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福澤Blog

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日々、想うことを書き連ねています。
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2020年9月の記事一覧

「甘え」あっての自立

「甘えの構造」(土居健郎著)は、1971年に出版された日本人論の名著の一つです。私もだいぶ前…

H.Fukuzawa
3年前
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日本にとって成長は不可欠か?

日本にとって成長は不可欠なのか? この素朴な疑問について考えさせられたのは先日、NHK番組…

H.Fukuzawa
3年前
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ケアでひらく

今、「ケア」にとても関心があります。最近感銘を受けた本は、いずれもケアに言及していたから…

H.Fukuzawa
3年前
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「ブルシット・ジョブ」を読んで:被雇用者が幸福になれない本当の理由

本書は、仕事や経済に対してこれまで何となく抱いていた違和感を、明確に言語化した画期的な本…

H.Fukuzawa
3年前
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コロナ禍は意味を突きつめる千載一遇の機会

コロナ禍は、「ナイトの不確実性」、すなわち何が起こるかもその数量化もできないという状況に…

H.Fukuzawa
3年前

映画「ふんどし医者」を観て:映画の普遍性

現在、神保町シアターで開催中の「映画女優・原節子」シリーズで、「ふんどし医者」(監督:稲…

H.Fukuzawa
3年前

映画「お嬢さん乾杯!」を観て:自己愛の意味

1949年の松竹映画「お嬢さん乾杯!」。監督は木下恵介。時は戦後の混乱期。没落貴族の令嬢ともいえる原節子と、戦後成金の佐野周二のラブコメディーですが、実は深い。ステレオタイプからずらした脚本が秀逸です。(脚本:新藤兼人) 粗暴な成金の佐野は、「天上の美女」の原に一目惚れ。叶うはずないと思った求婚に、「はい」との返事。驚き、舞い上がる佐野。しかし、原の自宅(豪邸)で家族に紹介された佐野は、身分の違いにたじろぐ。やがて、結婚が金目当てだとわかり落胆する佐野。一方の原は、家のため