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「はじめに」【自分史の教科書づくりへの道:第1話】

2019年8月2日——。

ある三児の母・書道家の女性を取材したことから、ある一冊の「教科書を作ることになるとは、その時は思いもよりませんでした。


これはどんなものかというと、あなたのこれまでの人生を振り返りながら、

・パートナーシップ、人間関係の悩み

・自分の価値観や強みがわからない悩み

・健康(美容)や、お金の悩み

を解決していくために役立つ教科書です。



はじめまして。

「ワクワク生きる大人を増やす」をミッションに活動しているフリーランスの水樹ハル@harumizuki423)といいます。2002年頃の超就職氷河期を経験し、ミュージシャン・美容師になる夢を諦めて公務員になりましたが、2018年の春に公務員を退職し、現在、取材活動をおこなっています。


取材活動をしている理由

ぼくが就活をしていた19年前と今を比べても、学生を取り巻く環境はあまり大差はありません。興味のある仕事をしているロールモデルの大人と出会える機会もないし、多様な生き方にふれるキッカケもない。


いきなり「この大人はおもしろそうな人だ!」と出会いにいけるフットワークの軽い学生はいますが、まだまだ珍しい。そうなると、インターネット上でいろんな生き方があること、職業があることが知れるギャラリーサイトHAC-Gallery.comを作りました。


冒頭で紹介した、三児の母・書道家の女性の、のましほさん(@nomashiho_44を取材したのも、子育てをしながら書道家活動をしている人の存在を伝えたかったからです。


▼私が書道家を目指すようになった理由/野間志保の人生ストーリー


この取材中、のましほさんが製菓会社で会社員として勤務していた時代のことや、仕事を退職した時のエピソードを知ることができました。


38歳の時、ある日、お客さんからクレームが入ったんですよ。
勤務時間が終わってからだったんですけど、お客さんのところに伺って終わったら夜9時になっていて、家に帰ったら子どもが熱を出してたんです。そこで、旦那さん側のお義父さんから「子どものことをもっと考えないと!」って怒られたんですね。
会社の飲み会にいってる旦那が怒られなくて、残業してた私が怒られたので、そこでプツッときて「私がもう家族の犠牲になります」と言って、仕事を辞めることにしました。(「HAC:私が書道家を目指すようになった理由/野間志保の人生ストーリー」より)


その後、某アパレル会社でパート勤務をするも長く続かずに退職。

しかし、ここで時間に余裕ができたことで、「自分がこれまで長く続けてこれたことはなんだったっけ?」と自分に問いかけた時、「小学校6年間書道を習っていた書道だ!それに書道なら年を取っても続けられる!」と気づいたことをキッカケに、書道家を目指すようになったそうです。


取材をキッカケに人生を共に振り返り、人生を受け入れることができた

のましほさんとの向き合いで気づけたことは、ぼくは基本的に取材をする時、その人の0歳から今までの人生経験を聴いてから記事を書いていること。


のまさんは、取材を通じて、これまでの人生を振り返ってくれていたのです。


仕事と家事・育児で毎日が過ぎていくので、自分の人生を振り返る機会がなかった、でも、ハルさんの取材を受けているうちに、自分の気持ちが整理できて、これまでの人生悪くなかったなと思えた(のましほさんより)


また、同時期に、あすかひまり@asuka_himari)から、次のようにアドバイスをもらいました。


「ハルさんの、0歳から今までを聴き取る取材のスタイルだと、人生の浮き沈みをグラフ化できるよね? (あすかひまりより)

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みんながみんな自己紹介記事とかインタビュー記事の制作をしたいわけじゃない。でも人生を振り返って、人生で大事にしたい価値観や強みを見つけたり、これからのことを考えたい人っているはず。これまでの人生OKだったって思えたら自己肯定感も上がるし気持ちもラクになる。今後のゴールを設定したり、そのゴールを達成するためにやった方が良い行動計画も整理できるよね?(あすかひまりより)


のましほさんとの取材の感想や、あすかひまりからのアドバイスを元に、2019年9月から「自分史制作」のサービスを始めて、SNSで募集したところ、次々にオファーをいただけるようになりました。(実績:2ヶ月間で20名)



のましほさんに、お礼のメッセージをしたところ、、、

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のましほさんからも、再度「自分史制作」のオファーをいただき、10月11日に京都のべじかふぇwo's(ウーズ)で対面セッションをおこないました。



▼「自分史制作」の終了直後の、のましほさんのツイート


▼のましほさんの「自分史制作」の対面セッションの感想ブログがこちら


▼のましほさんのブログ「10/13 自分史取扱説明書」より

幼い頃から母親の顔色をうかがって本音を語らず、人前でいい顔をしてしまう自分のことを
・周囲の雰囲気、空気感をつかめる能力
・表情から困ってることに気づける能力
それは武器ですね、と言ってくれました。
自分ひとりで頑張って来た気になっていましたが、41年を振り返るとどこを切り取っても一人ではなくて。支えてくれた家族や仲間を思うと涙が出ました。まず私と私の周りをしっかり見つめ直そうと思いました。そしてしっかりと感謝の気持ちを伝えようと思いました。
分析だけでなく、こうしたらよりよく生きれるのでは?という提案もいただきました。感動のあまり、テンション上がって友人たちにシェアしまくりました!(のましほさんのブログ「10/13 自分史取扱説明書」より)


▼さらにこの約1ヶ月後の振り返りブログはこちら


▼のましほさんのブログ「11/8 自分史その後」より

自分史を振り返り、子育てに関する考え方も別人のように変わってることに気がついたので書き記しておこうと思います。
子育てって、子供と共に親も少しずつ成長していくし、そのときによって子育ての悩みも常に変化していくので『自分の心境の変化』に気づきにくいですね。そもそも忙しくて『子育てで悩んでる』自覚もなかったかも。
子育てってこんなもん
しんどくて当たり前
子供が小さいうちだけ
今となってはうらやましい
3歳までの食育が大事
3歳までのしつけが大事
先輩ママたちにそう教わりながらその通りに子育てをしてきました。
子供のためにもちゃんとしないと!
と思って全力でがんばってきました。
けど、全然うまくいっていませんでした。
もっと家族を大切にしろ
今までのキャリアがどうとか関係ない
子供がかわいそう
家族からはそう言われていました。
こんなに頑張ってるのに否定されるのか。
現実が受け入れられませんでした。
周りはみんな敵だと思っていました。
でもハルさんに自分史を作成してもらって冷静に自分を見てみたら、思ってたのと全然違ったんです。びっくりして涙が出ました。私が敵だと思ってた人たちは敵じゃなかった。本当にたくさんの人に支えられて生きてきたことがよく分かりました。
敵は『こうあるべき』と思い込んでいた私なのでは???
人間って少しずつ変化していくんですね。(のましほさんのブログ「11/8 自分史その後」より)



のましほさんとの対面セッション時に印象的だったこと

私は、型にハメられるのがイヤだから、占いとかストレングスファインダーとかあぁいうのものは合わなくて。。。でも、自分史は、今までに実際に経験してきたことを話して、振り返って、それを受け入れるから、すごく自然だし、納得できました。
主婦はこれまでの人生を振り返る機会がないし、こういう時間を取れないから、どんな母親でありたいかとか、子育てのこと、これからどんな仕事をしていこうかなとか、先延ばしになってるし、ずっと同じところで悩んでいると思う。みんな絶対受けた方がいい!(のましほさんからの感想)


のましほさんの感想やブログ・ツイートから、世のママさんが自分史を制作して、これまでの人生を振り返ることによって、

・今までの自分の努力

・支えてもらった人の存在

・人生の価値観、強み

を理解して、これからどう進んでいけばよいかを考えられるキッカケを作りたいと思うようになりました。



ママさんが元気だと、子どもも元気になる。

ママさんがチャレンジングだと、子どもも挑戦するようになる


この「自分史制作」を通じて世の中にポジティブな影響を出していきたいと思い、のましほさんに以下のメッセージを送ってみました。


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のましほさんからの感想としては、

・世の中のママは忙しい

・子どもを連れての外出もハードルが高い

ということだったので、セルフで「自分の人生を取材できる教科書を作ろう!」ということで、自分史の教科書の執筆をすることを決意しました。




自分だけではなく、あなたの大切な人の自分史も理解できる教科書

のましほさんと自分史制作の対面セッションを終えた時、「旦那さんやご家族、仲の良い友人の自分史って知ってますか?」と質問した時、、、


たしかに幼少期からの話ってなかなかする機会がないですね。でも幼少期からの経験を理解すれば、「この人はなんでこんなモノの言い方しかできないんだろう?何かあったのかな?」って背景をイメージしようとしますよね。あ、背景がわかったらぶつかることが減るのか!


「大切な人をインタビューして、その人の自分史がわかる教科書にしたらどうでしょう?」と聞いたら、「めっちゃいいと思う!」と返事をいただけたので、自分自身だけではなく、大切な人をインタビューして自分史を制作できる教科書を執筆をしていきます。



次回につづく



次回予告

自分の思い込みで、役に立たない「自分史の教科書」を制作したくない。

モニターを募集して、その感想をもらいながら進めていこう!

果たしてモニターになってくれる人は見つかるのか??



次回:第2話はこちら




▼書道家のましほさん推薦。「自分史の教科書」は下のリンク先から(途中まで無料で読めます)



▼「自分史」制作の対面・オンラインセッションのお申し込みはこちらから


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