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メンバーのモヤモヤを具体的にする質問リスト

わたなべあやかです。

マネジメントやリーダーシップにコーチングスキルを活かしたい方向けに、コーチングとは何か、具体的ににどのようにコミュニケーションすれば良いかをお伝えしています。

このnoteでは
「モヤモヤを具体化する質問リスト」をご紹介していきます。

実際に皆さんの仕事やビジネスの場面で使えるような、具体的な22の質問文をお届け致します。

「具体的にする」の価値

あなたは、モヤモヤした思いを抱えたことはありますか?

  • なんか不安

  • なんか気持ちが乗らない

  • なんか変わりそう

  • なんかワクワクする

今回のnoteでは良いことも悪いことも全部含めて、
「なんか気配はするんだけど、具体的に説明できるわけじゃないんだよなー」というモヤモヤを、「それは一体何なのか。」と突き止めていく為の質問をご紹介していきたいと思います。

モヤモヤ抽象的なままだと、本人ですら扱いが難しいものです。
しかしそれを具体的にすることで、感覚の正体を突き詰めどう向き合っていくか、本人自身が取り扱えるものになっていきます。

人間は無意識で捉えているものが多い

私たちは意識化で捉えているものよりも、無意識で捉えているものが圧倒的に多いという話を以前にもご紹介させていただきました。

あなたの無意識は、呼吸のコントロールから入力情報の処理まで、多くの重要な機能を備えていますが、いくつかの不具合もあります。これらを修正することで、このシステムをより有効に活用することができます。

New Scientist "Lifting the lid on the unconscious" <DeepL翻訳>

自分の行動・思考・物事の判断基準に至るまで、無意識化で行われていることは膨大です。

その為、
「なんとなく…」
「上手く説明できないんだけど…」
というモヤモヤを、私たちは本来たくさん抱えているはずなのです。

そのモヤモヤの山へ質問を投げ込むことで、一つ一つ意識化に連れていく。
モヤモヤの山を宝の山に変えるのが「具体的にする質問」だと思っています。

ほっておくと言葉になるのは時間がかかる

モヤモヤの山は、考えるきっかけがないとモヤモヤのまま放置される為、中々意識することができません。

「一緒懸命これまで働いてきたけど、自分のやりたいことって一体なんだったっけ?」
と、自分が抱えていた課題や感情に気づくのに数年かかることもあります。

傾聴し質問することで、
モヤモヤを放置せず早いタイミングで具体的にすることに繋がります。

本人の成長という意味ではもちろん、
仕事に対してのあらゆる事象に対して、チームとしても気づくスピードが上がっていくことでしょう。


深める前に具体化する

また、
コーチングを始めてみると、ついつい深い質問をしたくなりませんか?

「あなたが人生において、大事にしているのは何ですか?」とか。
「明日地球が滅ぶとしたら、今日何をしますか?」とか。

その人のこれからの生き方を大きく揺るがすような、そんな質問を投げかけたくなったりします。

しかし、深い質問というのは、答えを出すのが非常に難しいものです。

温泉施設を始めたい!と思っていきなり地面を掘り出す人はいないでしょう。
その地質なんなのか、構造はどうなっているか、温泉はどの地層に含まれているか、事前調査をしっかり行った上で深く深く掘り進めていきます。

掘る前にまずは調査が必要です

コーチングの質問もこれと同じで、いきなり深く掘ってもそこに水脈が見つかるわけではありません。

具体的なシーンや感情を思い出しながら、その要素を細かく見ていくことで、徐々に深い思考に入っていくことができます。

具体と抽象を何度も繰り返すことでようやく、その人にとっての大切な水脈が見つかっていくのです。

具体的にする質問の利用シーン

では「具体的にする質問」というのは、どんなシーンで利用するものなのか。
3つに分けてご紹介していきます。

1. 問題をはっきりさせたい時

なんとなくモヤモヤしてスッキリしない。
なんかこのままじゃダメな気がする。
うまく行ってるんだけど、なんかこの先不安。

うまく説明できないんだけど、なんとなく自分の感覚が「OK」を出していないと思う時、それは「具体的にする質問」の出番です。

一体自分は何に引っかかっているのか、何が問題なのか。
具体的にしていくことができます。

2. 考えを整理したい時

色々あって忙しい。
考えなきゃいけないことがあるんだけど、それどころじゃない。

頭の中がごちゃごちゃしている時、そんな時も「具体的にする質問」が役に立つ時です。

何が大事なことで何が大事じゃないか。優先順位はどうか。
自分の感覚が指すものは、どれくらいインパクトのあることなのか。

物事の整理整頓に役立ちます。

3. アイデアを出したい時

なんとなくいい感じのものが作りたい。
この問題を解決するアイデアが欲しい。
企画案を作ったんだけど、なんかピンとこない。

アイデアが必要な時も「具体化する質問」の出番です。

作りたいものや、解決したい課題のポイントが整理されることで、より具体的なアイデアを導き出すことに繋がります。


では早速「具体的にする質問」の質問を22個紹介していきたいと思います。

どれも皆さんのお仕事や周囲で使えて、応用の効くものをまとめました。
一つ一つの質問毎に、その狙いも詳細に解説致します。

ぜひ、あなたのコミュニケーションの引き出しに、これらの質問を入れて頂けましたら幸いです。

具体的にする22の質問リスト

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