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はちみつ梅は1日にして成らず

梅干しが瓶いっぱいに出来た、今年の夏。

愛しい愛しい自家製梅干し。

ただどれだけ贔屓目でみても、瞳孔が開きそうなほど酸っぱい。漫画みたいな表情になってしまう。

時が経てば、まろやかに美味しくなるというけれど、甘酸っぱい梅干しが食べたくなった私は、梅干しの一部をはちみつに漬けて、はちみつ梅干しにしておいた。

そんなはちみつ梅干しを食べようと、今日その瓶を覗くと、どう見てもはちみつのかさが増え、梅干しが萎んでいる。

驚いた私は梅干しの瓶を持ち、少しその場にぼーっと突っ立ってしまった。

それでも気を取り戻して調べてみると、蜂蜜の糖分が影響するみたいだった。梅干しの持つ塩分よりも、蜂蜜の含む糖分の量が多く、そうすると濃度の高い蜂蜜の方に、梅干しの水分が流れて行く、ということらしい。

ん?

なんかこれ似たようなこと知っているぞ、、。

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かみつれ

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