見出し画像

さらなる夢、文章を書くのが好きだということ(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その8)

今回は、私のさらなる夢や好きなことについて書いてみようと思います。

あなたも自身の夢や好きなことを
考えるきっかけにしてね


タイトルワードにはなってるものの、「結婚」「出産」「公務員」だけが理想のゴールではない、と以前の記事でお伝えしていました。人にはそれぞれのライフスタイルや理想があって当然です。それに、私はまだゴールしたなんて思っていません。私にはさらなる夢があります。それは、自分の思い、自分の言葉を、書いたり話したりして伝える仕事をすることです。


私が小学3年生くらいの頃、家族関係も友だち関係もうまくいかず、廃れていた時期がありました。何もかもルーズになり、学校でも家でもイケてない時期があったのです。その時も今思い返せば、一時的に感覚が鋭敏になったり、思考が止まらない症状がありました。統合失調症のタネは、小学生の頃からあったのかもしれません。

何もかもダメダメな時期でしたが、今でも忘れられない出来事があります。私が初めて「ゾーン」に入った出来事です。それは、文章を書いていたときに起こりました。

こやつもゾーンに入っているのか

ふわっと私の中に、何かが降りて、私と溶け込みました。私はひたすら、がむしゃらに文章を書きました。友だちと遊ぶとかそういう楽しさとはまた違う、深い楽しさがそこにはありました。私は無我夢中でした。まるで私じゃないみたい。私だけど、私以外の何かが、私に宿っている。不思議な感覚でした。だけど
以前から馴染みのある感覚のような気もしました。何の損得も考えず、私は書きたくて書きたくて、ひたすら書きまくりました。

それは国語の授業の中で書いた、誰かに対するお礼状でした。そのお礼状は、その後、廊下に張り出されました。先生から激励をいただき、私は同級生からすごいと言われました。さえないダメダメな私が、です。

その時から、私は言葉を書く喜びを知りました。統合失調症になってからも、ブログを書いていました。書くことは今でも私を癒し、楽しませています。文章のコンクールで賞をいただくことも、ごくたまーにあります。noteは最近始めました。

書くエンジンが止まることを知りません。言われなくとも書いちゃう。書きまくっちゃう。読み手がいなくても書いちゃう。いいね!やスキをもらえなくても、賞を受賞しなくても書いちゃう。利益がなくとも書いちゃう。求められる書き手だったら、さらにいいのかもしれないけど、私は求められなくても書いちゃう。そこに、自身の書くエネルギーへの絶対的な信頼がある。書いてる時に感じるエネルギーだけが全てを創り上げるという、絶対的な信頼。

書かなきゃヤダヤダヤダ❗️

今年の芥川賞を、重度障害者の市川沙央さんが『ハンチバック』という作品で受賞されました。以前よりももっとたくさんの障害者が声を上げる時代の到来を実感しました。今まで黙り込んでた、黙認していた、我慢していた人たちが、声を上げる。そんな時代がやって来た。もっともっと、障害者が声を上げ、自己を表現して欲しいと思う。以前のようにただかき消されてしまうやり方ではなく、できるだけ賢いやり方で。芥川賞を受賞して表現活動をするというのは、守られた賢いやり方の一つだと、私は思う。

本屋さんへ急ぎました
作品うんぬんだけでなく
市川さんの生きる姿勢に感銘です


障害者が自己表現することで、従来の働き方に縛られなくとも、仕事をすることもできるんじゃないかと思う。そういう未来もあるのではないかと思う。

私はアラフォーですが、まだまだ夢を持っています。公務員の先にも、夢を持っています。統合失調症だからと、夢や未来を諦めるのは、違うのではないか。

これまでの人生、自らの身をもって証明したかった。統合失調症でも、たくさんの可能性があることを。希望があることを。それは、誰かを励ますためでもあった。自分のためにだけではなかった。でも、今はそんな他人のため、というお世話焼きな思いはありません。結果的に誰かを励ませたとしても、全ては自分のためになるからです。

自分が満たされなければ、人を満たすことはけしてできません。自分が幸せにならなければ、人を真の意味で幸せにさせることはできません。自分が満たされていなければ、人を満たす言葉はけして書けません。まずは、自分が幸せになる。満たされる。全てはそこから始まります。

もしあなたがまだ満たされてないのなら、まずは、自分をゆっくりじっくり時間をかけて、満たしてやってください。私の場合は、すごく時間がかかりました。自分の心の声を聞いてやってください。他人の声ではなく。他人の要望ではなく。あなたの要望を聞いてやってください。

自分がそういう経験をしてきたというのもあり、絶望の淵に立たされた人が、長い年月をかけて自分を癒し、励まし、本当に立ち上がり前進するという有り様がものすごく好きです。そういう有り様を表現する文章を書き続けていきたい。

↑こんな感じよ。立ち上がる有り様が大好き。MVも好きw

今回は私のさらなる夢や書くことが好きだということを綴りました。あなたも夢や好きなことを考えるきっかけになれば幸いです。


この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?