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大学受験専門塾の立ち上げの全体像①〜指導モデル編〜【大学受験塾開業#6】

こんにちは!
塾開業のサポートやFC展開をしているアクシビジョンの朝倉です。

大学受験専門塾を立ち上げたいと考えられている方は増えてきていると思います。FCも増えてきていると思います。ただ、立ち上げたいなーと思った時に、どうすればいいんだろう?と悩まれる方も多いと思います。

ということで、今回は「大学受験専門塾の立ち上げの全体像①」というテーマで記事を書いていきたいと思います。大学受験塾のみならず、塾開業の全体像にもなるかなと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

この記事シリーズを最後まで読んでいただけると、独立開業する際に考えなければならないことの全体像を把握していただけると思います。独立開業だけでなく、高校部・大学受験部を本格的に立ち上げたいと考えている学習塾企業様にも良い内容になるかと思っています!

今日はまずはビジネスモデル全体を考えるところまで書いていきます。

①ビジネスモデル(指導モデル)の決定

まずはじめに考えるのは指導モデルを決めることが大切かと思います。

指導モデルについては前回の記事で詳しく書いてますので、ぜひご覧ください。

大学受験塾を開業しようと考えてまず考えなければならないことがこの指導モデルです。開業しようとする地域は学生講師が雇えれば、どの形態でも狩野ですし、雇えないのであれば映像授業型のモデルしかできないかと思います。その辺り踏まえて、検討してもらえるとよいでしょう。

②コンセプトを決めよう!

どんな事業をする際にもコンセプトを考えることは重要です。自社の特徴を一言で言えるキャッチコピーと考えてもらってもいいかなと思います。

例えば

  • 日本一の現役合格実績(東進衛星予備校)

  • 授業しない予備校(武田塾)

  • 難関私大専門塾(マナビズム)

  • 社員コーチがフルサポートで定員制の予備校(アクシブアカデミー)

のように、FCなどであればある程度コンセプトを持って運営していると思います。コンセプトと考えると難しいですが、キャッチコピー化できれば、非常にわかりやすく伝えられるのでそれを考えることは大事です。

FCなどに入らない場合で独立開業する時は自分の魅力をコンセプトにするのも非常にいいと思います。パーソナルな部分は差別化しやすいので、自分の魅力をしっかり伝えることを意識してもらえるといいと思います!

③ポジショニングを決めよう!

自社がどのポジショニングを取るかは非常に大切です。いかに空いているポジションを取るかは大切です。

例えば、オリジナル映像授業を売りにする映像指導予備校を作ろうとしたとしても、東進衛星予備校や河合塾マナビス、代ゼミサテラインのような大手予備校の講師が行っている映像授業とバッティングするので、映像授業の品質で勝つことは非常に難しいです。。。

そのような勝てないポジショニングをするとうまくいきませんので、自社がどこのポジションで勝ちに行くかを考えてもらえると幸いです。

ただ、「映像授業×学習管理」という形ではうまくいっている予備校はありますし、スタディサプリなどが塾でも運用できるようになっているので映像だけではなく別の要素をクロスして提供していくことで新たなマーケットを作り成功できるモデルになると思います。

個別指導×学習管理
映像授業×学習管理

この2つが今の大学受験塾のトレンドかと思います。

そんな中、独立開業に一番おすすめなのは、プロコーチ(あなた)を全面に押し出して、学生講師ではなくプロコーチが教える個別予備校というポジショニングが一番勝ちやすいかと思います。

最初は独立開業する方が全面に出て、成功させることを意識しましょう。逆に、自分自身が全面に出て成功させられないのであれば拠点展開もできませんので。

スタディサプリを使っても、参考書を使ってもどちらでもいいので、プロコーチが全面に出てサポートしますということで、高単価にして、少人数でも単月黒字化しやすいモデルにしていければ独立開業で失敗することはなくなります!

④導入するシステムについて

指導するために必要なシステムや運営を効率化するためのシステムなど多々あります。これらをうまく使いこなすことで、より良いサービスが提供できたり効率よく運営ができるので、システムは積極的に使っていくことが良いでしょう。どんなシステムがあるかを少し紹介していきます。

映像授業システム

スタディサプリと学びエイドが最近ではよく使われている映像授業のシステムかなと思います。映像授業を導入するなら、この2つが主流になるかなと思っています。

独立開業される方で得意科目は自分の映像授業が一番わかりやすい!と考えられる方などは得意科目だけ自分で撮影するなどもいいと思います。

市販の映像とオリジナルの映像のハイブリットは差別化しやすいのでよいと思っています。

学習管理システム

大学受験塾では学習管理や個別最適化・カリキュラム作成というサービスが主流になりつつあります。やはり、受験制度も科目のレベルも高いので、ただただ授業を受けるだけでは受験生が対応できないということも多くあります。

塾としては、その学習管理やカリキュラム作成などは必須として取り入れていただきたいと思っています。そのような形で使うのは

受験コンパスやスタディプラスかなと考えています。受験コンパスは年間計画表を作成するシステム、全科目の参考書を分析したデータが入っており、この参考書は何時間かかるということが全てシステムの中に入っているので、生徒の最大勉強時間の中でどのレベルの参考書までをやれるかを入学の段階でカリキュラムとして立てることができます。

逆算してカリキュラムを作るというのは大学受験では非常に大切なので、ぜひ使っていただきたいと思っています。ただ、当たり前ですが1人のカリキュラムを作るのにある程度時間はかかってしまいます。適当に作ってもうまくいきませんから大学受験部を片手間にやろうとしている方にはおすすめできないシステムですので、独立開業で大学受験塾を立ち上げる方や専任者をおいて大学受験部を作ると考えている企業様にしかおすすめできないシステムになります。

スタディプラスは多くの高校生が使っているレポーティング型のシステムです。生徒がどの参考書をどれだけやるかをレポーティングしていくと生徒の進捗が塾でもわかるというものですので、受験コンパスのように先を見据えたカリキュラムを作るというわけではなく、カリキュラム通り進んでいるかを確認するアプリになります。

これは生徒がしっかり入力さえしてくれれば非常によいアプリですので、学習管理を実践しようと考えている方はぜひ導入するのがいいと思っています。

教室運営システム

最近はスタディサプリや学びエイドなどにも運営システムがついていたりしますので、それを活用するのもいいと思います。

また、個別指導塾ではコミルというシステムも多くの企業様が使っているかなと思います。

ただ、アクシブアカデミーを運営していて、色々なシステムを活用したりしましたが我々の結論は大学受験専門塾が使いやすいシステムはなかなかない。だからこそ自分達で作ろうという感じになっています。

なので、今後我々が大学受験専門塾用の運営システムをだせればなーと思っています。

まとめ

今回はビジネスモデル、コンセプト、ポジショニング、導入システムの話を書きました。この辺りは独立開業しようと考えた時にまず意識しないといけないことなので、本格的に考えてもらいたいなと思っています。

色々なやり方はありますし、FCに加盟すればこの辺りは決まっているので考える必要がないということはあります。オリジナルブランドでやれば1から作る大変さと楽しさがあるかなと思うので一長一短あります。

今後、大学受験塾を始めていきたいと思う方はまず最初に今回の記事の内容をしっかり意識して、自身のビジネスモデルを作ってもらえればと思います。

それでは、次回も「大学受験専門塾の立ち上げの全体像」について書きたいと思います!お楽しみに〜

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