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大学受験専門塾のビジネスモデル比較【大学受験塾開業#5】

こんにちは!
塾開業のサポートやFC展開をしているアクシビジョンの朝倉です。

大学受験専門塾って色々ありますよね。FCで展開されているところでも

東進衛星予備校
河合塾マナビス
武田塾
マナビズム
tyotto塾
現論会
アクシブアカデミー

などたくさんの企業があります。色々な企業を見る中で、何種類かにビジネスモデルが分かれるかなと思いますので、その辺りを今回解説していきたいと思います。

ということで、今回は「大学受験専門塾のビジネスモデル比較」というテーマで記事を書きたいと思います。

この記事を最後まで読んでもらえれば、大学受験専門塾のビジネスモデルがどんなものがあるのかを理解してもらえ、自分で開業する際にはどの形がいいかということが考えられるかと思います。


ビジネスモデルの違い

学習塾のビジネスモデルの違いは基本的に指導モデルの違いによって出てきます。大学受験専門塾の場合は下記の3つが基本かなと思います。

映像授業型の指導モデル
学習管理型の映像指導モデル
学習管理型の個別指導モデル

これらが今大学受験専門塾で展開されているビジネスモデルかと思います。ちなみに、学習管理型予備校というビジネスモデルを学習塾業界に対して提案を最初にしたのは私です笑

それ依頼学習管理型のモデルはどんどん増えてきましたね。

余談でした。それでは、それぞれの解説をしていきたいと思います。

①映像授業型の指導モデル

これは東進衛星予備校や河合塾マナビスが展開している指導モデルです。基本的には映像授業を販売するという考え方で動いていますので、生徒一人一人にどれだけ映像授業を売れるかによって収益が変わります。

生徒数50人でも1人当たり150万販売すれば、年商は7500万円ですし、30万売上られなければ年商1500万という感じで、いかに映像授業を売れるのかが大事な要素となります。

実際はサポート費のような形で毎月一定額はもらっているかと思いますが、おおむねどれだけ映像授業を売ったかが売上・利益に直結する形になります。

この映像授業型のモデルは優秀な講師の映像授業が必須ですので、東進衛星予備校や河合塾マナビスでは、ロイヤリティが40%〜50%と言われています。ですので、5000万売り上げたとしても、2000万〜2500万ぐらいは本部に持っていかれるという仕組みです。

加盟校は販売しかしていないので、仕方ない部分ではありますが、これだけ売っても本部にたくさん持っていかれるとなると辛いなーと感じます。

②学習管理型の映像授業モデル

学習管理型の映像授業モデルというのは、東進衛星予備校や河合塾マナビスはすごく有名な講師をFC本部が抱えて、それを提供することにより映像授業自体に価値を持たせ、高額で販売しているというモデルでしたが、この学習管理型の映像授業モデルはFCでいうと、

マナビズム
現論会

が当てはまると思います。
マナビズムさんは自社の映像授業と参考書をミックスして、週1回コンサルタントが学習計画を立てて、それ以外は映像授業や小集団の個別授業を実施しているという形になっています。映像授業型の予備校と違い、必ず毎週学習計画を立てるということが入っているのが学習管理型の特徴です。

現論会さんも同じような形ではありますが、現論会の本部の代表が柳生好之先生でスタディサプリの現代文講師をされている方です。ですので、映像授業はスタディサプリを実施されているようです。同じようにしっかり学習計画を立てて、スタディサプリを中心に科目指導を行なっているという感じのようです。

③学習管理型の個別指導モデル

学習管理をしっかりやり、参考書や映像授業でインプットして個別授業でアウトプットするというのがこのモデルです。FCでいうと

武田塾
アクシブアカデミー

などがこの形です。

武田塾さんは参考書のルートが決まっているので、どんな生徒でも同じやり方を実施するという強い信念をお持ちです。また、授業をしないということを公言されているので、科目ごとに学習計画を立てるということだけを毎週するという形で教務は運用されているようです。

科目ごとに担当の先生がいるということが武田塾さんの強みなのかと思います。

アクシブアカデミーは社員プロコーチが学習計画を立てます。学生講師が立てることをやっていたのですが、その生徒ごとに細かい違いがあるので、武田塾さんのように全員同じというルートをさせるよりも、一人一人カスタマイズしてあげないといけないと考えたので、コーチが学習計画を立てることにしました。

そうすることで、1教室少人数の対応しかできず、社員プロコーチ一人当たり40人が限界となっています。

社員プロコーチが学習計画を立て、次の学習計画を立てるまでに個別指導をどんな内容でどのようにやるのかはコーチが全て指示を出すので、学生講師が適当に考えたことを授業するということがありません。

アクシブアカデミーは社員プロコーチがしっかり生徒を見るという考え方で動いている個別予備校です。

モデルは様々ありますので、今後独立開業をしたいと考えられる方はぜひ色々な塾を見てから決めてもらえればと思います。

まとめ

上記の指導モデルを少しでも理解いただけましたでしょうか?移り変わりも激しく、今は映像授業型のモデルが一番店舗数が多くなってきましたが、今伸びているのは学習管理型の2つのモデルになります。

今、伸びているのは学習管理型のモデルではあるので、今後、大学受験塾を開業したいという場合は学習管理型でやるということをおすすめしております。

もし、何かご質問あればいつでもツイッターでDMぐださい。

それでは、次回も塾開業について記事を書いて行きたいと思います。次回もお楽しみに〜

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