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【ダニ戦記】猛烈な痒さとの戦い(実録シリーズ)

毎年この時期になると
あの夏を思い出す。

もう思い出したくもないあの夏の出来事。

それはある日のこと。

じっとりと肌に湿度が絡みつき、
日本らしいといえば日本らしい

「梅雨」という季節。


そろそろ梅雨も終わる。
夏が来る。

7月下旬。

そんな時期だった。



ある朝、目覚めると
なんだか腿がかゆいことに気づく。

「なんだ虫刺されか。」


そのときはまだ気づいていなかった。

本当の恐怖がここから始まることを・・・。


【虫刺され】

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この時期蚊に刺されることなんてよくある話。

気にも留めなかった。


のだが、
いつもと違うことに気づく彼女。


そのかゆみは尋常ではない。

とにかく【かゆい】のだ。

そしてかゆみはひたすらに続き
1週間たっても治まらない。

なんだか違和感を感じた。


(蚊ではないのではないか?)

疑念が頭をよぎる。


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その後も少しずつ彼女の身体は蝕まれていく。

日を追うごとに
少しずつ赤い跡は体中に増えていった。

猛烈なかゆみと共に。



数日後
それは起こった。

異常なかゆさを感じ、鏡を見た彼女。

そこには
彼女を一気に地獄に突き落とすものがあった。


二の腕から脇の下にかけて

両腕合わせて【10か所以上】刺された跡。

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正確にいうと18か所。

激しいかゆみが合計18個襲ってくるのだ。

もはや地獄絵図だ。



猛烈なかゆさ。

これは蚊なんかではない。



【ダニである】

彼女はそう確信した。

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とにかくかゆい。

痒い。

かゆい。

カユイ。

ユカイ。


二の腕には赤いぽつぽつが所狭しと並び、
腕がボコボコ・ボロボロだ。

見た目もひどいものだ。


クレイパックするとかゆみが和らぐと聞き、
必死にクレイペーストを作り、塗る。

確かに塗っている間はかゆみは落ち着くが、
クレイをとると途端にまた猛烈なかゆみが襲ってくる。

できるだけかゆみを抑えるために、
クレイクリームや
アロマオイルのティートゥリーの原液を塗るものの


かゆみ攻撃は
ひたすらに
執拗に彼女を襲う。

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一番楽にかゆみが抑えられたのは
「保冷剤を当てて冷やす」こと。

家にいる間は
かゆくなったら冷やすを
ひたすらに繰り返す。



週末をなんとかやり過ごし
月曜日に皮膚科に駆け込む彼女。


診断の結果
【やっぱりダニ】


「どこかでダニが大量発生して、一気に刺されたんだろう」
という。

子どもたちとも同じベッドに寝ていてこんなに刺されたのは彼女だけ。

ということは原因はベッドではないようだ。

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他の原因としては、

職場など「外にいるダニ」に刺されとしたら
「服から外の出ている部分が刺される」
ことが多いんだとか。

今回は一番の被害が
「二の腕から脇の下」なのでなんだか違うようだ。


となると怪しいのは・・・

【洋服ダンス】

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ずっとベッドばかりを犯人扱いしていて、
部屋の床そうじくらいしかしていなかった。


言われてみれば洋服ダンスは
たくさんの服が入っていて、
基本的には閉めっぱなし。


ダニにとって非常に住みやすい環境。


ということで、
【対洋服ダンス殲滅作戦】を決行することにした彼女。


ダニ殲滅と言えばバルサン。

でもダニが発生している寝室は
子どもたちも寝るのでバルサンはしたくない。

人によっては「バルサンは効かなかった」
という意見もあるようだし。


お医者さんからは

「風通しをよくして、
ほこりやごみなどをしっかり掃除すればいなくなる」

とのアドバイス。


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(掃除の国の妖精)


果たしてダニの猛攻を抑えられるのか!

乞うご期待。


もしかしたら世界のどこかで
ダニに襲われている人がいるかもしれない。

ということで懲りずに実録シリーズ始めました。

巷で話題?の前回の実録シリーズはこちら
【実録シリーズ】大腸内視鏡物語~其の1~


刺された人にはわかる。

いや
刺された人にしかわからない。

ダニの恐怖。


もうちっとだけ続きます。


綺麗道(きれいどう)


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