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#1-20 「プロジェクトマネージャー」とは?

プロジェクトマネージャー(PM)歴約10年の私の持論は、「PMは問題解決屋だ」ということ。
けど、これは会社やビジネスの世界のPMとして、という前提があります。
つまり、少し狭い意味です。
この狭い意味でのプロジェクトマネージャーを「プロのPM」としましょう。

実際、私はPMP(Project Management Professional/プロフェッショナル)という資格を有しています。

プロジェクトとは「限られた時間の中で、独自の価値のあるモノやサービスを創造する活動」のことです。
「独自の価値がある」というは、ユニークであるとも言えます。

学校の行事、家族のイベント、個人的な計画など……「プロジェクト」の対象は幅広く、職業としてプロジェクトマネージャーをしていなくても、実は、ほとんどの方がプロジェクトマネジメントをしたことがある、と言えます。

そういったプロの領域以外のプロジェクトマネジメントをする人をプロの対義語として、アマチュアのPMとしましょう。
ほとんどの方が既にアマチュアのPMであると言ってよいと思います。

狭い意味で、プロのPMは「問題解決屋だ」というのが私の持論です。
では、プロもアマも含めた、広い意味でのPMは?というと、私は「ユニークな体験を作るヒト」だと思います。

印象の問題かもしれませんが「ユニーク」ってあまり褒め言葉じゃない気がしますよね。
ネガティブな意味で「変わっている」ことに対して、直接変わっているというと失礼に当たるので、「ユニーク」という言葉で曖昧に表現する、みたいな。

しかし、「ユニークな体験を作るヒト」というのにはそういった意味はなく、自分の中でユニーク、つまり、自分にとって特別なことという意味です。

会社やビジネスにおけるプロジェクトマネジメントは、利益を生むことがマストなので、最低限の人々のニーズに応える必要がある、という制約があります。

そのプロジェクトに価値があるか?を判断する人たちが多岐にわたり、かつ、客観的な判断が必要なので、ロジカルに評価されます。


「売上は赤字だけど、このプロジェクトのメンバーは毎日寝ずに頑張ってくれたので、最高の評価を与えてボーナスを奮発する、、、」
みたいなことはありません。
端的にいうと、シビアでしんどいです。


けど。
アマチュアのPMにはそんなことは求められません。
自分や、自分の身近な人がプラスだと感じられたら大成功です。

失敗しても、問題ないです。プロジェクトマネジメントの本質は失敗から学ぶことなので。

↓参考記事

老若男女問わず、誰でも「自分プロジェクト」のアマのPMとして、何かユニークな体験を作ることが出来ます。

ユニークな体験は、勉強や資格取得、旅行など、なんでも良いのです。
ユニークな体験は、きっとプラスの何かをもたらしてくれると思います。

ユニークな体験は、他にはない独自性、つまり、それまでには存在しなかった未知な体験です。未知が既知になった時、人は成長します。

成長とは、それまで出来なかったことが出来るようになること。
未知(何かを知ることが出来なかった) ⇒ 既知(何かを知ることが出来た)という”成長”です。

個人差はあるかもしれませんが、ユニークな体験って、きっと楽しいです。

ただ、冒頭の話に戻りますが、プロジェクトとは「限られた時間の中で独自の価値のあるモノやサービスを創造する活動」のことです。
プロジェクト化する以上、「限られた時間」という制約は守らなければなりません。

いつか英語が出来るようになりたい、いつか海外旅行に行きたいと思っているだけでは、ユニークな体験は作れません。

自分プロジェクトなら、期限を決めるのはです。
期限に間に合わなくても大丈夫。計画とは、遅れるものなので。

↓参考記事

間に合わなけば、また調整すればいいし、失敗したら、そこから学べばいい。

プロジェクトマネージャーは、ユニークな体験を作るヒトで、誰でもなることができる、というのも、私の持論の一つです。


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