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言うことがコロコロ変わる上司の対処法

組織で仕事をしていると、結構な確率で当たるのが『言うことがコロコロ変わる上司』

一般企業だけでなく、バイト先や、パート先なんかでもエンカウントした人がいるのではないでしょうか。

言うことがコロコロ変わる以外に

  • 言ってることが、前と違う

  • 自分が言ったことを忘れる

っていう亜種もいます。

私「もう○○さんってば~!この前はこう言ったじゃないですか。忘れちゃダメですよ♪」
上司「あ、ごめんごめん!気をつけるね~」
なんて、言えちゃうような関係の上司ならいいんですけど

たいてい、というか99%
何も言えなくて「ぐぬぬぬ」と唇をかみしめ、鬼の形相で我慢します。

言った通りにやったのに「なんでこんなことしたの!?」と怒られたり。

言われた通り仕事をすると「それって意味あるの?」と冷たくされたり。

「指示された通りにやりました」と勇気をだして反論してみたら、「そんなことは言ってない!!!」と烈火のごとく怒りだしたり。

もうやってらんねーYO!


長年人事をやっておりますが
結構この手の相談受けます。
そして飲み会の酒のツマミになります。

「〇〇さん、マジで言うことコロコロ変わるからやってらんないよ」
「わかるわかる!言われたことやったのに、そんな指示出してないとかありえなくない?」

なんて、笑って愚痴を言えてるうちは、まだいいのですが
心がポッキリ折れてしまって、最悪『退職』しまうこともあるので
人事としては悩ましい問題なのです。

なんとか状況を変えてあげたいと思っても、相手は上司。
下手したら企業のトップだったりする。

一筋縄ではいかないし、一度折れてしまった心を修復するのは、すごく難しい。



なぜ言うことがコロコロ変わるのか?

ボケ老人じゃないんだから、なんでこうまで言うことが変わるのか?
ホント、不思議で仕方ない。

が主な原因です。
1つずつ見ていきましょう。



① そもそも言ったことを覚えてない


そんなバカな・・・と思うかもしれませんが、本当に言ったことを覚えてないんです。
まさかの記憶喪失。


もともとせっかちな人だったり、たくさん仕事を抱えていたり、単なる加齢だったり。
記憶喪失の原因は人によりけりですが
「そんなこと言ったっけ?」という状態。

わたしも数日前の晩ご飯について聞かれると・・・ちょっと記憶があいまい。
人のこと言えないかもしれません(小声)

でも仕事と晩ご飯では重要度が違いますよね(大声)

ちゃんと覚えててもらいたいものです。



② その時に「良い!」と思ったことをしゃべっている


少し前は〔A〕が最適かと思っていたけれど、仕事を進めていくうちに〔B〕がベストだとわかった。

仕事をする上でよくあることですよね。

上司の頭の中には、○○という理由で〔A〕から〔B〕に変えた
というストーリーがあります。

でも、上司の頭の中だけにしかないので、私たちは知る余地がありません。
要するに説明不足なんです。
こっちからしたら「知らんがな」ですよ。


「〇〇だから〔A〕から〔B〕に変更になりました」って言えばいいのに。
ちゃんと伝えないもんだから
それなのに人のせいにして怒るんです。

私たちはエスパーじゃないから、上司の頭の中なんて分かりません!



③ うわ、ヤべえ・・・と思ったけど、プライドゆえに逆ギレしている


最初は本当に忘れていたのかもしれません。

でも話していくうちに
「あ・・・ヤベえ・・・言ったかも・・・。てか、言ったような気がするわ・・・確実に言った、うん」と思い出します。

ですが、そこで「忘れてました。ごめんなさい」と素直に謝れない。
どうするか

上司の心の中「よし!逆ギレで押し通そう☆」

とにかく逆ギレで押し通します。
だって今さらゴメン違ったわ、なんて言えないんだもん。

大人になるとプライドが邪魔して、素直になれなくなりますよね。
上司の気持ち、ちょっと理解できます。

でもそこで逆ギレは絶対に違いますが。
(すごく大人な皆さん、気をつけましょうね)


こんな感じで、コロコロ言うことが変わる。
振り回されるこっちの身にもなってよ。

本当は録音して、「こう言ってましたよね!!」と
水戸黄門の印籠のように突きつけてやりたいけれど
さすがにそれではクビになっちゃう。

じゃあどうする?

次に紹介する方法で、言うことがコロコロ変わる上司から自分の身を守りましょう。



指示はできるだけメールでもらう


言った言わないの争いをさけるには、文字に残すのが一番です。

上司からの指示はメールでもらいましょう

メールだと受信時間も記憶されてるので、上司も言い逃れができません。

私が出会った歴代コロコロ上司は、なぜかすぐ電話してくるんですよね。
思いついたらすぐ電話。
電話しないと忘れてしまう呪いか何かにかかっているようで。

そういう時は
「その件、メールでいただいてもいいですか」
と、かなり丁寧に、笑顔で、柔らかくお願いをいたします。


メールをくれない上司にはメモで対応


中にはめんどくさがってメールをくれない上司もいます。
このパターンが一番困る。

自分を守るためにもメモを取りましょう。

見積書とか指示書とか
自分以外も見るような書類であれば

こんな付箋を貼っておきましょう。

『日付』と『誰の指示』かは、必ず記入すること。
それ以外も、書ける範囲で具体位的に記入します。

直接書き込めるなら、書き込んでもいいですね。

上司がまたコロコロ指示を変えてきたら「メモによるとこのようにおっしゃっていましたが、変更してよろしいですか?」と笑顔で確認しましょう。

笑顔ってところがポイントですよ。

人間って鏡のようなもので
こちらが戦闘態勢で臨むと
相手も戦闘態勢で身構えちゃうんですよね。

俳優か女優になった気持ちで、大人の対応をしましょう。


言うことがコロコロ変わるような困った上司
バズーカぶっ放して撃退してやりたいところですが
なかなかそうもいかないのが組織の痛いところです。

上手く調教して、自分を守りつつ
できるだけ仕事がやりやすいように工夫していきましょう。


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