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あやりんの”さくらんぼ狩りマニュアル”

好きな食べ物はなんですか?

と聞かれたら、胸を張って

「さくらんぼですっ!!」

と答えるさくらんぼマニアのみなさま。
お待たせいたしました。


まさに、第一声で さくらんぼですっ!! と答える私が、満を持してさくらんぼ狩りマニュアルをつくりました。


前段は私のさくらんぼエピソードを語っておりますので、手っ取り早くマニュアルが読みたい方は、後半からお読みくださいね(*^^*)


■私のさくらんぼステータス

好物はさくらんぼ。
ただし、さくらんぼデザインには興味がなくもっぱら食べる専門。
フォレノワールやチェリーリキュールなど、さくらんぼが使われた加工品にも飛びつきます。
知り合いはほぼ、さくらんぼを見かけると私を思い出してくれるそうです(笑)


■さくらんぼ狩りの歴史

今でこそ佐藤錦が一般的になりましたが、昔のさくらんぼは暖地桜桃かナポレオンでした。

今を遡ること30年ほど前。
山梨県にさくらんぼ狩りバスツアーに参加しましたところ、敷地の殆どが暖地桜桃かナポレオンで、他の参加者は実が大きめで真っ赤なナポレオンに飛びついていました。

しかし、私は見つけてしまったのです。
当時珍しかった佐藤錦の木を一本だけ。


色も薄くて一見美味しくなさそうな佐藤錦を食べている人は、1人もいませんでした。
私がそこで佐藤錦を楽しんでいると、園の方が両手にたくさんのナポレオンを抱え、血相を変えて飛んできました。


「これ美味しいから食べてください!!」

両手にナポレオンの山を渡されましたが、そんなことをしても無駄です。
私は渡されたナポレオンをハムスターのように一気に口の中に押し込むと、口直しに再び佐藤錦を摘み取るのであった(*´ω`*)


そこから毎年さくらんぼ狩りに行きました。
関東住まいなので、山梨県行きのバスツアーを利用して。
次第に佐藤錦がメジャーになってゆき、時代は普通に佐藤錦のさくらんぼ狩りを楽しめるようになってゆきます。


山梨県のさくらんぼは、気候柄6月でおよそ終わりますが、山形県のさくらんぼは7月迄食べられることを知り、俄然山形県に行きたくなった私は、ついに山形県へさくらんぼ狩りに出かけました。

元々山形県の食べ物が大好きでしたので、それ以来さくらんぼ狩りのメインは山形県になりました。



■さくらんぼを食べる頻度

さくらんぼ狩りではその日しかさくらんぼを食べられません。

スーパーのさくらんぼも良いのですが、より産直の高品質なさくらんぼを楽しみたくて、毎年色んなさくらんぼ園の通販をしまくりました。
さくらんぼが出回る時期には、常に冷蔵庫の中にさくらんぼがあるという、幸せ過ぎる生活です。



■とあるさくらんぼ園との出会い

しかし、ふとスーパーで見かけたのが、7月下旬のさくらんぼ。

流石の山形県でも、7月半ばくらいでさくらんぼは終わるのにと思ってパッケージを見ると、そこには北海道産の文字。

(✽ ゚д゚ ✽)北海道でもさくらんぼ採れるの?!

調べまくった結果、とある北海道のさくらんぼ園を見つけました。
通販してみると、一粒一粒がびっくりするほど巨大なさくらんぼが届きました。

(✽ ゚д゚ ✽)え、スーパーのさくらんぼが赤ちゃんに見えてくる···


佐藤錦どころじゃない、聞いたこともないような変態的なまでの豊富な種類のさくらんぼが採れる、楽園みたいな所です。

何年も通販して色んな種類のさくらんぼを食べましたが、同封のパンフレットによるとどうやら現地にさくらんぼ狩りに行けばもっと多くの種類が食べられるらしい。。。

そして一昨年遂に、念願の北海道さくらんぼ狩りを決行。初めて見る品種のさくらんぼたちに大興奮でした。

また来年も行きたいな。心からそう思いました。


時は過ぎ、翌年も通販するべくその園のホームページを開いたところ、短期求人の文字が飛び込んできました。
毎年見ているホームページなのに、その文言に気づいたのは今年が初めて(笑)
フォーカスしていないものは見えないとはこれ如何に。

一瞬悩みましたが割りと即決で申し込み、昨年の夏はその園の裏方体験をしてきました(✽ ゚д゚ ✽)!!!

(^ー^)毎日朝から晩までさくらんぼに囲まれる生活!
幸せすぎました。

★あやりんのさくらんぼ狩りマニュアル★

昨年、農業体験は超初心者でしたが人当たりだけはそれなりに良い私。なんと昨年はバイト期間の半分くらいは、お客さんの立場だった、さくらんぼ狩りコーナーの案内人をさせてもらいました。

その時に学んだことと、長年培った客としての知識を総動員して以下、さくらんぼ狩りの際に知って居たら嬉しいぷち情報を以下に書いてみます。

①服装
あやりんのオススメ→
長袖長ズボン、帽子があればなおよし
・素材は涼しいもの
・色は青系か白などの薄い色
・靴も土の上を歩けるもの


これは、どんなさくらんぼ園に行くかで違うのですが、基本的にさくらんぼの木は背が高いことに加え、お日様が当たる上の方が熟れやすく甘いです。
つまり、脚立が置いてあってそれに登ってさくらんぼを摘むことになる可能性があります!
スカートだと下からパンツが見えちゃう(笑)

長袖がオススメなのは、脚立に乗ったり枝の間に手を伸ばしたりした際にかすり傷を作らないようにとか、虫に刺されないように、などのためです。
また、例え6月であっても、さくらんぼ園は高確率でビニールハウスになっているので、蒸し暑いです。

また、靴は脚立に乗ったり土の地面を歩いたりしますので、ヒールや脱げやすいサンダルは避けた方が無難かもしれません。あと、高級な革靴も。

服の色にも言及していることにも理由があります。
私がバイトをしたさくらんぼ園は、山一つさくらんぼ園のような環境だったので、蜂やらトンボやら色々飛んでいました。
青というのは本来自然にはない色だそうで(空や海の青は光の反射でそう見えている色になるそうです)、また黒系に蜂が殺気立つ点からも、個人的なオススメは薄い水色ですかね。
茶色いスカートのお姉さんに蜂が付き纏っていたので、木や巣の色に似ている茶系や黄色系もお勧めできません。

②食べ方
あやりんのオススメ→
・口に入れる前に必ずさくらんぼのお尻を見る
・どの品種を食べるのかを確認する

さくらんぼは雨に弱いです。雨に当たってしまったさくらんぼはあっという間に黴びます。それが、さくらんぼ園がビニールハウスになっている理由なのですが・・・
さくらんぼは地面側から黴びますので、下から摘む場合は黴びに気が付きやすいと思いますが、裏側が黴びて居たり脚立に乗って摘む場合は下が見えなかったりするので、口に入れる前には必ずさくらんぼのお尻(軸と反対側)を確認するのがオススメです。

また、品種によって熟れている状態が違います。
一番メジャーな佐藤錦は、黄色味が強くても完熟だったりします。
見分け方は、実に透明感があるかどうかです。
最近メジャーになりつつある紅秀峰は、大きくふくらんで真っ赤になっているものが完熟です。
私がバイトした園には、黒いさくらんぼの品種が幾つかありましたが、黒いさくらんぼははじめに真っ赤に色付くので、勘違いして食べると硬くて酸っぱくてとても食べられません。黒い品種のさくらんぼは一見真っ赤で美味しそうなのですが、真っ黒になったものを食べてください。
さくらんぼ狩りに入る前に、園の人にどんな品種が食べられるのか、完熟の状態はどう見分けるのか、しっかり教えて貰うと楽しめます。
私が案内人をした時は、畑のオススメの木と熟れた実の見分け方を案内して居ました。さくらんぼマニアなので、嬉々としてさくらんぼの話をしましたよ(笑)

③実のもぎかた

これに関しては、園によって案内が異なります。園の方針に従いましょう。
ただ、割とどの園でも、軸を残さず軸ごと取ってくださいと案内されることが多いように思います。軸は、地面に対して垂直にちょっと持ち上げてあげると、ポロッと取れると思います。
特に、自分で摘んで持ち帰れる場合、量り売りなので軸は外してなるべく実だけ計りたいところだと思いますが、軸が外れているとそこから黴びやすいので軸はつけておくことをお勧めします。

その場で食べる場合は、実が割れているさくらんぼも結構お勧めです。完熟状態でかなり甘いと思います。ただし、実が割れていると黴びやすいので、黴びて居ないかはよくよく確認してください。また、雨に当たって割れている場合は黴びたり水っぽくなって美味しくないので、雨の日はなるべくハウスの真ん中でさくらんぼ狩りを楽しむのが良いと思われます。
量り売りで持ち帰れる場合は、割れているものはすぐに傷むので避けた方が良いです。ただし、さくらんぼは他の果物と違って追熟はしませんので、青い実を採るのも避けた方が良いです。食べごろの綺麗な状態の実を、軸を残したまま摘むのがお勧めです。
また、さくらんぼは朝イチが一番甘いので、午前中に行くのがお勧めです。

④摘んで量り売りで持ち帰る際のコツ

上記で理由を色々書いて居ますが、まとめると
・熟れた実を選ぶ
・割れなどのない綺麗な実を選ぶ
・必ず軸はつけておく

以上です、もちろん、その場で食べる場合は割れていても双子ちゃんでも美味しく食べられますし、さくらんぼは摘みたてが最も美味しいので!!!
できればその場で美味しく食べることに集中するのがお勧めですよ!


⑤注意点

さくらんぼを食べるに当たって、知っておいて欲しいこともあります。

・お腹をくだしやすい
・胸焼け、尿意をもよおしやすい

さくらんぼ狩りは、食べ放題であることが多いです。しかも昔と違って、最近は佐藤錦が一本だけ、みたいなことはなくかなり豊富に食べられる環境になっていると思います。
そして、さくらんぼはあんな小さな見た目に反して、かなり水分や糖分が多いのです。
まぁ、私の食べ方が変態的なせいかもしれないのですが、私は過去にさくらんぼの食べ過ぎで胸焼けしたことがありました(笑)
水分でもお腹がたぷたぷになり、また人によってはお腹がゆるくなったり最悪下したりしますので、緩くなりやすい方は、様子をみながら食べる方が無難です。
ちなみに私は変態的な量を食べて水分でたぷたぷになり胸焼けをしても、お腹は緩みませんでした。


■いろいろ書きましたが

さくらんぼ狩りに行かれる方に、役立つ内容になっていましたら嬉しいです。
他に聞きたいことや、実際に行って参考になったことなど、コメントをいただけたらとっても嬉しいです!
楽しんでいってらっしゃい♫🍒