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私がアーティストになった、ふしぎな島の物語。
今日は、わたしがアーティストとして
生きることを心に決めた
【フィリピンの島での物語】をお話します。
絵を学んだこともない
ふつうの会社員だったわたしが、
どうして画家になったのか?
すこしだけ、わたしの物語に
お付き合いいただけましたら幸いです。
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会社に行けなくなった20代前半
2015年。当時わたしはベンチャー企業で
マーケティングの仕事をしていました。
仕事はやりがいがあってとても楽しい。
けれど深夜0時過ぎに終電で帰ることが
多くなり、心とカラダが疲弊していって。
だんだんとご飯が食べれず
あるときプツンと糸が切れたように
朝、会社に行けなくなってしまいました。
それまでカラフルだったわたしの世界が
灰色になった瞬間でした。
「このままじゃいけない・・・」
3ヶ月間の休職のうえ
退職を決意した、2017年の春。
そのタイミングで偶然
とあるご縁から、フィリピンの
「カミギン島」という地に出逢いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717660327804-yxwYDjZfhF.jpg)
そこで開催されていたのは
3ヶ月間のリトリートプログラム。
仕事を辞めてまっさらになった
自分のすべてを見つめなおしたくて
人生で初めての海外に、飛び立ちました。
このカミギン島で過ごした日々が
わたしがアートの道を生きる
大きなきっかけとなったのでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1717648830140-3BoT6EUjQ9.jpg?width=800)
神秘の島で、心の本音がきこえた
カミギン島は、エメラルドグリーンの海が
ひろがる美しい大自然でした。
透きとおった海には、
まるでアリエルの世界のように
カラフルな魚たちが泳いでいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717649063862-alU3sWTgrH.jpg?width=800)
森にながれる壮大な滝は
太陽の光に照らされるたび虹がかかり。
![](https://assets.st-note.com/img/1717649099764-wwqpATwcPt.jpg)
燃えるような夕日は
海も空も山もすべてを真っ赤に染めて
夜には満天の星空が
キラキラと美しく光っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717649153276-pqCuHgarqr.jpg)
そんなカラフルな島での日々を
ゆっくりと感じて過ごしていたら・・・
だんだんと、いつのまにか
日本で悩んでいたことも苦しかったことも
全部ちっぽけに感じられたんです。
『もし、自由に生きられるなら・・・
わたしは心のままにアートに生きたい』
それまで絵を学んだことはなかったのに
突然、わたしの心の中に
そんな想いがとめどなく湧きあふれました。
『一度きりの人生なら、思いっきり
羽ばたいてチャレンジしてみたい』って。
![](https://assets.st-note.com/img/1717660395432-2RFuTl4oGX.jpg)
現地のアーティストと出逢う
そこから不思議な導きがはじまったんです。
フィリピンのアーティストさんと
ご縁がうまれて、一緒に海沿いの壁へ
ウォールペイントを描くことになったり・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1717650097589-OzVeVvQkzW.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1717650097605-1qLmRaWOtJ.jpg)
島をめぐる観光車のペイントをしたり・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1717650169486-357BC4kjKp.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1717650169554-QQiQEZuxky.jpg?width=800)
カミギン島の人たちとの
あたたかいご縁にたくさん導かれて
自分を信じる勇気をもらえて
そこからわたしのアーティスト人生が
一歩ずつはじまりました。
カミギン島で
アート活動をはじめた頃から、
わたしが絵を描くことで
みんなが喜んだり、共感しあえたり
笑顔になれることがとても嬉しかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1718789456515-1yw7oUX7Zr.jpg)
わたしにとって
自分らしく生きられる道は・・・
『心のままにインスピレーションを
表現して、みんなが幸せになれる世界』
そんなふうに思えた
かけがえのない、大切な経験でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1718789602569-IDzoCuGcjK.jpg?width=800)
本気で生きると誓った、 あの日。
でも実は・・・日本へ帰国する直前
そして25歳の誕生日を迎える3日前に。
わたしは海で離岸流にのまれて
岸から遠く流され、溺れかけてしまいました。
浜辺の木が、米粒くらいに小さく見えて
パニックで息が吸えなくなり
泳いでいた手足が
ビリビリと震えてきて
果てしなく深い海に浮かびながら
怖くて、たまらなく怖くて
それでも必死で、陸を目指して泳ぎました。
誰も知らないフィリピンの島で
このままわたしの人生は終わるんだろうか。
そう思った瞬間、頭が真っ白になった。
「絶対に、絶対に、生きて帰るんだ!」
「神様お願いです。どうか助けてください」
生きて日本に帰ることができたら
もうこれからは自分の心に素直になる。
魂をこめて、どんな未来も乗り越えていく。
必死で、本気で「生きたい」と願った。
どれほどの長い時間を
泳いだのかは分からなかったけど・・・
あの日、無事に陸に帰ってこれた
涙と安堵感は今でも鮮明に覚えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718788963975-f86xlYHx0I.jpg)
わたしが今でも、ずっと
アートの道を歩みつづけてこれたのは
きっと、このとき誓った想いが
魂に深く刻まれているからだと感じます。
わたしがアーティストとして
本気で生きることを誓った
24歳、最後の大きな経験でした。
《世界中のみんなをHAPPYにしたい》
フィリピンの美しい島で
わたしの魂の想いに導かれたこと。
海や空や大地のエネルギーが
わたしの心に語りかけてくれたこと。
国や言葉すら超えて、
アートで心と心がつながりあえる喜び。
それはこれからも
きっと一生変わることのない
わたしの “表現のルーツ” となりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717650886016-mrXF1vvI98.jpg?width=800)
わたしのインスピレーションアートは
この美しい島への旅から、はじまりました。
心がキラキラと
美しいパワーに満ちていくような、
そんな愛にあふれた絵を
わたしは一生描きつづけていきたい。
大人も子供もみんなが
心のままに自由に感じられて
幸せな気持ちになれるアートの世界を。
ご縁でめぐり逢えた、みなさんの心に
あたたかい光を灯せることを祈っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1717659360246-XFfGrK9EFp.jpg?width=800)
現在のアート活動について
![](https://assets.st-note.com/img/1717652413863-g5YUktn9Nf.jpg?width=800)
東京での個展は、毎年開催しています。
全国各地でも、不定期ですが
ご縁がある地域で展示をしています。
最新の展示は、SNSや
ホームページでもお知らせしているので
はじめましての方も、お気軽に
お越しいただけましたら幸いです✨
あなたとのご縁に感謝をこめて。
いつかお逢いできる日を、心より楽しみにしています。
from . AYAKA. 🪐
インスピレーションアーティスト
応援いただいたサポートは、アーティスト活動費として大切に使わせて頂きます*