スライドのお手入れ
トロンボーンの皆さん
スライドのお手入れ忘れずにしてますか?
もしかするといまさら聞けない!
なんて困っている人もいるかもなので
今回はスライドのお手入れについてお話していこうと思います。
■スライドのお手入れは毎回やろう
楽器を吹く前、吹いた後
このタイミングでやるかやらないかで
楽器の健康寿命は変わってきます。
5分もかからないことなので
楽器をさわる時の習慣にしてしまいましょう!
■演奏前にスライドオイルやクリームを使おう
スライドは金属同士がこすれるので
そのまま使っていると後々シャカシャカしてきます。
腕の感覚だと「なんか動かしにくいなぁ」っと感じてきます。
スライドオイルやクリームは
この金属と金属がするする動くようにする魔法のアイテムです。
・オイルとクリームどっちを使う?
使う目的はどちらも同じですが
音色の差が出る、そうです。
(実のところ私には劇的な差を…感じてはいません。)
ちなみに私は
クラシカルな本番で使うときはクリーム、
素早い動きを要求される時はオイル
と使い分けています。
■水分を取り除こう
管内に水気が残っていると錆やカビなどで楽器の状態を悪くしてしまいます。
片づけるときはクリーニングロッドやスワブを使って水分をふき取っておきましょう。
・クリーニングロッドを使うときの注意!
金属の長い棒にガーゼを蒔いて使うのですが
この時に棒の金属が露出した状態で使うと良くありません。
そしてうまく中を通さないとガーゼが団子になって…抜けなくなります。
こうなるととても厄介なので丁寧に作業することをおススメします
■スライドの取り扱いで気をつけたいこと
スライドは力をかけてしまうとすぐ歪みます。
これは構造上仕方のないことです。
とくに動かす右手は力をかけないように
手首をぶらぶらする感じで動かした方がいいです
■スライドの調子が悪いのに放置すると…
ストッパーを外した状態で手を離しても
スライドが落ちない(イリュージョン状態)
これはもう歪んでます。
楽器屋さんで調整してもらいましょう。
スライドは本来ストッパーがなければ
重力に従ってするっと落ちていくので
吹かない時はストッパーをかけるクセをつけておいた方が良いです◎
■まとめ
ボタンがいっぱいついている
精密機械のような楽器は見るからに繊細そうに見えますが
単純作りの我われも十分に精密機械です。
楽器大事にしていきましょう◎
次回(12/7日配信予定)は
広い会場での響かせ方のコツをお話ししようと思います。
イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)