今年は身体を柔らかくするぞ
20年以上悩んでいることがある。それが「身体の硬さ」だ。お参りをしながら思った。新年に始めてみるか。
今回は、一念発起してストレッチをしたら1週間で効果が出始めた話です。
中高生のとき、体育館での集会が苦痛だった。あぐらがきつかったからだ。後ろに倒れないように手をついて毒にも薬にもならぬ話を聞いていると、普段よりも時間の進みが遅くなる。終わると股関節が痛くてひよこのように歩くこととなった。
いつか硬さが原因でケガしそう。そう思いながら何もせずに時だけがすぎた。
そして今、幸いなことにケガはまだしていない。今のところは、だ。
そんな中で、年末年始に長いお休みがとれた。神社にお参りし、自宅で机に向き合いながら思った。始めるなら、習慣をつけるなら今だな、と。
しかし、一つ大きな問題がある。それが「硬すぎる」ことだ。がんばって開脚しても60°しかいかない。机の角を見るたびに謎の敗北感を覚える。
普通のストレッチ本では、きっと書かれている姿勢すらできずに本を閉じることになるだろう。
ということで、こういうときに良い情報が見つかるのはユーチューブだ。さっそく検索っと。すぐに答えが出てきた。
「超超超硬い人向け」という力強すぎる言葉よ。しかもたった10分で終わるとか。動画をいくつか見た結果、「超超硬い人向け」の動画でやってみることにした。
あれから1週間がたった。とりあえず風呂上りに毎日続けている。股関節はちょっとだけ柔らかくなった、気がするぐらい。
正直効果はわからない。
いつもの習慣でランニングシューズを履き、葉の落ちた桜の木や黄色いイチョウの葉のじゅうたんを踏みしめながら川沿いを走る。あっという間に1時間30分が通りすぎていった。
家を前にして、いつもとの違いに気づいた。あれ? 膝が元気だ。
普段だと、1時間をすぎたあたりで膝が「疲れた」と痛みを発し始める。それ以降は膝を気づかいながら残りをこなすこととなる。
しかし、今日は違った。膝がまだいける。普段は笑っているところが、まだ半分口が開いたぐらいでとどまっているではないか。
なぜ今日は調子がいいのか。今までとの違いは一つしかない。
ストレッチの効果が、もう出ているんだ。
どうやらストレッチ、続きそうです。
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