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【私の働き方実験】コンデションを整えたら、働くことの効率と満足度を上げられるか?|Aya #研究報告書

この記事は、あたらしい働き方LABの研究員として行う「私の働き方実験」
『コンデションを整えたら、働き方の効率と満足度を上げられるか?』の最終報告書です。

6か月間の実験期間がとうとう終了しました。
今回は11月の振り返りと、実験期間全体を振り返って最終報告をしたいと思います。


11月にやったこと

現在参加中のアートプロジェクトで11月の半ばからアルゼンチンのブエノスアイレスに約20日間行ってきました。そのあたりの違いも含めてあげてみます。

🎄食事

日本:旦那さんにお任せした食事です。タンパク質を先に食べて、野菜を多めにとる、小麦・牛乳は少なめを心掛けることを継続

アルゼンチン:小麦・牛肉(普段日本ではめったに食べない🐄)がメイン。
好き嫌いはないのでおいしくは食べられるものの、小麦が続くことで2,3日目で若干胸やけが・・・。お米が恋しくなりました。
とはいえ、消化が悪いとかお通じが・・という問題は特になし。これはちょっと意外なことでした。

アルゼンチンの食生活で最も驚き、影響を受けたのが夕食の時間帯です。
子供も含めて夕飯を食べ始めるのが22時!遅い!!
食事の際はもちろんアルコールも飲む、そしてみんなよくしゃべる・・・
食べ終えて家に帰ると日付を超えているなんてことは、日常茶飯事。
お酒好き&飲める私でも、なかなかキツイ毎日でした💦

変わらず続けられたのはサプリを取ること。
長時間フライト、時差ボケ、季節ワープ(冬⇔夏)など、具合が簡単に悪くなりそうな環境でも、体調崩すこともなく元気にやり切れたのは、栄養だけは取り続けられたからかも、と思っています。

🎄運動

日本でもアルゼンチンでも、筋トレはおろか、ダンスのレッスンすらほとんど行けませんでした😭
仕事、渡航の準備、アートプロジェクトでできた人脈を温めたり展開したりで忙しく、運動が完全に後回しに・・・
移動することが多かったので、歩数だけは高水準をキープし、11月の平均歩数は11,494歩🚶‍♀️🚶‍♀️
歩くことが唯一の運動でした😅

🎄睡眠

日本:寝る前に考え事をしてしまったり、思いつて調べ物を始めてしまったりで、寝るのが遅くなりがちでした。
アルゼンチン:環境の変化がありつつ、1日やり切って帰ってから仕事で、寝るのは遅くなりつつ、翌日は8時過ぎには迎えが来るスケジュールで睡眠不足続きでした💤
10月 平均就寝時間:6時間19分  平均睡眠時間:5時間12分
11月 平均就寝時間:6時間17分  平均睡眠時間:4時間51分

🎄実験期間中の主な投資(金額)

実験期間中の金銭的な投資について、大まかなところをリストアップします。※実験前から利用しているものは除く

アプリ
・あすけん ¥480/月
・muute        ¥5,000/年

毎日記録をして、集計数値を見ることで、現状を客観的に把握することができた。
感情をキーワード3つで選ぶ記録だと、簡単にその日の自分の気持ちを振り返れて便利。それが週ごと、月ごとのインサイトでまとめられているのも、可視化しにくい感情を見ることができて、面白かった。

栄養
・分子栄養学講座 ¥5,500
・分子栄養学カウンセリング ¥52,800
  (70項目以上の血液検査、栄養解析レポート、医師による診断5回)
・医療用サプリ   ¥23,320/月

自分の状況を科学的に可視化でき、医師や栄養士からのアドバイスへの納得感が大きい。
誰かのための健康法ではなく、自分に必要なものがピンポイントでわかることも納得感と信頼感につながる。
3か月後の血液検査の結果、どう変化しているか楽しみ。

運動
・パーソナルトレーニング ¥7,700
・InBody         ¥330

自分の体の状態を聞き取り、実際に触って指導してもらえる。
できていないことに対して、ちゃんと叱ってくれることも貴重。
パーソナルトレーニングのセッション時間だけでなく、それ以外の毎日の生活で自分で継続していく必要があり、ここが習慣にできるかどうかが有効性に大きく影響。
先生にこだわりちょっと通いづらい場所だったことと、日常生活に落とし込み切れなかったことで、効果を出し切れなかった(反省)


全体的にコンディションを整える活動に注力はできませんでした💦
でも、1日1日はとても濃かったと思います。
朝起きて、仕事、散歩、お風呂に入って寝るという、通常パターンの1日とは全く違い、仕事をできるだけ短い時間で終わらせ、人と会ったり、次のことを考えたり、頭までフル活用して過ごす、青春みたいな期間だったといえるかもしれません(笑)
アルゼンチン滞在中は、毎日疲労困憊で、食事の記録、ジャーナリング、コンディション管理表を付けることもできませんでした😭

キャリア資産はどうなった?

半年間、キャリア資産の推移を振り返ります。

キャリア資産診断結果 7~12月

7月と12月の結果を比較してみると、以下のことがわかりました。
全体的な数値は3カテゴリーとも増えている
 変化が一番大きかったのは変身資産
数値が減った項目は、精神的健康 (-1.3) のみ
 自分自身で自覚する変化はあまりない
大きく増えた項目は、身体的健康とコミュニティ
 取り組んできたことなので、うれしい変化

この実験で初めてキャリア資産という考え方を知りましたが、この指標を持って毎月の変化を観察するのは、面白かったです。
一般的に数値化・可視化しにくい評価項目が数値化・可視化され、実感と比較してみることで、自分で気づきにくい心の奥底の気持ちがあるのかもなど、より広い視点で自分のことを振り返ることができました。
実際に活動したことが数値に現れるのを見れると、より自信になったりもしました。
機会があれば、引き続き使ってみたいなと思います。

実験期間を振り返って

最終報告書として、ハリーさんが用意してくださった、3つの問いに回答しながら振り振り返りたいと思います。

🎁視点1:自分にとって新しい働き方につながったか?

つながりました!
コンディションを整えるこの実験が直接というわけではありませんが、研究員としてあたらぼコミュニティに参加し、ウェビナーやイベントに参加したこと、他の研究員の活動を見聞きして刺激を受けたこと。2期ではオンラインで会う機会しかなかったですが、3期ではポート掛川指定企画に参加することで、現地へ行ってほかのメンバーに実際に会って話したり一緒に活動することができました。やっぱり実際に会ってご飯を食べたり、一緒に何かをするって、大きなことで、コミュニティや人間関係のつながりには必要なことだな、と改めて実感します。

また、自主企画応援制度の対象に選出していただき、定例会に参加できたことは特に大きかったと感じています。
バックグラウンドの全く異なるメンバーのそれぞれの活動報告を聞いて、自分のことより続きが楽しみになったり、第三者視点で質問を投げかけてくれたり、コメントを頂けたりしたことが、自分の経験、考えや気持ちを言語化するとてもいい機会になったと思います。
選出していただき、ありがとうございました!
一緒に定例を過ごしてくださった皆さんに、本当に感謝しています✨

🎁視点2:数字化/見える化はできないか?

数値化・見える化は、この実験に取り組むにあたり、私自身も課題としてきました。
定義編はこちらから↓

実験期間につけてきた記録を振り返りたいと思います。

コンディション管理シート 全期間

0%は記録できなかった日として除いてみると、以下のことがわかります。
・最近、効率度は安定して90%が続いている
・最近、疲労度が低い水準で推移している
・充実度はそれほど大きな変化はないが、安定して推移している

10月以降、仕事はギュッと圧縮して取り組んで時間の余白を作り、その時間でやりたいことに取り組めているから、かなと思います。
仕事時間が少なければ疲労がたまる時間も少なくなります。

ただ、仕事自体を充実させられているか、という視点だと、まだ工夫できる部分があるとも思います。
そうすると仕事時間はもう少し確保する必要が出てくる気もしていて、総量を減らして、残した仕事を充実させる、というような転換も必要になりそうです。

🎁視点3:運転席に座ってみて / 座ろうとして変わったことは?

3つあります。
①「自分の可能性に制限を設けない」の意味が実感としてわかった
②自分のできることに、自信を持てるようになった
③プロジェクトを持つことの意義に気づけた


「自分の可能性に制限を設けない」というのは、経営心理士の藤田先生が毎回おっしゃることで、言葉では十分わかっているつもりでした。
でも、自分の今の状況、この年だから、結婚しているから、こんな仕事をしているから、とか、やったことがないから、資金がないから、やり方がわからないから、みたいなことを理由に、「自分にはできない」と諦めてしまっていた部分がやっぱりあったな、と今となっては思うのです。

でも、あたらぼに参加する中で、自主企画応援制度に応募したら、選出しもらえ、アートプロジェクトに応募しよう!と決意して応募したら、選出してもらえ、チャンスをもらえたのです。
応募すること=自ら挑戦すると決めること を後押ししてくれたのは、あたらぼのコミュニティの在り方だったり、参加する人たちが自由に活動する姿を見たことに他ありません。


これまでそれなりに経験を積み重ねたり、資格を取ったりしてきたものの、自分のできることに自信が持てずに来ました。
上には上がいるし、と引け目に感じることも多くて、「できます」となかなか言えなかったり。
でも、実験期間を通じて、自分のできることで、多少なりともほかの人に貢献できたり、人を喜ばせることができたと感じ、少し自信が持てるようになりました。
また、「できるといったことは、全部1人で、完璧にやらねばならい」という呪縛のような思い込みが解けて、「他の人と一緒にやればいい、できないことはできる人にお願いすればいい、完璧でなくてもいい」ということを実体験を通して気づけました。
考え方を転換できたことは、自分の可能性を更に広げると感じていて、前までは「とても無理」と早々に諦めたことも、「形を変えれば、方法を変えれば何とかなるんじゃないか?」という視点で挑戦できる気がしています。


やりたいことはプロジェクトとしてとらえると、ワクワクして取り組める、というのは、ずっと昔に何かの本で読み、その通りだ!と思っていました。
でも、これまで自分がプロジェクトとして打ち立ててきたものは、ずいぶん規模の小さいものばかり・・・確かに少しは生活が変わったり、意味のあるものではあるものの、ワクワクするとか、他の人に影響を与えるとか、そういうものではありませんでした。

アルゼンチンで、移動のタクシーの中、アルゼンチン歴の長い通訳のまみさんが教えてくれたのですが、「アルゼンチンの人は、仕事とは別にプロジェクトを持っている人が多い」ということ。
それは、写真を撮るとか絵を描くとか、お金を稼ぐとか生活を良くする実利的なこととは離れた、自分が楽しむためのことであったり、障がい者の施設でボランティアをするとか、貧困で困る人に食事を提供するという社会に貢献するプロジェクト。
アルゼンチン自体、経済的には危機的な状況で、決して暮らしに余裕がある状況ではないのに、当たり前に人生を楽しんだり、社会貢献したりしているということ。
この話を聞いて、自分にとって幸せに暮らすことってどういうことかを忘れずに、やることを選んでいきたいな、と改めて感じました。
人生の運転席に座って、もっと積極的にどこを走るか、誰と走るか、どこに向かって走るかを、ワクワクしながら選んで運転するってことだな、と思っています。

※アートプロジェクトの詳細については、近々市のHPなどで公表されると思います。いろいろな経験をして、たくさんの方と交流してきた様子、ぜひご覧ください✨


まとめ

今回の実験を通じて、肉体的なコンディショニングは、引き続き取り組んでいく課題であると感じている一方、精神的なコンディショニングは、ずいぶんできたのではないかと思っています。そのおかげで働くことの効率や満足度も上がってきています。
まずは最低限、体調を崩さずキープしつつ、年を重ねた時に「ここが痛い、あそこが痛い」と毎日病院通いをすることなく、最期の時まで自分の足で好きなところに行き、好きなものを食べられる自分でいられるよう、コンディショニングを続けていきたいなと思います。
最後まで見守ってくださった皆様、ありがとうございました!


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