子どもと一緒に自宅で味噌づくりに挑んでみた
おみそのはなし。
以前の私は味噌は買うものと思っていました。スーパーにあるもの中でいろいろ試してみて、そこから自分の好きなものを選ぶ。それが普通。
そこから学びが進み、次はどんな味噌を選んだらよいか考えるようになりました。ひとつめとして余計なもの、だしとして用いられるうまみ調味料の類は避けようと。
また市販のものは、ものによっては発酵を止められている。せっかくの発酵食としての味噌なのに、発酵が止まっていたのではもったいないな。という視点で見るようになりました。
ちなみに原材料の中に「酒精」と書いてあるものは発酵が止められているサイン。密閉して安定した味や風味を消費者に届けるために必要な策です。それが悪だとは言いませんが、自分の中の判断基準として、私自身は原材料がシンプルなもの、酒精は入っていないものというのが選択基準となりました。
そして、次の段階として味噌を作るというところにきました。各地でワークショップ的に味噌づくりを体験できるところがありますので、始めはそこへの参加から始まりました。地元の味噌屋さんでいくつか参加してみて、やはり、そこのお店によってできあがる味噌には違いがあり、自分の好みに合う合わないなんてのもありました。いずれにしても子どもと参加できるところも多いので、家族で味噌を作る経験をすることが食育につながっている実感はありました。
それから今年に入り、予定していた味噌づくりもコロナの影響で中止になり、来年に向けての味噌が全くいない状況になりました。足りない分は購入していますが、全て購入品でまかなうというのもなんだか歯がゆい。
さて、どうしたものか。考えた末に、一度やってみたいと思っていた「自宅で味噌づくり」に挑戦することに。これまでもやってみようかとは思ってはいたものの、重い腰は上がらないままここまで来てしまいました。
THEずぼらママですが、ある意味コロナがきっかけで自宅で味噌づくりの扉を開くことになりました。
1、味噌をつくる
【材料】
乾燥大豆 500g
生こうじ 500g
自然塩 250g
のみというシンプルさ。
この割合だと塩分14%弱くらいの仕上がりになります。
今回のこだわりポイントは、地元産のものにこだわってみました。
全体でお高めになりましたが、はじめくらいはこだわらせていただこう。
【作り方】
①大豆をたっぷりの水に入れて一晩浸水する。
②鍋を火にかけて3~4時間程度コトコト煮る。あくがたくさん出るのでとりましょう。ゆで汁が減ったら水を足します。
③大豆が柔らかくなり、指で簡単につぶれるくらいになったら煮汁を切る。煮汁は後で使うので、全部捨てないこと。(私は別の鍋+ザルにあけました)
④大豆を人肌くらいに冷ましてからすり鉢やポリ袋などでつぶすか、フードプロセッサーなどでつぶす。
我が家は子どもと一緒にすりこぎ&マッシャーによる人力作戦。
⑤こうじと塩(あらかじめ混ぜておくとよい)を大豆と一緒によーくこねこね。固さは取り分けておいた煮汁で調整します。このとき「おいしくなーれ」と声をかけながらやりましょう!
⑥消毒した容器に味噌をしきつめる。味噌ボールを作って、空気を抜きつつ容器にぎゅうぎゅうと押しながらしきつめていく。
⑦ラップでふたをする。なるべく空気と触れないようにピッタリつけるように。
⑧重石用の袋に入れた塩をのせる。
半年から1年後くらいにできあがり。
梅雨明けくらいに天地返しといって、味噌を一旦開けて上下返します。とはいえこれまで天地返しをさぼった味噌もちゃんと美味しかったです(笑)
いつの間にか発酵部屋になったパントリーでしばし眠ります。
2、実際にやってみて
今回はビビって少量からのチャレンジ。一気にやろうと意気込んで大失敗したら目も当てられないので。
子どもと一緒に大豆つぶしからの混ぜ混ぜ。実際やってみた結果、大豆つぶしが面倒でした。大きな鍋ですりこぎやマッシャーを使ってのつぶし作業。大きなポリ袋がなかったからとはいえ、けっこうめんどくさかったです。
ずぼらーとしてはできればもっと簡単なほうがいいな。次回やるときはポリ袋でつぶす(ふむ)か、フードプロセッサーで一気にやろうかと思っています。
もし今回の味噌がうまくできたら、がっつり家で味噌作りをするようになるかしら。
おうちで味噌づくり。とりあえずできちゃいました。
出来上がりが楽しみです。
サポートしてくれなんて滅相もありません。 もしそんな奇特な殿方・ご婦人がいらっしゃった場合は、感謝しすぎて鼻血が出ることでしょう。(出なかったらすみません) そして大切なお気持ちは ”恩送り” に使わせていただきます。愉しくて温かい ”和” が広がりますように。