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スペイン観光 マドリード2泊3日モデルプラン

イギリス在住5年目のあやです。
今月3月上旬にマドリードに2泊3日観光へ行ってきたので備忘録を。
現地に住んでいる友人のおすすめも盛り込み、最後に注意事項も載せてありますので、今後旅行に行かれる方の参考になれば幸いです。

ちなみにマドリードは晴れの日が多いようですが、私が行った時はあいにく雨。ロンドンの天気を持ち込んでしまったようです笑。気温もロンドンと変わらず、13度以下の日が多く、しっかりと冬の格好をして行きました。

1日目

12時ロンドン発、マドリードに16時半頃到着しました。市内のホテルに向かうために空港のバス停へ。少し分かりづらかったのですが、ターミナル2の外へ出て203番のエクスプレスバスを利用しました。市内まで€5で約40分ほど。その場で、タッチカードで払えます。

私はCibeles駅で下車し、そこから徒歩で約10分のホテルへ。着いたのが遅めの夕方だったので、この日は特に観光はせず、現地に住んでいる友人のおすすめレストランのひとつ、Mesón del Champiñóへ。

Mesón del Champiñó外観


観光客にも人気のお店で、メニューも日本語表記がありました。マッシュルームのアヒージョが有名で、美味しく頂きました。店内もとても可愛く、私が行った時はちょうどピアノのライブミュージックも。現地の友人は何回も来ているけれどライブミュージックは初めてと言っていたのでラッキーでした。

天井にもマッシュルームが!可愛い店内です。
人気のマッシュルームのアヒージョ

その後スペインといえば、タパスはしご、という事で近くの別レストラン、El Mesón del Boquerón へ。20:30過ぎで私たちの他にお客さんはいなかったのですが、レビューを見ると人気のお店で、お料理も美味しかったです。個人的には、お肉の煮込み(もつ煮込みのような感じ)が特に好きでした。
サービスでトルティージャも頂き、大満足です。


後ほど注意事項のところでも触れますが、マドリードは遅くまでやっているお店が多いので遅めに着いても安心です。

2日目

この日は朝チュロスで有名なChocolatería San Ginés店へ。


24時間やっているお店です。9:00前に着き、お店の前にはすでに列が。ですが、隣りあった建物も同じお店で席数も多く、開店も早いのでご心配なく。10分くらいで席につけました。先にオーダーしてお会計済ませ、席で待つシステムです。


ちなみにここで別のスペイン名物ポラスがあることを知り、次の日の朝また来ることを決めました。

その後、友人がおすすめしてくれたソローリャ美術館へ。カフェから何電車で30分ほどです。マドリード3美術館には含まれてないですが、お庭がとても可愛らしく有名なこちらの美術館。中の展示品も素敵でした。スペイン人アーティスト、ホアキンソローリャというスペイン人アーティストの作品が展示されています。私は特に絵画が好きなのですが、印象派が好きな人にはぜひ訪れて頂きたい美術館です。

ソローリャ美術館のお庭
ソローリャ美術館内。お家の中に、1200以上の展示品。


後ほど他の美術館にも行って感じた事ですが、マドリードの美術館はお土産がとても可愛い。かつ実用的です。これまで色々ヨーロッパの美術館に行きましたが、ここまで全ての美術館で一貫して、可愛いとココロ踊るのは初めてです。センスとか、他の美術館にはありそうですなかった感じがします。かつ、お値段も良心的。ソロラ美術館ではシュシュを買いました。
ぜひ、美術館に行った際はお土産屋さんも覗いて見てくださいね。

ソローリャ美術館で販売されているお土産の一部



話を元に戻します。ソローリャ美術館には10時半頃到着し、12時過ぎ頃出ました。美術館を出てびっくり、長蛇の列で、入るまで1時間はかかりそうな列が出来ていました。
私が到着した時も20分ほど並びましたが、待っていたのは前に10人ほど。
後述するミュージアムパスに含まれていないため、午前中の早い時間に来るか、公式サイトでチケットの事前購入をお勧めします。
開店時間は火曜〜土曜日が9:30、私が訪れた日曜、祝日が10:00です。

その後まだお腹は空いていなかったので、2軒目のティエッセンボルネミッサ美術館へ。ティッセン=ボルネミッサ男爵の個人コレクションを元に設立されたこちらの美術館は、19世紀~20世紀に収集したコレクションを中心に、約1000点以上の絵画が展示されています。ゴッホやポールセザンヌ、ピカソなど、個人のコレクションながら幅広い絵画を鑑賞することができます。

入った美術館内のピンクが印象的
ゴッホ「オーヴェル近郊ヴェセノの眺め」
ダリ「目を覚ます1秒前、ザクロの回りのミツバチのばたつきによって見た夢」


15:00頃美術館を後にし、遅めのお昼ご飯へ。日本人感覚からは遅めでも現地だとまあちょうど良いお昼時間。調べて行ったお店は席がなく、近くのレストランCervecería El Diarioへ。観光名所エリアにあることもあって、店内には人がいっぱいでしたが、空いていた席に案内してもらえました。
名物ではないと思いますが、ツナのーが美味しかった。りんごを使ったような甘めの味で、想像とは違い美味しかったです。


その後、まだ時間があるねということでプラド美術館へ。日曜は19:00まで、その他の曜日は20:00まで空いています。

絵画や彫刻など、歴代のスペイン王家のコレクション約21.000 点以上の作品が貯蔵されています。「受胎告知」や「快楽の園」など、ルネサンス期の作品も楽しめます。館内は写真撮影禁止ですが、以下に代表作を載せておきます。

「受胎告知」Museo del prado公式コレクションページより引用
「快楽の園」Museo del prado公式コレクションページより引用

私は「我が子を食らうサトゥルヌス」の作品が1番印象に残っています。

Wikiart より引用

閉店時間の19:00まで美術をたっぷり鑑賞した後、一旦ホテルに戻り、パエリアで有名なLa Taberna de Peñalver へ。予約はしていませんでしたが、1時間半までなら、と席に案内してもらいました。1時間半経っても何も言われませんでしたが。

大きいお皿いっぱいできますが、2人分です。薄いのでお腹空いていたらぺろっと食べられちゃいます。


名物のパエリアは、少し塩気が強かったです。
ちなみに席は店内の外にあるテントの中に案内されました。しっかり暖房が効いているので寒くなく、雰囲気も良い感じです。

La Taberna de Peñalver 店内


3日目

朝は2日目と同じChocolatería San Ginésですが、ポラスを頂きました。ポラスはチュロスの太い版。チュロスはカリッとしてますが、ポラスはもっちり。食べ方はチュロスと同じでチョコレートにつけて食べます。

その後は、1番楽しみにしていたソフィア王妃芸術センターへ。主に20世紀のアート作品が展示されている国立の近現代美術館です。ティッセンボルネミッサ美術館、プラド美術館と合わせてこの一帯はユネスコ世界文化遺産に登録されています。

ここの見どころはゲルニカですね。元々はプラド美術館にあったようです。

私は特に近代絵画、特にピカソやダリが好きなのでこの美術館はワクワクでした。

サルバドール・ダリ 「ミレーの建築学的晩鐘」

またラッキーなことに、私が訪れた時期はちょうどピカソの展示「Picaso 1906 The Turning Point」もやっていました。

Picaso 1906 The Turning Point
Picaso 1906 The Turning Point


お土産も、ピカソやダリのアートをモチーフにしたものが沢山置いてありました。

その後、お昼は予約していたRestaurante Las Tortillas de Gabino へ。王妃芸術センターからは離れているのですが、現地に住む友人のおすすめでもあり、どうしても行ってみたかったので最終日のお昼に。ソローリャ美術館の近くなので、予定を合わせていくのがおすすめです。(私たちの予定レストランのオープン時間的に2つまとめて行くことが出来なかったのです。)

レストランの名前にもあるトルティージャが名物のようなのでそちらと、写真でも1番最初に出てくるお店推しのマテ貝のお料理と、ロシアンサラダをメインに頂きました。

マテ貝
トルティージャ
ロシアンサラダ

マテ貝は塩気が強めでしたが、それを除けば全て美味しかったです。特にロシアンサラダは海鮮入りで、ちょっと醤油が効いたような和風の味がして、日本人の口に合います。もう一度食べたい。というか作りたいです。ワインにも合う味です。
トルティージャは中が半熟!半熟好きな私には嬉しかったです。

レストラン店内は少し高級感漂う落ち着いた雰囲気ですが、これに前菜のコロッケ、ワイン入れてひとり4700円ほど。


その後最後の観光地、サンミゲル市場へ。お腹いっぱいで特に食べられませんでしたが、基本的にスペイン料理はひと通りあります。マーケットといってもお安くはなく、観光地価格だと思って下さい。トルティージャが€20くらいするので、私がレストランで食べたトルティージャが€14なので少し割高です。

サンミゲル市場内

その後ホテルに戻り、チェックアウトして空港へ向かいました。

注意事項

マドリードに実際旅行して感じた注意事項を3点記しておきます。

ミュージアムパスを事前に買っておく

先述したように、どこの美術館もかなり並ぶので、事前に予約しておくことをおすすめします。私はプラド、ティッセンボルネミッサ美術館、ソフィア王妃芸術センターの3大美術館共通で、個別に買うより20%お得になるチケットをオンライン購入していきました。日程の指定はなく、買ってから1年間有効です。(行けるのは1美術館1回のみです)
ティッセンボルネミッサ美術館の公式サイトから購入できます。
月曜はティッセンボルネミッサ美術館は無料で訪れることができるので使えないようです。


3つ全て美術館に行く方はぜひ購入をお勧めします。

美術館無料の日時がある

上記でチラッと述べましたが、マドリードの3大美術館は無料で入場できる日時があります。以下がそれぞれの美術館の入場無料時間です。

・プラド美術館
平日と土曜日の 18:00 - 20:00、日曜日・祝日の 17:00 - 19:00

・ソフィア王妃芸術センター
月曜から土曜19:00-21:00、日曜12:30-14:30

・ティッセンボルネミッサ美術館
月曜12:00-16:00 (*月曜はこの時間帯のみしかい空いていません)

無料時間帯は結構並ぶようですが、時間の余裕がある方はこの時間を狙うのもありです。
またソフィア王妃芸術センターは1日無料な日が年に何回かあり、4/18、5/18、10/12、12/6は1日入場料は無料のようです。


ランチ・ディナーの時間に注意

スペインは、ランチ、ディナーの時間ともに日本より遅めです。
ランチは13:00過ぎ、ディナーは20:00~開始というところも多いです。私が行った、トルティージャが有名なお店Restaurante Las Tortillas de Gabinoはランチは13:30、ディナーは20:30からです。まず行く前にレストランの時間をチェックしてみてくださいね。

まとめ

いかかでしたでしょうか。今回マドリードに2泊3日しましたが、時間が足りなかったです。特に私は初日夕方に着いてしまったので、その日は観光スポットに行くことはなく、ご飯のみ。本当はアトーチャ駅やレティーロ公園なども行ってみたかったなあと思います。
芸術も食も楽しめる都市。ぜひ前もってプランして楽しんでくださいね。
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筆者に関して
イギリス在住5年目。イギリス大学院留学、ワーホリを経て、現在はスポンサーしてもらいながら、英系広告代理店勤務。マーケターとしてのイギリス生活やヨーロッパ旅行に関して執筆しています。
なぜイギリス大学院留学でマーケティング?

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