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ETを見た感想

フジテレビで昨日E.T.(イーティー)を見ました。

スティーブン・スピルバーグ監督作品、1982年なので、40年前のもの。

当然ながら私のnoteでよく話に登場した彼(ボラプ分析やバイシクル・レース和訳、ディズニー考察など)。

https://note.com/awai_0101/n/n107bdc3dc0cc


フレディとほぼ同い年の彼とETについて、フレディ関連でまた考察してみる。



スピルバーグとの関連考察

彼スピルバーグはアメリカで活躍した。

フレディはイギリスでクイーンとして。

どちらも移民ルーツだと思う。(アメリカは多いけど)

フレディ作詞クレジットのバイシクル・レースで1977年、ジョーズ(1975)や、ルーカスのスターウォーズ(1977)などのフレーズが出た。

この年アメリカ・ツアーなどもしてアメリカでもこの時期クイーンは認知されていた。

ジョーズもスターウォーズも嫌いだよ、というフレーズだが、大好きだったようで、ツアーのライブでアンコールにウィーウィルロックユーの時に勝手にダースベーダーの姿をした大男に肩車されたキラキラタイツのフレディが登場して、後で著作権料みたいのを請求されたらしい。

ジョーズもスターウォーズもスーパーマンも、ジョン・ウィリアムズという音楽家が担当。ハリポタのヘドウィグのテーマとか、ホーム・アローンとか、とにかく巨匠。

クイーンは理系なので、メンバーはSFも大好き。

映画も好き(オペラ座とかレースとかアルバムの名は映画から取られてたり)。

1980年公開のフラッシュ・ゴードンにサントラを担当。

映画にロック音楽が使われた最初と言われる。

フラッシュ・ゴードンは1920〜40年?頃のアメコミ(アメリカン・コミック)原作で、若きルーカスも映画化を希望したが、ディーノ・ラウレンティス(ローレンティス)に取られたので、仕方なくスターウォーズを作ったと言われる。

巨匠ラウレンティス(1919-2010?イタリアルーツでアメリカで活躍?)は、クイーンに音楽を頼む話が持ち上がると「クイーンズって誰?」と発言したという。

監督のマイク・ホッジズさんはイギリス出身、アメリカ原作なので、役者をアメリカ人にするように言われたらしい。

いろんな見えない手でヒットが阻害されたような感じだが、サントラは素晴らしい。有名な「フラッシュ、アーア〜」、のほか、フレディのkissなど、魂が抜かれそうなサウンド。そして、映像も美しい。

この時からノン・シンセサイザーのクレジットが消えたとか。

今までブライアンのギターでフルートや管楽器などオーケストラを作っていたが(またはボイパ)、ジョン・ウィリアムズなどの影響などもあるのだろうか。

ついにシンセ(サイザー)が解禁。

しかもキーボード弾いてるのはブライアンだったりして、しかもうまい(ラス・パラブラス・アモールとかワン・ビジョンは映像あり)。

とにかく、スピルバーグあたりがクイーンに影響した可能性は高い。


そしてバイシクル・レースあたりでアメリカ戦略になり、フレーズを入れ込み、アメリカ人達を楽しませようとする気がする。

バイシクル・レースの入ったアルバム「ジャズ」(1977〜)は、収録曲レット・ミー・エンターテイン・ユーなどもニューヨークやシカゴ,ニューオリンズ、ティファニーなどの言葉が。クルエラ・デビル、エレクトラ、スティッケルズ(ジェリー、米ツアーマネジャー)。ショービズの世界
の言葉遊び。

バイシクルはピーターパン、フランケン、コーラ、ホットドッグ、ジョン・ウェイン、マイケル・ケイン?、大統領、ベトナム戦、ウォーターゲートなど批判しつつ、米を入れ込む。ロールズ・ロイス(英)やカルティエ(仏)もあるが。ちなみにスイスやフランスでレコーディングし、ツールドフランスにインスピと言われる。

ブライアンのドリーマーズ・ボール(夢追い人の舞踏会?)も、エルビス追悼と言われ、ニューヨークやニューオリンズ、メンフィスを思い起こすとか。

他は国際色豊かで、オープニング曲はムスターファでアラビア語だし、ファット・ボトムド・ガールズはムーラン・ルージュかアメリカのイメージだし、他もツアーしてたり、オフだったり、夜を楽しんだり、音楽業界だったり。

最後はモア・オブ、ザット・ジャズは、ボブ・フォッシーのシカゴのオール・ザット・ジャズから?ライザ・ミネリも歌ってた。

ジャズはカッコイイアルバムですね。

脱線してますが、アメリカよりなアルバムでした。

フレディもニューヨークやアメリカの文化・音楽は大好きですね。ライザ・ミネリ。ジミヘンはシアトル出身だし。

もしかしたら,伝わったかも。

これが、1982年のET。

自転車で飛ぶ🚲🚴‍♀️ジョン・ウィリアムズの曲のシーン。


まさにバイシクル・レースのチェイス。特に2回目。

自転車、自転車に乗りたい。

僕の自転車に乗って、好きなところへ行きたい。


この映画のテーマの一つは、自由になること、でもあると思う。

敵は宇宙人ではなく、まさかのNASA(ナサとは明記されてないが恐らく)。

国家権力のもと、一般市民の電波を傍受してかつて子供だった大人が子供時代を思い出したことで、その大人が助けてくれる。

考えさせられる。

その大人はあとで隊員を除隊になったかも。自由になりたい。(ハリソン・フォードに顔似てる、ルーカスオマージュ?隊員にスピルバーグみたいな人もいた。)大人という不自由な存在。

ビジュアルとサウンドにこだわった二人。フレディと
スピルバーグ。魔法を作り出した。

スピルバーグはディスレクシア(識字障害)だったとのちに明かした。障害を乗り越えて活躍してる偉人だ。

また両親の離婚を経験しており、だからETもシングルマザーっぽい設定(別居、不倫?)になってる。


ということで、とりあえず一番盛り上がるところにちょっとクイーンへのアンサーが見られた気がした。

主人公の少年エリオットのセリフの

It’s working!(うまくいった!)

が1984年のクイーンのアルバムのワークスと同じような意味な気もする。

宇宙船との交信がうまくいった時のセリフ。漫画では” It works!”だった。

Queen works!だ。

スピルバーグは1994年にはもとディズニーのカッツェンバーグとドリームワークスも作る。


ほかにも、ETからの影響として、

フレディのソロ・アルバム(制作は1983-85年と言われる)。

タイトル曲ミスター・バッド・ガイは、

ダースベーダーのテーマのようなシンセっぽい重低音が後ろに響く。
シンセによるオーケストラ(管楽器や木管楽器など)。

虹を追いかけよう(let’s go chasing rainbows in the sky)は映画の最後のシーンのような。ETからの招待状。みんなで恍惚の旅へ。水星に飛んでいくのかもしれない。フレディは宇宙人?

君の大きなお父さんはダースベーダー?自分の父か自分かわからないが、アメリカの大統領の気分もよくわからない。

スピルバーグではないが、かなり親しいルーカスの話だ。


インフルエンサー達は呼応しているのかもしれない。

イーストウッドやジョン・レノン。エルトン・ジョンやマイケル・ジャクソン。その先の世代も。

影響を及ぼし合う。

天才は一日にしてならず。

名も無き天才達を踏み台にして偉人が生まれていく。


まとめ

ETに、バイシクルレースからのアンサーを見た気がした。

こうやって、無理やり出張って行くのがクイーン(特にフレディ?)なのかもしれない。

アメリカという大市場に殴り込み、蹴り痕をつける。

この時期、ヤンキースが伝説のチャンピオンを使い、ボクシングとかもロックユーを使ったり。

イギリスの、しかも音楽業界(ビジュアル界より弱いが、本物なら影響力大)から、アメリカに挑んだ。そして1980年のゲームで征服し、その後アメリカツアーをやめ、アメリカでオワコン化した。

80年代はその後、南米などで盛り上がるが、イギリスでも人気がかげりだし、ライブエイドで復活。東欧など西側諸国、カーテンの向こうの社会主義国にも影響を与える。

このころ日本での人気はすでに10年前の絶頂と比べかげるが、コアなファンはずっとついていたはず。相思相愛だった。

そしてフレディ亡き後も何度か復活し、ボラプ映画でまた復活。


私も何度か目の刺激でやっとガチファンに進化した。

子供の頃は理解できない魅力だった。

スピルバーグがドラえもん(藤子F不二雄)だとすると、クイーンは笑ゥせぇるすまん(藤子不二雄A)のような、子供をやめた時に深く共感するような魅力。

痛みを伴う魅力。

痛みがあるからこそわかる。


女性という苦しみ

女性なのに醜い、らしくない、という苦しみ

女王になる日を夢見て(私は私の美しさを信じている、少なくとも私だけは)。


参考

そしてフランク・チャーチルのディズニーにおいて生み出した音楽やディズニーの作品は、スピルバーグやクイーンに影響し、ディズニー育ちの彼らがまた科学をプラスして新たな作品を創り出す。

旧ディズニーの伝説を作ったレジェンドの一人、フランク・チャーチルについてはこちらもどうぞ。

あとはETのなかにママがガーティ(ドリュー・バリモア)にピーターパンの絵本を読んであげる。

これもバイシクルレースのフレーズの一つだが、スピルバーグはダンボの母親のシーン(baby mine)のほか、このピーターパンも影響を受けている。

どちらもフランクチャーチル(ピーターパンはワニと右から2番目の星のみ?)。

スピルバーグはフックという実写映画を故ロビン・ウィリアムズ(中年ピーター)とジュリア・ロバーツ(ティンカーベル)、フックにダスティン・ホフマンで撮る。ドリームワークスかな?

彼の心に残った作品と言える。

フレディとスピルバーグは、年も近いが、ルーツや好きなものなど、国は違えど、かなり共通点があると思う。

あとは宮崎駿さんも似ている。ウォルトも。

ファンタジックおじさんだ。または永遠少年。

秋元康さんとか。藤子さんとか。

サザエさん(長谷川町子女史)は毒も併せ持つ。


私の好きなものに関して考察でした。

お読みくださり、ありがとうございました。











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