マガジンのカバー画像

双極性障害の私が司法試験に合格する話。

421
2021年に双極性障害と診断された私が、2025年に司法試験に合格するまでの話を全部丸出しにする日記です。初めの頃は苦手な数字を克服するため小学3年生の算数ドリルをやっているよう… もっと読む
運営しているクリエイター

#日記

双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

 突然、仕事に行けなくなった。

お風呂から出て、髪を濡らしたままぼーっとしている。私はこのあと何をしなければならないんだっけ?そのまま布団に入り、目を閉じるも、あれ、どうやって寝るんだっけ?当たり前にできた事ができなくなってしまった。始業時間まで、あと30分。いつもならもう家を出ている時間。どうしよう、間に合わない。涙しか出てこない。iPhoneを開いては消して開いては消して。職場の人に、なんて

もっとみる

双極性障害の私が司法試験に合格する話(355)なんにもやりたくない。

なんにもやりたくない。
なんにもやりたくない。
なんにもやりたくない。

ずっとベットの中にいて。寝ているのか起きているのかも、自分でわからないまま、1日をやり過ごす。かろうじて、薬を飲むために、起き上がる。

そうだ、新聞がたまってるはず。

日経新聞をとりに、エレベーターに乗って、郵便受けのあるエントランスまで降りる。日々の何でもない作業のはずが、鬱の今は、とてつもなくしんどい。3日分のたまっ

もっとみる

双極性障害の私が司法試験に合格する話(331)暑さにやられた。

体調悪い。暑さかな。頭がクラクラする。
 
エアコンを24℃まで下げているのに、暑い。身体が常に熱っている感じ。昨日はよく眠れたのになあ。
 
今年の暑さは、ちょっと異常です。
 
無理せず、休もう。

明日に引き摺らないように、早く寝ます。ドラッグストアに、暑さ対策グッズ探しに行こうかな。室内にいても、熱中症は、侮れない。

みなさんお気をつけて!

双極性障害の私が司法試験に合格する話(330)薬の副作用について考える。

太ももの付け根の関節が、なんとなく痛い。

なぜか肩が外れそうな感じで、ちょっと痛い。

ペンの握りすぎか、右腕が痛い。

体中、苦しいまではいかない、微妙な痛みが繰り返し、どこかしらにある。バンテリンのクリームを塗ってみたり、サロンパスを貼って寝てみたり。スーッとするのが気持ちよく、しばらく痛みを忘れる。でもまた痛む。

なんだろう。以前、整形外科に行ってみてもらったけど、だいたい、異常なしなの

もっとみる

双極性障害の私が司法試験に合格する話(328)追いかけられる夢をよく見る。

昼寝中、よく、知らない人に追いかけられ殴りかかられる夢をよく見る。夢だとわかって夢から出ようとしても出方がわからない。とても苦しい夢。

ネットで夢占いを調べてみると、どうも、このような夢を見る人は、精神的に強いプレッシャーを感じていることが多いらしい。
 
科学的根拠があるのかわからないから、話半分に、へーという感じで受け止めてはいるが、プレッシャーを感じているのは事実かもしれない。
 
最近は

もっとみる

双極性障害の私が司法試験に合格する話(327)社会観念と社会通念の違い。

人と話してみると頭が整理されるなと思う。
 
模範答案とにらめっこしていて、よく出てくる法律用語として、「社会観念上」と「社会通念上」という言葉がある。どちらも似たようなイメージなのだけれど、一つの答案で、この言葉が使い分けてあるから、何か意味が違うんだろう。
 
インターネットで調べてみると……

とのこと。
 
言葉の意味としては何となくわかったのだけれど、自分で使い分けられるかな?という不安

もっとみる

双極性障害の私が司法試験に合格する話(234)坊主デビュー。

髪の毛を乾かす時間が、試験直前、ストレスで仕方なかった。風呂上がり、疲れてそのまま寝たいのに、髪が濡れているので、寝られない。最近は暑くて汗かくので、その分、束ねた髪も濡れてしまって気持ち悪い。

てことで。

すっきりー!お風呂の時間がかなーーり短縮されました。かなり気に入っている。鬱になって、髪が洗えなくても、これなら楽ちん。最高。
 
今日は、美容室に行ったことで、リズムが崩れて、夜にかけて

もっとみる

双極性障害の私が司法試験に合格する話(323)予備試験短答式試験惨敗。

悔しかった。
 
ただその一言に尽きる。
 
問題を解きながら、成長を感じた。出題者の意図が透けて見える問題があったり、瞬時に答えられる問題があったり、自信を持って答えられる問題もいくつかあった。昨年に比べて本当に成長を感じた。
 
だけど結果は、惨敗。合格点はもはや目標点にもおそらく平均点にも届いていないだろう。昨年よりは、数点上がってはいる。自信を持てる科目もできたし、その科目は伸びていた。だ

もっとみる
双極性障害の私が司法試験に合格する話(207)お気に入りのルーティン。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(207)お気に入りのルーティン。

私は私のルーティンを気に入っている。

朝6時に起きて、憲法の判例百選を声に出して読む。ブラウンの電動歯ブラシで歯を磨く。コップいっぱいに水を汲み、がぶ飲みをして、最後の一口で薬を飲む。シャワーを浴び、スキンケアをして、ほんの少し、CHANELの香水を振りかける。デニムを履き、黒いシャツを羽織る。毎日同じ。下着も靴下も同じものを2セット買って、毎日同じ着心地に揃えている。

朝7時20分に、自転車

もっとみる
双極性障害の私が司法試験に合格する話(164)

双極性障害の私が司法試験に合格する話(164)

私は感情的な生き物すぎて。

身体が追いつかない。一問解けないだけで、歯を砕きそうなほどにイラついたり、悔しさで涙が込み上げてきたり。そうかと思ったら、新しい目標を見つけて、追い風のヨットに乗ったみたいにぐんぐん進んだり。また、ヨットが沈没して、海水飲んでアワアワしたり。

でもこれが私なのだから、仕方ない。乗り物は選べないレースに産み落とされたわけで。そのまま走らなきゃならない。

こんな特性を

もっとみる
双極性障害の私が司法試験に合格する話(158)

双極性障害の私が司法試験に合格する話(158)

朝、初めて、論文問題を解いてみた。めちゃくちゃ難しかったけど、テキストを振り返りながら、つぎはぎでなんとか書き切った。間違いだらけなのは承知だけど、今持っている私の力がどれくらいかということがよくわかった。
 
あと私は下手くそだけど、文章を書くのは好き。自分のやったことが形に見えると安心する。この司法試験の勉強は、人に事実や想いを伝えるには、とてもいい勉強だと思う。日本で一番難しい資格なのだから

もっとみる