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就職が近づいてくる

古くてあたらしい仕事(島田潤一郎・著)

図書館で借りたのですが、良すぎて購入しました。
著者はこちら↓の本を出版した方です。夏葉社さんをやっている方です。

あらすじ(帯より引用)
嘘をつかない。裏切らない。
ぼくは具体的なだれかを思って、
本をつくる。それしかできない。
ひとり出版社「夏葉社」の10年が伝える、働き方と本の未来。

感想
「ああそうなんだよ、わたしもこんな風に思いながら働きたいんだよ」とずっと思いながら読んでいました。

働き方って、ああでもないこうでもないと悩みながら考えるものだと思っていましたが、こんなに全部言語化してもらっちゃっていいのでしょうか。
いたるところに仕事の、もっと言ってしまえば生き方のヒントが散りばめられている気がしました。

わたしの勝手なイメージで、社会は嘘と裏切りと不誠実が多いと思っていたのですが、島田さんみたいな誠実で丁寧で真摯な仕事をしている方もいるということをこの本で知ることができて、救われた思いがしました。自分は筋が通っていないことがとても嫌いですが「それでもいいんだ、直さなくてもいいんだ」と思えました。

島田さんは、不特定多数というより、一対一の関係を大事にしているということがひしひしと伝わってきました。
わたしももし、働くことができたら(働くことができたら、じゃなくて働くんだよ)そんな働き方がしたいのです。

作中に「具体的な仕事」というワードがちょこちょこでてきたのですが、いい言葉だなあと思いました。だれかのための仕事。個人の顔を思い浮かべる仕事。コツコツとやる仕事。自分が満足できる仕事。そんな仕事をしている島田さんは素敵だなと心から思いました。

自分がどんな職業に就きたいか、20歳なのでそろそろ一旦の結論をださないといけません。本当にどうしようと毎日思っています。
大手企業は福利厚生が手厚いとか、公務員は安泰とか、ブラック企業に気をつけろとか、そんな話をたくさん聞きます。
色々言われすぎてどの選択が正しいんだろうと思っていましたが、結局、自分で大切にする軸を決めて、それに沿って考えていくことが納得する結果に繋がっていくのかなと思いました。

ちょっと話は変わるのですが、大学生中に、商売というものを経験してみたいです。
自分がいいと思ったものやサービスを提供するということはとても素敵だと思っています。休学をはじめる時、1日限定のお店を出してみたいと考えていたので、どうにか実現したいです。休学終了まであと半年。時間はあります。

まずは何のお店を開くか考えるところからです。笑

実現したら、ぜひ来てください。
多分ですが愛知県で開きます。

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