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大学受験専門塾の立ち上げの全体像⑤〜オンライン集客編〜【大学受験塾開業#10】

こんにちは!
塾開業のサポートやFC展開をしているアクシビジョンの朝倉です。

今回も大学受験専門塾の立ち上げの全体像を書きたいと思っています。パート①②③④はこちら!全体像と言いながら長いシリーズになってしまいました。。。

前々回までで、指導モデル、立地・物件、教室長・講師採用と話をしてきました。前回は集客の中でもオフライン集客について書きました。今回は塾全体でもそうですが、大学受験塾では最も大切な「オンライン集客」について書きたいと思います。

今回の記事を読んでいただくと、大学受験塾のオンライン集客の全体像が掴めて、何に注力しなければならないかがわかります。また、今回は開業する方にとって力をどこに入れるかも書きたいと思っています。

塾のオンライン集客はどんなものがあるのか?

まずは塾のオンライン集客についてです。種類としては下記があるかと思います。

  • 自社HP

  • 広告用LP(ランディングページ)

  • ポータルサイト

  • ブログ、オウンドメディア

  • SNS

  • YouTube

  • SEO対策

  • MEO対策

  • リスティング広告

  • SNS広告

などかなと思います。オンライン集客は多岐に渡るので、全てを実施する必要はないかなと思っていますがかいつまんで記事にしたいなと思います。

自社HPについて

HPはWEB上の顔です。HPがない塾は最近ではほとんどないかと思いますがないとなればすぐにでも作った方がいいでしょう。

HPはあるのが当たり前、ないと不安がられるという媒体になっていますので、その状況で自社HPで何を重要視することがよいでしょうか?

基本的には情報を全て出す

ということです。自社HPを見てくれるという方は基本的に◯◯塾をどこかで知って、その塾に興味を持って調べてくれているという方ですのでしっかり情報がないとそこで興味を失ってしまいます。

ひと昔前はあまり情報を出さずに問い合わせに繋げるみたいなことを言われていることもありましたが、今はHPを見ればその塾のことが全てわかるぐらいの気持ちでコンテンツをたくさん作っていった方がいいでしょう。

また、新規開校する場合は塾長の紹介をできるだけたくさん載せておくことが大切です。塾長は開業し始めの塾の最も強いコンテンツですので、この先生なら信頼できそう。成績あげてくれそうということをどれだけHP上で伝えるかが重要になっています。

オーナー教室長の場合は自分の経歴、実績、熱意をできるだけ出して説明することが大事です。サービスの内容よりもそこを一番に考えてHP作りをすることが大事です。

顔や名前を出さないというのは絶対にNGです。サービスの内容より人で購買を決めるという人も多いですので、自分を一番の商品として出してもらえればと思っています。

社員や学生講師もできる限り載せる(載ってくれないなら採用しないぐらいの気持ち)ようにしていきましょう!

広告用LP(ランディングページ)について

LPというのは1枚もので、その塾の内容を表したページのものです。アクシブアカデミーであれば、こちらのような感じ(2022年の冬期講習のLP)

その塾のターゲットなどを明確にして、この1枚で良さそうと思わせることが大事です。このページは基本的に検索に引っかかりにくいため、広告からこちらのページに流入してもらいます。

冬期講習を探しているという人に広告を表示して、冬期講習の内容だけを訴求して、問い合わせを出すという考え方です。自社のHPを見てくれる方のように、自塾を知ってもらえてないため1枚で塾のことを伝えて行く必要があります。開業時はあまり必要ないかもしれませんが、開業当初は初期販促としてWEB広告を実施していくことは大事ですので、このようなページは作っておく方がいいでしょう。

ポータルサイトについて

塾業界でもポータルサイトが複数あります。私が知っているものとしては

  • 塾ナビ

  • テラコヤプラス

  • 塾シル

  • ベスト塾ガイド

  • ジュクサガス

などです。その他もあるかと思いますが上記が多いかなと思います。この中で圧倒的に問い合わせが多いのは「塾ナビ」になります。塾ナビしかほとんど問い合わせ来ないなーという感覚でもあります。

ただ、最近はサイバーエージェントさんがやられているテラコヤプラスの問い合わせも増えてきました。アクシブアカデミーのページに口コミが増えてきたからかもしれませんが、2番手としてはテラコヤプラスだなと思っています。

塾ナビは3拠点以上の塾は問い合わせ1件につき4000円(税抜)の費用がかかり、大体10〜15%前後で入塾を獲得できます。塾ナビさんに聞くとそれぐらいが良い数字と言われました。ですので、3万円〜4万円の販促費で1件入塾を獲得できるので入塾単価としては高いものではないと思います。

塾ナビの問い合わせはなかなか繋がらないということで、微妙な販促媒体と考えられる学習塾企業様も多いようですが、しっかり繋げることを意識すれば効果があるものですので登録することは必須かなと思っています。

その他のポータルサイトの解説も今後は描いて行きたいなと思いますので、知りたいという方はコメントやTwitterのDMで連絡ください。

ブログ、オウンドメディアについて

このnoteのように外部でブログを作る場合や自社HP内でブログを書く場合や別サイトを作って大学受験の情報サイトとして作るという形のものです。

ブログやオウンドメディアはSEO対策などにも効果があるので、受験に関する情報発信をし続けることは非常に重要です。

ただ、オンラインという特性上、なかなか自塾に通える範囲の人が見ているかがわからないということもあるので、開業したての方が実施するとすると日々のサービス内容を公開していくということが最も効果があるでしょう。

自社HPのところでも書きましたが、オンラインでできる限りその塾のことを調べるという方は多く、そこの教室長はどんな人かをしっかり見てこられます。

ですので、日々どんなサービスを提供していて、どんな人がやっているのかをブログにして発信することは非常に大事です。これで集客をするというよりも◯◯塾について知りたいと考えた人により知ってもらえるように情報を発信してもらうのがいいやり方です。

SNSについて

こちらは最近では重要視されている媒体です。ブログもそうですが、継続が何よりも重要な媒体でもあります。受験の情報や勉強法などを発信していくことが大事なのですが、一番大事なことは

オーナー・塾長個人を知ってもらい、ファンになってもらうことです。

ですので、塾のアカウントというよりも、個人のアカウントの方が良いです。営業・広告というよりも自分自身のことを発信したり、いつも生徒や保護者に伝えている受験や勉強法の発信を常に行っていくことが大事です。

SNSは拡散力がある媒体ですので、ファンになってもらえればどんどん拡散して認知が広がっていきます。また、Googleではなく、SNSで検索するという感覚にもなってきています。その際に自塾の塾長がどんな人なのかがわかることで問い合わせがしやすくなっていきます。

学習塾は飲食店、美容院、プライベートジムのようにSNSがメインの集客媒体になっているということはまだないですが、今後はなっていく可能性がありますし、大手がやりにくい施策でもあったりします。塾長のパーソナルな部分を発信してファンにするというのは個人塾の強いところですので、SNSはぜひ活用してもらえればと思います。

YouTubeについて

これは大学受験で高校生たちがたくさん見ているという媒体でもあるので認知度アップには効果はあります。ただ、最近では大学受験情報を配信するYouTuberや塾も多くなってきているので、開業したてで効果を出すのは非常に難しい媒体でもあります。

ですので、開業したての個人塾では生徒や保護者に伝えたいことを配信して、生徒や保護者にその動画のURLを見ておいてくださいと送るのが良い活用方法だと思います。

また、地域の高校の内容など非常にニッチでピンポイントの情報配信も良いと思います。再生回数は回らなくてもいいので、それを調べた人には興味を持ってもらえるという動画を作ってもらえるといいと思います。

ただ、手間もすごくかかるのが動画なので、開業当初はやらなくてもいいかなという媒体ではあります。

SEO対策について

SEO対策とはGoogleなど検索エンジンで上位表示することになりますが、これは素人ではなかなか太刀打ちできないものではあります。

ただ、意識しておかなければならないことは自塾の名前でSEOが1位になるかどうかということです。

自塾の名前は他では検索されないものではありますので、そこで1位になるようにしてもらえればと思います。なので、開業する前に塾の名前を決めるというときにGoogleで検索して他の塾がないかなどは調査しておくことをおすすめします。

また、
●●(地名・駅名) 塾 高校生
●●(地名・駅名) 個別指導 高校生
●●(地名・駅名) 予備校

などのワードで上位表示されることも意識していく必要があるので、HP制作する際には業者さんに確認することは大事です。

SEO対策は小手先のテクニックは効果はなくなってきているので、無理に考えず自塾のターゲットが知りたい情報を愚直にブログなどで配信してくことである程度効果は出ます。最近では住んでいるエリアなどで表示も変わるようになるので、きちんと情報を出している塾には良い効果があります。

MEO対策について

MEOはGoogleマップの対策になります。Googleの検索画面やGoogleマップで検索した時に上位表示されるための対策ですが、これも色々方法はあります。その中で一番大事なものは

口コミを書いてもらう

ということです。これはMEO対策で上位表示するということもそうですが、それ以上にこの塾は安心できるのかということをお客様に判断してもらうために書いてもらいます。

今では、食べログよりもGoogleマップで飲食店を探すという人の方が多くなっていますのでこのMEOの口コミを見るというのが当たり前になっています。通っている生徒や保護者にどれだけ口コミをたくさん書いてもらえるかは重要ですので、ぜひ意識してもらえればと思います。

この口コミを意識して集めている塾はほとんどないのでまずはそれだけでもやってもらえればと思います。

リスティング広告について

これは、Googleの検索画面の一番上に表示される広告です。このキーワードで広告を出したいと設定できるので、自塾を探しているであろうキーワードで表示できるように設定していきます。

細かいことは色々なサイトがノウハウを書いてくれているのでそちらを見てもらえればと思いますが、開業当初に最もやるべきことは

自塾の名前に広告を出すということです。

塾の名前がSEO1位でないケースなども多いので、最初は少しでも自塾を探してくれた人を取りこぼさないように自塾の名前に広告を出すことをおすすめします。

また、

地域名 塾 高校生
地域名 予備校

のように大学受験の塾・予備校を探している人が検索しそうなワードで広告を出すことはやっていきましょう。

こちらは少額でできる広告ですし、地域も絞れるので、まずはやってみるということがいいと思います。

SNS広告について

こちらはFBやインスタグラム、Twitter、YouTube、LINEなどに広告を表示することです。

インスタグラムのフィードに載っているものを見たことがあるかと思います。このSNS広告に関しては興味関心をセグメントして配信することが可能ですので、興味を持ってくれそうな層にアプローチすることができます。

また、FBやインスタグラムは地域でも絞れますのでまずは近隣だけやってみるということもよいと思います。

SNSは広告よりも、運用の方が大事だと思いますので、開業当初の認知度アップぐらいの感覚で使ってもらえるといいと思います。

まとめ

以上、オンライン集客の重要なところを一気に解説してみました。開業するという場合はオンラインは地域を絞れたりすることが大事だったらい、自塾の近くに住んでいる人にどうやって届けるかを考えて運用してもらえたらと思います。

ただ、開業当初はこれらの広告に時間を割く時間って以外にないのでそれぞれ専門家に任してもいいと思います。

開業時に色々試して、良さそうなものだけ継続して進めてもらえればいいと思います。

大学受験専門塾の立ち上げの全体像のシリーズはこのオンライン集客で一旦終了します!

また、色々なことを今後も書いていますので、コメントやTwitterフォローなどしてもらえると幸いです。

次回以降も大学受験塾の開業方法を色々な角度から記事を書けたらと思っています。

では、次回もお楽しみに〜

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