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キャンプ生活を思い出す料理 〜 チキンボート

私と主人はオーストラリアに住んでいた頃、家を持たずにキャンパーバンでオーストラリア国内の色んな地域を移動しながら生活していたことがある。

そして、その頃はよくキャンプファイヤーをして、その火を利用して料理をしていた。🔥


焚き火で作る食べ物というと焼き芋などを連想する人も多いかと思うが、結構なんでも料理ができる。

フライパンの底や器具などは煤で真っ黒になるので、キャンプ料理専用と普段の料理用の道具を分けて持って旅をする必要があったし、オーストラリアでのキャンプはかなりワイルドで、毎回ざっくり目分量で豪快な料理だったが、大自然の中で食べるシンプルな料理は最高に美味しかった。


薪を燃やしたそのままの火だと熱すぎるので、薪がよく燃え出したら、料理をする場所を確保して、長いシャベルやトングなどを利用して、端の方の赤々と燃えているかけらを少しずつ料理をする場所へ移動させる。

程よい熱加減になったらその上に直にフライパンを置いたり、ホイルに包んだ料理を熱のある場所近くに並べて、じっくり時間をかけて料理したりした。

レンガや石などがあれば、両側に予め高さを作ってその上に網を置き、網の下に料理用の火の場所を作るのもいい。

私達は持っていなかったけれど、もしダッチオーブンがあればパンも焼けるし、スープ系や煮込み料理もできる。



私達は2人とも飲むのが好きだし、キャンプファイヤーを囲んでその土地で知り合った人達と話をしたり、音楽を楽しむことも好きだったので、手間をかけずに放置していたらできちゃう料理をよく作っていた。


その中の一つが「チキンボート」

2枚のアルミホイルで塩胡椒した鶏肉と好きな野菜を包み、たまに回転させながら満遍なく火が通るまでゆっくり待って完成するお気楽簡単な料理だ。



そんなキャンプ生活を思い出しながら、昨日は日本の家でオーブントースターを使ってチキンボートを作ってみた。

懐かしいなぁ…とか昔話しをしながらたまに作って食べたくなる料理。


準備段階はこんな感じ。

時短のため鶏肉はスライス


2枚のアルミホイルは外側を少し長めにして重ね、その上に鶏肉(塩胡椒を少ししておく)、入れたい好みの野菜を置き、オリーブオイル、ニンニク(チューブのペーストでも刻んでも)、バター、醤油、最後に全体に塩胡椒と味付けもシンプル。

主人と私の2人分を準備


そして、汁が漏れ出さないようにしっかり包み、両脇の長い部分を上でクルクルっと捻って、持ち手部分を作る。

こんな感じ


キャンプの時はこの持ち手部分を長めのトングで掴んで、回転させながら火加減を調整していた。

形がカヌーとかボートみたいということから「チキンボート」と呼んでいた。

キャンプならこのまま火の近くに放置してゆっくり料理するが、家なのでオーブントースターの中へ。

鶏肉の切り方や厚み、野菜の種類や切り方によって調理時間は変わると思うが、家はトースターで10分強くらいしてみた。

出来上がり!🎵

シンプルで美味しい😋


お肉にもお野菜にもしっかり火が通り、程よく汁もあって大成功だぁ!


あぁ〜 またいつか気ままな旅をしてキャンプ生活したいなぁ。😌🏕️






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