦という植物を素材とし、加工されて楽器店にて販売しておりますので、日々の状態は変化しているのです。
一度装着してから実際に吹いてみて、本当にその位置で吹きやすいのかチェックしながら都度の調整を図っていく事になります。
自身に合ったベストなポジションを見つけることが出来ますので、焦らず、最初は気長に見つけていくつもりでトライしてみて下さい。

<低音域の具体的な練習方法の例をご紹介♪>
低音域をより充実した響きへと繋げていく為に、お勧めな方法を今回は1部ご紹介していきたいと思います♪
この方法は、大前提として【毎回の練習で必ず取り入れて】みて下さい。
楽器は個々によって習得するペースは異なります。
感覚ですぐ捉えることが得意な方で合ったり、ロジックで納得してから実行して自身の中で咀嚼して納得するパターンもあります。
特に楽器は1日でマスターできるものではないので、長期戦で上達を狙っていくことがほとんどと言っても過言ではありません。
ですので、人と比べずに、ご自身のペースで負担を感じず、じっくり進めていただければ幸いでございます。

<ロングトーンの目的と効果について考えてみよう!>

練習にはそれぞれ<目的>があります。たまに思わぬ収穫もあります。
ここでお伝えしたメニューは、ほんの一部ですが、『音程の感覚を掴んで、フレーズを長続きさせながら響きを十分に発揮する事』を目的としております。
ある意味、【ロングトーンで音色作りが形成される】と言っても過言ではありません。
たとえ、指を早く動かす事ができても、音色がスッカスカのカッスカスなら、何も伝わってきませんからね。

<ロングトーンの奏法って??>
あくまでも一部ですが、毎日の練習で取り入れやすいメニューをお伝えしてまいります♪

●低音域からマスターしていこう!
テンポはメトロノーム♩=60で設定します。
・クラリネットの最低音の「ミ」の音を8拍一定に保ってください。
8拍吹いていると、後半の4拍(5、6、7、8)が苦しく感じるかと思いますが、すべての息を吐き切るように調節しながら全て吐いてみてください。
・その後、4拍間吸って次の小節で「ミ」の3オクターブ上までスラーで繋げていきます。その後、また低音域の最初の「ミ」の音に戻っていきます。
※クラリネットは音域が広い楽器ですので、狭い音域間で練習を完結してしまわないよう常にオクターブ上も視野に入れてロングトーンしてみましょう!

●先ほどの音に強弱をつけてみよう!
テンポは引き続き♩=60で行います。
・先程、最低音の「ミ」の音を8拍伸ばしましたが、今度は4拍クレッシェンド(だんだん大きく)、2小節目の4拍をデクレッシェンド(だんだん減衰していくように)をかけて強弱をつけていきましょう。

特に多くの方は、デクレッシェンドに注目してしまう事が多い為、すぐに音が無くなってしまって響きが弱くなるケースが多いです。最初から急激に音量を落とさないようにギリギリまで響きを保たせるよう心がけていきましょう。
こちらも後半強弱をつけながら3オクターブまで繋げていきます。強弱は演奏中に必ず出てくる奏法でございますので、「他の楽器とのハーモニーだったら」、「メロディーを支える音だったら」などと言ったように【イメージを作りながら】吹いてみると、具体性が湧いてきて、楽しみながら効率的な練習を手に入れることが出来ると思いますよ!

<ロングトーンのメニューは多様(オーバーブローも入れる)>
慣れてきましたら、拍を数えながら音出しをする練習にもチャレンジしてみましょう!

どの楽曲も必ず1拍目で入る曲とは限らないのです。他の楽器のメロディの後にクラリネットが入るパターンもあります。特に低音域は準備が遅いと出だしが遅れてしまう傾向にあるので、テンポを引っ張ってしまう可能性も出てきてしまうでしょう。
どの拍でも出すべきタイミングで音が出せるように、あらゆるパターンを想定してロングトーンを行なっておくと、いきなり実践となっても安心してテンポを崩さず演奏に集中することが出来るでしょう。

言葉では、伝わりきれない部分もございますが、まずはチャレンジして自身に合った方法を探ってみてください。

次回も、音楽に関するあらゆるメニューをお伝えしてまいります( ´∀`)

次回の配信ではシャンソンやるよ!

一人の時は、ポコチャで配信しているので、ぜひ遊びにきてね♪


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