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鈍行でノロノロと北海道まで行った日【日記】

北海道に行った。
電車に詳しい友人に連れられて、北海道に行った。

新幹線すらろくに乗ったことがないレベルなので、鈍行での旅行は新鮮だ。

東京駅。
しょっぱなから盛大に迷った。
七時過ぎに出発なのに、切符の発行に手間取って、ギリギリ。迷ったから若干遅れたし。

上野東京ラインで宇都宮に向かう。
iPhone11のシャッタースピードが早すぎて、電光掲示板が撮れない。

世間様は未だ稼働していたので、普通に通勤列車。
座りたいので千円払ってグリーン車に。
お金万歳。

二時間かけて宇都宮に到着。
飛行機で行けばもう札幌に着いてるはず。

宇都宮線で黒磯へ。
以降電車のドアがボタン式に。

一時間の乗車。

ここでは待ち時間が二十分、寒い。
寒いので缶コーヒーを買った。
おしっこ行きたくなったらどうしよう。

貨物がいた。
そんなに珍しくはないか。
私にとっては珍しい。しらんけど。

エコパワー金太郎。

東北本線新白河行き。
だんだん人の気配が無くなってきた。

これは三十分くらいの乗車。
時々鳴らされる警笛がかなり良かった。

新白河。
懸念はしていたが、おしっこに行きたくなった。

東北本線郡山行き。
トイレがあった。よかった。
ゆっくり青い液が流れるタイプ。
絶対大きい音が出るタイプだと思って身構えてたから、拍子抜けした。

車内に訓練中(?)の盲導犬がいた。
触りたかったけど、触っちゃダメだ。
触りたかった。
今度、大きい犬を触れるところに行きたい。

雪。
めちゃくちゃ晴れてるのに雪が降っていた。

郡山。
ここは一時間くらい乗ってた。

オイルだ。
もしここがグラセフの治安だったら、多分跡形もない。日本でよかった。

東北本線福島行きで一時間。
ここら辺からめちゃくちゃ眠くなってきた。

因みに携帯の充電は東京駅の時点で20%とか、充電器の電池もこういう時に限ってほぼ無し。
何をするでもなく虚無を感じていた。
存外乗り切れる。

鈍行の旅に向いているのかもしれない。

仙台シティラビット5号で仙台へ。
なんだシティラビットって。
ずっと東北本線だったのにここに来てシティラビットって。

なにかの基点。

仙台。
一時間で着いた。

少し時間が開く(いうて四十分)ので街へ。
都会だ。
普通に都内だこれ。

なんかすごいタクシー。
(なんかすごいセクシー。に見えなくもない)

ごぼうかき揚げ蕎麦を食べた。
そばの神田、立ち食いの蕎麦屋。安い。

仙台でオススメの店を聞いたらここを勧められたらしい。おいしいけど、違うくない?
なんか、ほら、もっと、こう。

仙台にさよならして、東北本線小牛田行きで小牛田へ。シティラビットおつかれ。

ここも、一時間。
「こごた」って読めた人?私は読めませんでした。
おぎゅうだじゃなかった。

この間完全に寝落ち。

寒いからかディーゼルばかりになってきた。

東北本線一ノ関行きで一ノ関へ。
まさかの二両編成。
そんなに珍しくはないか。
私にとっては珍しい。しらんけど。

一ノ関。
一ノ関ってどこ?ピンとこない。

東横インの前にハロウィンっぽい木があった。
なんでこの写真撮ったんだろう?

ピカチュウがいた。なんで?

東北本線盛岡行きで一時間半。

盛岡到着。
最早寄りで駅の看板を撮る余力すら残っていない模様。頑張れよ。

いわて銀河鉄道→青い森鉄道
八戸へと向かう。
また名前が豪華になった。

そしてこの混み具合である。
徐々にすいていったからヤバかったのは最初の数駅だけだったけど。
最後の最後でこれは割と絶望的だった。

二時間揺られて到着、八戸。
めちゃくちゃ車内の暖房が熱かった。座席下から出てくる温風で、ケバブが作れそうなレベル。
流石雪国?

電車の旅なのにほとんど電車を撮らなかったので、申し分程度に撮り鉄をした。
ヒトデのマスコットが可愛らしい。

緑の森の中で、突然に生まれた青い色の木。周りのみんなと色が違うことに思い悩んでいたけれど、青い森鉄道の車掌と出会い、色が違っても自分は自分だよ、と教えられて自信を持てるようになった。

ヒトデじゃなかった。
「酷いコンプレックスを克服した木」だった。

フェリーで一晩寝たら、北海道。

朝の六時。
思ったより船室が狭かったけれど、よく眠れた。
疲労は最高の睡眠薬。

千歳線で札幌へ。
一時間。もはや一時間の移動は一瞬に等しい。

レンタカーを借りて、羊ヶ丘展望台へ。
入場料五百円。滞在時間十分。
最悪のコスパ。

「ろ」が小さい、「羊」が新しい。謎。
クラーク像は一度見てみたかったので行ってよかった。でももう行かない。
五百円取られるし。

その後、豊平峡温泉へ。

最高。
三十分くらい入ってた(と思ってたんだけど実際は一時間半入ってた)。

露天風呂が適度な緩さ。身体に入ってくる熱と、出ていく熱が同量なので永遠に入ってられる。
入湯料は千円と若干高めではあるが、クラーク像五百円と比べれば、驚きのコスパである。また行きたい。

長旅の疲れを癒した後は、お腹を満たしに二条市場へ。海鮮丼。築地市場で食えばもう少し安く食べれるよなぁとか思いながら、ペロリ。
ホタテのバター焼きも食べた。美味しすぎて写真を撮る前に無くなってしまった。

お腹いっぱいになった後はホテルに直行して爆睡。本当はそのあと新十津川まで電車で行く予定だったけど、流石に疲れが出てしまった(友人は一人で行ったらしい)。

翌日はめちゃくちゃ早起きしてしまったので、雪まつりへ。

しかしまさかの二月四日スタート。
まだ始まってなかった。一日からだと思ってた。

始まってはいなかったものの、そこそこ出来上がっていて、かなり楽しめた。

でっかいヒカキンとセイキンがいた。

雪が降り始めたので、ラーメン屋へ。

すすきのの、らーめん信玄。
味噌が体の芯に染みる。寒い中並んだ甲斐があった。
信玄だけに、甲斐ってか?クソ。

素敵な喫茶店、カフェ・ラ・クレーマイエでデザートとコーヒーをいただく。注文した後にキッチンからクリームを泡立てる音が聞こえてくる。
最高すぎ。

味も、雰囲気も、マスターも最高の店。ここは是非また訪れたい。

この後、メインイベントのライブを楽しみ、友人離脱。私は明朝出発なので余裕がある。

何を思ったかホテルチェックインを二十三時にしてしまったので、かなり暇である。
取り敢えず雪まつりをもう一周。

カキン

時計台。
北海道には何度か来ているものも、なんやかんや見そびれていた。

テレビ塔。

寄ると東京タワー。
結構この写真で騙せると思う。

めちゃくちゃ精巧などーもくんと、その隣にあったショボい雪だるまくんの対比が面白い。

結局時間を潰しきれず、ミスタードーナツへ。

それでも若干早くチェックインした。
上の画像はホテルではなく謎のスリラーカラオケ。
しょぼいフォントが微笑ましい。

人生で初のカプセルホテル。
「めちゃくちゃ自由な監獄」って感じ。

フロントのおっちゃんも親切だし、施設は綺麗だし、客層も想像より全然良い。
ただいびきがうるさい。次の機会には耳栓を持参しよう。

存外鈍行列車の旅は楽しかった。

ノロノロと進む「無」の時間はかなり楽しい。
本を読むでもなく、動画を見るでもなく、外を見ながら放心する時間は、かなり貴重だ。

ただ、自分でルートを決めるのは無理なので、また友人にはお世話になりたい。

以前沖縄のイベントにて販売した短編集をnoteでも公開しているので是非。

不定期に短編小説をあげているので、興味がある方はどうぞ。

それでは、またの機会にお目にかかれますよう。

(おわり)


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