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15時のストゼロ

帰りの新幹線はドキドキである
15時台の東海道新幹線上り
駅で指定席を取ろうとすると
窓際はMATTAKU空いていない
NIPPONの経済も再ローリングだ
喜ばしいことではないか!

ミスターセンクスは仕方なく
2人がけの通路側の席をリザーブする
忘れていたこのドキドキ感である
席を取る時点では隣の人がだれなのかわからない
自由席ではなく指定席だからこそ
良い意味でも悪い意味でも選べないのである

ミスターセンクスはギャンブラーではないが
この瞬間に勝負師であることを自覚するのだ
自分の席を見つけるまでのシーンは印象的である
完全にスローモーションになり
BGMは確実に鼓動の音だ

ついにミスターセンクスのシートが見えた!
窓際に座っているのは美しい
とはほど遠いおじさんだ!
よっ!おじさんに愛される漢センクス!

これは東京までテンションミニマムである
ミスターセンクスは即座にテーブルをバタンとし
パーソナルコンピューターを出した刹那
そのおじさんもテーブルをバタンとして
出したモノは
ストロングゼロである
500ml
レモン味

その瞬間に感じる格差
俺はパソコン
お前はストゼロ
周りを見渡せば
前の席のおじさんはスーパードライ
斜め後ろのおじさんはハイボールだ

いっそセンクスも飲んでやろう!
なんなら隣のストゼロを奪ってやろうか!

いや待て
今何時だ
15時だぞ
それはあかんだろう
水曜日の15時はあかん!

頑張れセンクス!
久々に東海道新幹線の風物詩を見られて
マンモスうれP!!!

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