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すべてのミニマリストが持っているもの


病的なミニマリストが好き!


ミニマリストといえば、「必要最低限のモノしか持たない 人」「持ち物が少ない人」というイメージがあると思います。
私もそう思います。「ゆるミニマリスト」や「シンプルライフ」などの言葉も出てきていますが、私はいわゆる「病的な」ミニマリストの本やブログを読むのが好きです。

「必要最低限」というのは人それぞれで、男か女か、子供か大人か、どんな職業か、などでも違ってくると思います。さまざまなミニマリストの本を読みましたが、どの方も「人生が変わった」と感じていて、「飽きたから」という理由でミニマリストをやめた方を見たことがありません(私調べ)。

しかし!「ミニマリスト」が流行語になった、2015年から8年経とうとしている今、「モノを減らす」というシンプルな方法でもあり、情報が出尽くしたのかもしれませんが、もっともっとミニマリストを推していきたい。ということで、私の考えを述べていきます。


ミニマリストが共通して持っているモノ



結論から言うと、ミニマリストになるということは頭の天秤をうまく使うことだと私は思っています。ミニマリストになるためにモノを捨てるという行為は避けて通れません。モノを捨てていく段階で「捨てるか捨てないか」「どちらを捨てるか」「何か代用できないか」とさまざまな判断が頭の中で行われていきます。たくさんモノを持っていればいるほどミニマリストになる際には判断が強いられる訳です。

この「判断する」という行為でいつも私が思い浮かべているのが天秤です。

モノを比べる時のコツとして、頭に天秤を思い浮かべます。

何かと何かを比べて判断をするのです。皿の上にはモノ自体を置いても良いし、「後悔するかどうか」という基準を置いても良いと思います。その時に、自分の天秤の皿はどれほどの大きさなのかを知ることが大切です。天秤の皿に置くモノが重ければ思いほど、比べる為の文鎮を置くのも大変になっていきます。また、小さな皿には乗り切らない量のモノを計らなくてはならない時もあります。その時は皿に合わせ細かくし、ひとつひとつ天秤にかけるべきだと思っています。この皿を大きくする為にモノを捨てる行為は必要になってくるのです。


天秤で判断してみよう



例えば、コップの数を減らそうと天秤に乗せてみます。「長年使ってきたコップ」と「懸賞でもらったコップ」であれば簡単に天秤は前者に傾きます。けれど、「長年使ってきたコップ」と「誕生日にもらった使っていないコップ」を天秤に乗せた時、少し判断は難しくなります。愛着の湧いたモノと、贈り物で捨てづらいモノ。こういう判断を何度も繰り返すうちに天秤は丈夫になっていくのです(私はお気に入りのモノは十分使用したと判断し、贈り物のコップをまた長年使うことにしました)。

ひとつ、ミニマリストの私の天秤から溢れそうだったのが自分の住む所を天秤にかけた時です。「一人だけれど夢だった仕事ができる東京」と「家族の側にいれるけれど仕事をやめなければならない田舎」を天秤にかけた時です。簡単な人にとっては簡単な判断かもしれません。東京には前者を選び、仕事をしている人もたくさんいました。けれど私は後者を選びました。天秤が少しだけ田舎の方に傾いたのです。ほんの少しだけ。

私たちの「迷う」という行為は常に「選ぶ」か「選ばないか」の二択になります。天秤に乗せるものは自ずとわかってくると思います。三択の選択肢があってもその中の二つをとり、比べてみてください。一度にたくさんの判断はできません。ひとつとひとつを丁寧に比べていき、天秤に乗せていけば、後悔しない方を見つけていけます。

誰しもいつか、天秤が平行でどちらに傾いたかわからないほど大切なモノを比べなければならない 日がくると思います。そのときのためにも、天秤を磨いていってください。




天秤で断捨離をする



ミニマリストになるには?とさまざまなやり方が本などで紹介されていますが、私はこの天秤で全部判断し決めてきました。同じモノがあった時は必ず天秤に乗せてください。「どちらも取っておこう」ではなくどちらかに決めるのです。そうすれば一番のモノしか残りません。そうすれば、モノは溢れません。この天秤はモノだけでなく、コトにも使用できます。仕事も恋愛も、「比べるものじゃない」と言われていることも、置いておくのではなく、大切に一生懸命真剣に天秤に乗せ比べるべきだと思っています。「選べる」というのはとても素敵なことです。それをしないのはモッタイナイです。自ら選び、一緒に行動してみましょう。






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