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HAC〜ハートとアートの世界の創造〜【はじめに】

ぼくには夢があります。

それは、「誰もが自分の人生を自分で決定していける社会にすること」。


自分自身が18歳の時に夢を諦めた経験と、35歳で公務員を辞めようとした時の理解者・応援者があまりにも少なかったこと、また、公務員時代に精神保健を担当しているときに、母が自殺したり精神を病んでいった人たちを見てきた経験からこの価値観が生まれました。


みんなホンネでは、「自分らしく生きたい」と思っている。

でも、そうできてない人が多い。


人生を楽しむには、自分の意思・判断で行動し、責任をとっていく「主体性」が必要です。

でも、挑戦しようとすると、「どうせ無理だよ」という言葉が飛んでくる。「これは自分だけの問題じゃない、社会全体の問題だ」と感じています。


この夢を実現できれば、

ワクワク生きる人で世界は溢れていくはず。


そのためには、

・まず、自分のやりたいことを自分で理解すること

・夢に向かって挑戦する人を支える文化をつくること

最低でもこれら2つの課題をクリアする必要があります。 


これらをどんなふうにクリアしていくか。

その思いを込めて、2018年11月25日、ぼくは1冊の本を出版しました。


この「グッバイ公務員」というタイトルからわかる通り、

第1章:公務員になるまでのこと

第2章:14年間勤めてわかった公務員業界のこと

第3章:退職した理由

第4章:退職後に挑戦すること

の4章構成で書いています。


『ドラゴンクエストIII』で登場する「ルイーダの酒場」をご存知ですか?
この酒場は、勇者が魔王を倒すために一緒に旅に出る、戦士や魔法使いなどの仲間を探す場所になっています。これはゲームの話ですが、このリアルの世界に置き換えてみましょう。
あなたが何か新しいことに挑戦しようとした時、仲間を見つける場所はあるでしょうか。
奈良県内でフリーランスとして活動している友人のれいちぇるから、「奈良で起業家やフリーランスと出会うことができていない」と言っているのを聞きました。
好きなことで生きていきたい挑戦者や、社会問題を解決するために立ち上がろうとする人たちのネットワーク形成ができていません。実際にこういった目的で集まることができる店舗型の拠点がないのです。
そこで、ぼくは「ルイーダ(仮)」という新時代の寺子屋兼コワーキングスペース兼酒場と、ゲストハウスが必要だと感じました。この拠点を作り、そこに大学生や起業家、フリーランスなど多様なメンバーが集えるようにします。
そこで出会った人たちが力を合わせ、新しいビジネスをつくったり、まちを元気にするプロジェクトを生み出し、実践していけるようにしていくことができれば、まちは活気を取り戻します。
この拠点は、夜は酒場に変身。エンタメ溢れる交流スペースとして利用します。『グッバイ公務員 「ルイーダ(仮)プロジェクト」で、教育とまちづくりをアップデートする』より引用)


このnoteマガジン「HAC〜ハートとアートの世界の創造〜」は、『グッバイ公務員』の第4章に書いた、「退職後に挑戦すること」の続き。連載のマガジンです。


出版後、「ルイーダ(仮)プロジェクト」の実現に向けてにやってきたこと

元公務員としての経験や、「これからの時代の生き方・働き方」をテーマに講演する機会をいただき、このプロジェクトの仲間や理解いただける方を増やしてきました。

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写真:現役公務員と元公務員のホンネトーク「公務員解体新書」


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写真:インフルエンサーのぽかべさんとTSUTAYA金沢でのトークイベント


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写真:富山市にある「BAR学校」でのトークイベント



また、新時代の寺子屋「ルイーダ(仮)」で講師を勤めていただくことになる、夢や目標に向かって挑戦する人の「人生ストーリー記事」や「ドキュメンタリー動画」の制作もおこなってきました。


しかし、「すごく良いプロジェクトだね!がんばって!」とは言ってもらえるものの、約半年間、「一緒にそのプロジェクトを実現しよう!」という仲間に出会うことができませんでした。


協賛者・スポンサーが見つからない…。

拠点を作るためのリノベーションする不動産のオーナーと出会えない…。

役所でビジネスのことをやってこなかったこともあり、具体的な計画をたてることができずに時間ばかりが経っていく…。


夢を語れど、前に進んでいかない…。

自分も含め、周囲もそう思っていたと思います。



夢を同じくする仲間との出会い

2019年5月—。

当時、スナックキャンディ京都のオーナーであった友人のぬまっちさんを通じ、「ハルさんとすごく似たことを言ってる人がいるので紹介しますね」と連絡がありました。

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そこで出会ったのが、あすかひまり@asuka_himari)でした。


「グッバイ公務員、読みました!私も3年前から、ルイーダの酒場を作りたいと思ってたんです!」


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連絡をもらい、「この人は、どのようにして自分と同じ夢を持つようになったんだろう?」と思い、取材させてもらうことになりました。そうして制作したのが、下のリンク先の記事


取材後、

「やっと同じ夢を持つ仲間ができた!」

「グッバイ公務員を出版していて良かった!

「やっぱり人と人はストーリーでつながるんだ!」と確信しました。



また、その前月に出会っていた、元助産師・看護師の山田理早「そんな安全安心の場所がほしかった!」ということで、彼女と共同代表という形で「ルイーダ(仮)プロジェクト」は本格スタート。

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写真:(左)共通の友人:まさみん、(中)山田理早


しかし、ビジネス経験のないぼくたちは、会社員でありながら、一般社団法人を立ち上げ、「就活をゴールにしない就職支援」をサポートする活動をおこなっていた、山口 嘉竜(よしたつ)にSOS。


山口 嘉竜のストーリー記事


「これはめっちゃおもしろい!ぜひ一緒に実現しましょう!」と言ってもらい、事業の内容や計画を固めていくことができました。彼もワクワク働く会社員を増やすプロジェクト「WakWork(ワクワーク)」を展開中です。



令和を「ハートとアートの時代」にしていこう

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元看護師・助産師の山田理早が最も重要視していたのが「自尊心」。

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この自尊心が低下すると、自分や他人を責めたり、傷つけたりしてしまうということ。

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山田理早も、幼少期からの生い立ち・経験からこのことを実感していました。

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しかし、親も人間。

報道されていない背景やストーリーがあって、親自身も追い込まれた末、子どもを攻撃したり責めていることも少なくないです。


そう言えるのは、公務員時代に4年間、精神保健の担当になった経験からです。600件ほどのご家庭を見てきました。ゴミ屋敷の中で横たわっている人を病院に移送したり、診察にも立会ってきました。

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親や学校の先生だけに責任を押し付ける社会ではなく、社会全体で自尊心を守れる環境や文化を作ることが必要。

そう感じ、コミュニティのビジョンを「子どもの自尊心を社会全体で守る環境・文化を作る」にしました。

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このビジョンを達成するためのミッションは、「ワクワク働き、生きる大人を増やす」にしました。

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このミッションをクリアするためには、

「挑戦したいことがあるけど、ずっと止まったまま」

「身近なロールモデルがいない」

「一緒に挑戦する仲間がほしい・・・」


そう思い悩んでいる人が、ワクワク生きている身近なロールモデルのストーリーを知れて、「なりたい自分」を目指して実践できる場が必要。


こういった思いを込めて、自尊心の「Heart」と、自己表現・実現の「Art」を創る(Create)場、「Heart & Art Creation(HAC)」というオンラインコミュニティが誕生しました。(※正式にルイーダ(仮)→HACへ)

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ロゴデザイン:なんばゆき(@Yuki25nanba


この「HAC」を立ち上げた後、ビジョンやミッションに共感する人と出会い、取材していきながらどんどん仲間は増え、オンラインサロンへの参加は130人超に。


この間、Webエンジニアの生駒智さんに「挑戦者にスポットライトが当たるギャラリーサイトを作りたいんです」と相談したところ、共感をいただき、サイトの設計・構築に尽力いただきながら一緒にコツコツ進めてきました。


▼生駒智のストーリー記事



そうして、2019年10月5日。

HACメンバー1人1人の多様な生き方・働き方図鑑「HAC-Gallery.com」が完成・オープンしました。


このギャラリーサイトの記事や動画を見ていただければ、あなたがパーティに加えたい仲間の顔だけでなく、キャラクターやスキル、人生のビジョンを見ることができます。


一年前に「グッバイ公務員」に書いたことが形になってきています。ようやく、スタートラインに立てました。このHACプロジェクトの今後の展開について説明させていただきます。


HACの今後の展開

Step①ギャラリーサイトの充実

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HACのミッション「ワクワク働き、生きる大人を増やす」の実現を目指し、社会や社員への思いのある中小・ベンチャー企業の経営者を取材し、ギャラリーサイトに次々と掲載していきます。

現在、この取材のための費用をpolcaで募集しているところです。趣旨に賛同いただけた方は、ぜひご支援お願いします。(支援のリターンもあります)


また、人材採用や離職予防、人材の適材適所に悩む組織が多いですが、HACの各メンバーの力を集結してサポートしていきます。

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実際に大阪府八尾市にあるひなぎく株式会社とコラボし、社員の「強み」を発掘し、伸ばすプロジェクトが始まっています。



Step②HAC内での部活・プロジェクトの展開

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プロジェクトの一例として、HAC教育部では、今後、「学校内で社会を学べるキャリア教育」を展開していきます。

例えば、高校生での進路選択の際に「リアル助産師さんの話が聞きたい」という要望があれば、HAC内のメンバーが学校に出向き、出張授業をさせていただきます。学校としての取り組みをPRしたい場合は、動画撮影をして他校との差別化をサポートします。


▼京都の橘高校でキャリア教育アドバイザーとして活動している高木勉のストーリー記事



Step③資金調達・スポンサー募集

HACのリアル拠点をつくるためには、リノベーション工事費用や運営費を調達することが課題です。まず、大阪にモデルケースとして「HAC Osaka」を作ります。

資金調達方法としては、取材させていただく経営者・企業からのご協賛や、人材採用や離職予防の成功報酬、スポンサー様から、「HAC Osaka」の運営資金を調達させていただきます。



Step④不動産・ビルオーナー様のご協力

「HAC Osaka」は、カフェバー・ゲストハウス併設の新時代の寺子屋です。大阪市内で管理に困っているビルオーナー様がいらっしゃれば、ご協力いただきたいです。その営業活動をおこなっていきます。



Step⑤クラウドファンディング・リノベーション工事

不動産・ビルオーナー様からのご協力をいただけたら、具体的にリノベーション工事を進めていくことができます。メンバー・支援者みんなで手作りの拠点にしましょう。クラウドファンディングに挑戦します。

リターンは、オープン記念パーティへの出席権、ゲストハウスへの宿泊権、イベントスペース使用権などを想定しています。「HAC Osaka」は夜は酒場になりますので、メンバーやお客様同士の交流もお楽しみください。

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Step⑥「HAC Osaka」の運営・モデルケース化

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カフェをしたい方、酒場を運営したい方、コワーキングスペースを運営したい方、ゲストハウスを運営したい方など、「やりたい!」と思う人と一緒にリアル拠点を盛り上げていきます。

メンバーのやりたいことや挑戦する人の第一歩を応援できる安全・安心の場所を作っていきます。



Step⑦「HAC」を全国展開

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教育は国策ですし、学びは機会均等であるべきだとぼくは思います。

ギャラリーサイト内の人口を増やしていきながら、その人たちにとって必要な拠点を全国各地に作っていきます。


「あの人に会いにいきたい」

「あの人から学びたい」


そんなワクワクしながら旅に出るように、好きなことを学んだり、交流したり、実践できる場があれば、可能性はドンドン上がっていくと思いませんか?

有名なロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」の勇者が魔王を倒すためには、必要な仲間と出会う「ルイーダの酒場」が必要だったように、あなたの挑戦や夢の実現に繋がるこの場所を、リアルの世界に、どんどん広げていきます。

このプロジェクトにより、ゴールである「誰もが自分の人生を自分で決定していける社会」や、「子どもの自尊心を社会全体で守る環境・文化」を作っていきます。


▼ビジョン・ミッションに共感いただいた方で、オンラインサロンへの参加は下のリンク先からどうぞ

HACオンラインサロン(Facebook)


2019年10月5日

水樹ハル



次回

フリーランスであれ、従業員であれ、経営者であれ、どのワークスタイルでも「自己紹介」が苦手な人は多いです。


その理由は、

①自分の強みやセールスポイントがよくわかっていない

②「自慢話」と受けとられてしまいやすい

③口頭での説明だけでは、視覚に訴えられない


この3つの問題を解決できるのが、【HAC Gallery.com】です。

 ↓↓

▼次回、第2話

#2 自己紹介が難しい3つの理由とその解決方法【HAC Gallery.com】



▼HAC-Gallery.com


▼HACの"3つの事業"について


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・公務員を辞めてフリーランスとして生きる上での在り方のお話 ・ライティングや、仏教哲学、心理・脳科学に関するお話 ・人生のゴール「チャレンジを応援しあえる世界の実現」を応援できる ・まだ世には出せない話、ハルの心の中の考えを知れる

ストーリー制作専門のWebライター、カウンセラーとして、「チャレンジを応援しあえる世界」を実現することを目指す、水樹ハルのnoteマガジン…

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