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幸せに生きるために一番大切なこと ーダイヤモンド・アプローチからの学びー

こんにちは。ホリスティックコーチの佐藤草(さとうそう)です。
オランダから「持っている力を発揮するためのヒント」をお届けしています。

今日は、幸せに生きるために大切なことは何かということをご紹介します。

<こんな方に>
・先が見えずに不安な中で「何か新しいことをしないと」と焦っている方
・自分らしく毎日を過ごしていきたい方
・実現していきたい目標がある方

こんな人が書いています。

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1. 幸せは「今ここ」で感じるもの

今、焦りを感じている方。
やる気を感じている方。
願いを感じている方。

全く違う感覚や気持ちを持っているように見えるかもしれませんが、共有するものがあります。

それは、「幸せを感じたい」という想いがあるということです。

「人生に充実感を感じたい」「満たされているという実感を持ちたい」

と言った言葉に言い換えられるかもしれません。

「限りある人生が、幸せなものだったと思いたい」というのは、人類共有の願いであり想いです。

では幸せや充足感はどんなときに感じるのでしょうか。

何かを手に入れたときでしょうか。

何かを達成したときでしょうか。

いいえ。そうではありません。

幸せや充足感は、私たちがしっかりと「自分が今感じていることを感じているとき」に得ることができるのです。

どんなに何かを手に入れたり達成したりしても、そのときに起こる感覚をしっかりと感じなければ、幸せであるという実感は得られないでしょう。

2. あなた自身を感じていますか

現在私が参加しているダイヤモンド・アプローチという精神修養のオンラインプログラムでは、月に1回、講師に質問ができたり、自己探求をその場で実践ができるミーティングがあるのですが、先日開かれた3月のミーティングで印象的な場面がありました。

全世界からの参加者の中で、最初に質問をしたのが、NYに住む老齢の女性でした。外出禁止になり、家族や孫と会うことができず孤独を感じているということを話す女性に対して、講師が繰り返し投げかけたのがこの言葉でした。

Sense yourself.

あなた自身を感じなさい。

そしてさらに、今感じていることを味わうことを講師は後押しし続けました。

15分ほどの対話の後、女性は目元に涙の後を残しながらも、「ありがとう」とお礼を繰り返し、質問を終えました。

感じること。

それは、コーチングやカウンセリングの手法にも取り入れられていますが、とてもパワフルな体験です。

不思議ですが、それが苦しみや痛みなどネガティブに感じる感覚であっても、自分が今ここにちゃんと生きているという実感が湧いてきて、それは自分を「満たす」ものになるのです。

しかし私たちは普段、自分の外から来る情報や刺激に気を取られ、自分自身の内側にある感覚を感じないままになってしまっています。

あなたは、この一週間、どのくらい「自分」を感じましたか?

3. 1日に1回、目を閉じる時間を

「感じることってどうしたらいいの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

「瞑想がいいと聞くけど何だか大変そう」という考えが浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際には感じるための後押しは気軽に行うことができます。

それは目を閉じることです。

私たちは普段、情報の80%を視覚から来る情報から処理しています。そのため、視覚情報を遮断すると感覚に余白ができて、自分自身の内側に意識を向けることができるのです。

目を閉じるのは、10秒、20秒、30秒、と、合わせて1分ほどで大丈夫です。

これはセルフチューニングの方法としてこちらの記事でもご紹介しています。

ぜひ、目を閉じて、今ここにあるの感覚を味わってみてくださいね。

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Illustrated by HISAKO ONO




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