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大学受験専門塾の立ち上げの全体像②〜立地・物件編〜【大学受験塾開業#7】

こんにちは!
塾開業のサポートやFC展開をしているアクシビジョンの朝倉です。

今回も大学受験専門塾の立ち上げの全体像を書きたいと思っています。パート①はこちらです。

前回は

  • ビジネスモデル

  • コンセプト

  • ポジショニング

  • 導入するシステム

について話してきましたが、立地・物件について記事を書いていけたらと思っています。

今回の記事を最後まで読んでもらえると、大学受験塾の立地・物件選びについての全体像を把握してもらえると思いますので最後まで読んでいただけると幸いです。

立地選定で大事なこと

立地選定は非常に重要です。私が働いていた船井総研という会社には差別化の8要素という考え方がありました。その最も重要な差別化ポイントは

「立地」

でした。立地一番といつも言っていて、立地がよければ成功しやすいということです。なので、立地選びはすごく重要視してもらえたらと思っています。

では、立地はどのように選べばいいのか?

立地を見る要素は多々ありますが、下記の4つぐらいをベースに考えてもらえるといいと思います。

  • 駅から近い(5分以内)

  • 駅周辺のターゲット人口(15~19歳)が多い

  • 駅を最寄り駅にしている高校がある

  • 駅の乗降客数が多い

一つ一つ説明していければと思います。

駅から近い(5分以内)

高校生の多くは電車で高校に通っています。もちろん、エリアや高校によっては自転車という生徒もいると思いますが電車を使っている生徒は多いです。

ということは、塾・予備校探しをする際は

自宅の最寄り駅 or 高校の最寄り駅

のどちらかで探すということが多いです。もちろん、自宅の最寄り駅と高校の最寄り駅の間に塾が多い駅があるとい場合はそこで探すということもありますが、多くは上記の駅で探す場合が多いです。

そうなると、小中学生がメインの塾のように駅から10分、15分離れた場所に立地してしまうとそれだけで通ってもらえないという場合があります。なので、どの駅で開校するとしても駅から5分以内ぐらいの立地を選ぶことをおすすめします。

駅周辺のターゲット人口(15~19歳)が多い

駅から近いのと同様に駅周辺のターゲット人口が多いかどうかは非常に重要です。駅を選ぶ際に最も大事な数値はこの駅周辺の人口だと思ってもらえると幸いです。

アクシブアカデミーの失敗例の一つとして、近くに高校があるからそこの生徒に通ってもらうことをベースに出店したことがあります。

しかし、高校生たちは21時や22時まで自習することを想定していますので、高校の近くよりも、自宅の最寄り駅の塾を探す方が圧倒的に多いです。ですので、高校の最寄り駅になってるからといって集客できるかは微妙です。

ですので、駅周辺にターゲット人口が多いかどうかを一番に意識してください!

1つの目安として、半径1km圏内にターゲット人口の15~19歳が1000人以上いるといのが最低限ほしいなという感じです!

駅を最寄りにしている高校がある

これは上記でも伝えましたがめちゃくちゃ重要かというとそうでもないケースもありますが、最寄り駅に高校があるということは校門前配布などの販促がしやすかったり、紹介が起きやすかったりしますのであると良いです。

自宅の最寄り駅に塾が少ないという生徒はもちろんいますので、高校があることである程度生徒を集められる可能性はあります。

ただ、先ほど書いたように、高校があるから大丈夫ということはないですので、近隣のターゲット人口がいるかどうかをまずは意識してもらえればと思います。

駅の乗降客数が多い

こちらはその駅のポテンシャルを計るための指標です。乗降客数が多い方が、その駅周辺に住んでいる人が多いということになりやすいので調べています。もちろん、ビジネス街というように分かりきっているところは別で考えています。

目安としては、少なくとも3万人以上、できれば5万人以上のところで始めるのがいいかなと思います。駅選びの時に目安として考えてもらえればなと思います。

立地に関してはこれらのことを最低限意識してもらえれば、失敗という立地・駅選びにはならないと思います。

どのような物件を選べばいいのか?

物件選びも色々と見るべきポイントはあります。

  • 20坪〜35坪

  • 視認性は良い方がいい

  • 家賃は安い方がいい25万円以下

  • 駐輪場が取れればよい

  • 初期の物件取得費(保証金など)が安い方がいい

  • 内装が綺麗な方がいい

  • スケルトンはNG

など色々なことがあります。

物件選びで重要なこと

一番大切なのは家賃が安いことを最初は意識してもらった方がいいかなと思います。

特に、独立開業で初めてやるという場合は絶対家賃が安いところで進めてほしいです。

私がアクシブアカデミーを関西に初めて出店した際の部件は

  • 家賃は30坪で17万円(格安)

  • 駐輪場あり

  • ロードサイドで視認性抜群

  • 敷金礼金の合計が3ヶ月と少なかった

でした。すごくいい物件でしたがデメリットもありました。それは

  • 内装がめちゃくちゃ汚く、一新するために内装費240万

  • 駅から少し遠い(不動産の表記としては5分だが実際は7~8分かかる)

こんな感じでした。ただ、家賃が安いのでアクシブアカデミーのビジネスモデルであれば10人もいれば単月黒字化ですので、1月に開校して、4月には達成できていました。3ヶ月程度で単月黒字化できるようにしていくのが大事です。

初期投資と敷金礼金(保証金)の兼ね合いを考えよう

物件をたくさん見て感じることですが、敷金礼金が1~3ヶ月ぐらいの低いところは内装費がめちゃめちゃかかる。逆に6ヶ月以上のところは内装は綺麗な状況であまり費用がかからない。という感じになっています。

敷金礼金は低ければ低いほどいいですが、低いには理由があるのでそこまで気にしなくても大丈夫というケースもあります!

20坪ぐらいで始めるのが最初は吉

独立開業で、初めて借入してやっていくという感じであれば、30坪、40坪と大きな店舗ではなく、小さく始めるのも良い手だと思います。もちろん、生徒が集まれば大きいところにしておけばよかったとなりますが、最初からリスクをとりすぎるということは良いことでるとは言えないので、まずは20坪20万円前後ぐらいで初めて、生徒数が集まると確信してから拡大という流れでいいと思います!

駐輪場について

これは田舎店舗であれば必須だと思ってもらった方がいいです。駐輪場があることで通いやすさがすごく出るので作れるなら作ってもらえればと思います。特に地方都市では必須かなと思います。

視認性はあると非常に効果がある広告媒体

外の看板やのぼりで視認性が非常に高いという教室であれば問題ないですが、そうでない校舎はWEB集客に依存する形になります。

大学受験専門塾はある程度の繁華街であれば、WEB集客のみで集客できますのでいいですが、地方都市になるとやはり視認性が重要です。

のぼりなどが何本も出せるということであれば看板効果として非常に高いと思います。

まとめ

立地と物件についって記事を書いてきました。

立地をしっかり決めることと、その立地が決まったら物件を探していくという流れになります。

物件は縁ですので、必ずあるというわけではありません。拠点展開したいとい想いがあるのであれば、常に物件を探すみたいなことを意識していくことも大切になります。

立地と物件は非常に重要で、なかなか変えられるものですので、まずは変更に着手できるならしてほしなと思います!

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