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STAGE OF THE YEAR 2023

今年1年の観劇を振り返ります。
GOTYパロでいこうと思いましたが、すべてのセクションを把握しているほど知見がないので作品のみで…。

STAGE OF THE YEAR 2023

ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル

観終わった後、「年間大賞決めるならこれだな…」「今年の大賞系総ナメだろうな…」となったし、「私は今年これを超えるミュージカルに出会えるか…?」となった。それぐらい凄かった。油断して後半の頃が初見だったから、全キャスト観られなかったことが本当に悔やまれる。2024年はチケット最初から頑張るぞ。

ジュークボックス・ミュージカルってあまり好きではなかったけど、洋楽に疎くて原曲を知らなかったのもあるけどずーーーっと音楽が楽しかった。これを観た後CANCANすることしか考えられないくらい中毒性がある中で、Your Songのようなしっとり聴かせる曲がすごく効果的に使われていて情緒の揺さぶりがすごい。

ストーリー、前評判だと微妙な感じでショーを観る感覚だと言われていたので期待せずにいたのだけれど、いやとんでもなくストーリー好きでしたね…。というか今でもなぜストーリーは微妙だと言われているのかわからない…。命の限り輝き続ける登場人物たちと、キャストたちの煌めきが重なって本当に眩しい舞台だった。芳雄さんの「僕を見て…?」に毎回泣かされた。アンサンブルが男女ともに筋肉たっぷりで、やはり筋肉しか勝たん。

この作品から帝劇作品が値上がりしたけど、あの豪華な舞台美術に最高の歌に派手なダンスを見ていると「贅沢してよかった…!」という気持ちになるし、なんならもっとお金払いたいなという気持ちになるくらい、贅沢な舞台だった。レミゼやエリザ、サイゴンぐらい定期的に日本で上演してほしいミュージカルです。

次点、好きだった舞台

ミュージカル『エリザベート』(博多座)

世界で一番好きなミュージカルですが、トップにいれると公演するたびにいれちゃうことになるので…殿堂入りということで…。
私が初めて自分の意思で観に行ったミュージカルは2016年エリザベートで、2019も2022帝劇も観に行っているんですが、「芳雄さんトートを観ないとエリザベートは終えられねぇよな!?卍」の気持ちで博多座まで飛んだら、ゴリゴリにハマってしまって…フランツに……(?)。2023年にしてミュオタを始めました。私の人生への影響が大きいミュージカルです。


ミュージカル『ダーウィン・ヤング 悪の起源』

主要人物がみんな具合悪そうですごく癖だった。
千穐楽2日前とかに観たせいでリピートできなかったけど、とにかくストーリーが好きだったな。親子孫の三世代の「悪」について追った話。ハッピーエンドじゃないところも余計癖。
正直ストーリーの根幹たる謎に関しては早々に正体を察することができるけど、闇が垣間見える石川禅、どんどん曇っていく矢崎広、混乱ゆえに閉じていく大東立樹がツボすぎた…。
特に石川禅さんが大好きになっちゃいました…歌が上手いのはもちろん、眼がとても澄んでいて、若き革命家が似合いすぎていた。


ミュージカル『ジョン&ジェン』

2023年で一番出会えて良かったなと思う舞台はこれ。感想は下記にて。
https://note.com/autumnnnnnn6/n/nafe052bfc57b


その他、印象的だった舞台

ミュージカル『ジキル&ハイド』

柿澤ジキル、笹本ルーシー、桜井エマ、上川アターソンで観劇。
私はワイルドホーン楽曲が大好きです…。演出も派手でマジック要素もあって、視覚でも耳でも心でも楽しめるミュージカル。柿澤さんのスタイルがバグってたのと、アターソンが癖だったことを覚えている。


ミュージカル『マチルダ』

今年のベストパフォーマンス賞は「SCHOOL SONG」と「REVOLTING CHILDREN」です。心が震えた。感想は下記にて。
https://note.com/autumnnnnnn6/n/ne318f1be4b37
https://note.com/autumnnnnnn6/n/nc6538c340815


ラビット・ホール

万里生さんが以前同じ戯曲に出演していたので、観に行ってみたらすごくしんどい気持ちになった。
子どもを交通事故でなくした夫婦の話。交通事故を起こしたジェイソンという高校生がいるんですが、彼が出てくるだけで凄く胸騒ぎがして、彼が妻のベッカに話しかけるシーンはなんかもう見ていられなくて、嫌だ、嫌いという感情で涙が出てきた。こんな体験初めてすぎて印象に残っている。またこの戯曲がどこかで上演されたら絶対観に行こうとは思っている。


ミュージカル『ノートルダムの鐘』

ディズニー映画の中でも一番曲が好きなのはノートルダムの鐘なので、今年念願かなって観に行くことができました。
墨をつけてカジモドになり、カジモド以外が墨をつけて終わるっていう演出があまりにも芸術的で好きでした。やっぱり曲も大好きだし、また観に行きたいな。あとほんとに劇団四季って歌うまいですね!?(当たり前体操)


舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』

よく飲み会で「ハリー・ポッターは映画も原作も観たことがない」と言って引かれるんですが(理不尽)、せっかく舞台にハマっていることだし観に行こうと思って、3作目ぐらいまで映画を見てから観劇しました。ハーマイオニーとロンが結婚するという強烈なネタバレを食らいました。
映画のときに何となく気に入らなかったハリーのなろう系主人公感が回収されるようなストーリーで、単純だからハリーのこと好きになりました。私は向井理の舞台を観るといつも向井理にメロってしまう…カムバックして…。
舞台上で本当に魔法が起きていて驚きの連続だし、ストーリーも好きでハリポタミリしら状態でもめちゃくちゃ楽しめました。次は知識を蓄えて観劇したい。


ミュージカル『スリル・ミー』


尾上・廣瀬ペア、木村・前田ペアを現地で、山崎・松岡ペアを配信で観ました。2014年版CDを聞き込みすぎた状態で行ったので、ストーリーの答え合わせをしてたような感覚。観劇してみて得た価値観だけど、オタクが好きな要素はたくさんあって、凄く熱狂的になりやすいのはわかるんだけど、史実と混同して語られるのがちょっと私にはキツかった。あと脚本・演出上に人物像が描かれきっているので、IFの想像をしづらいんだなという学びも得た。


ミュージカル『ラグタイム』

東京で行けなかったので、なぜか名古屋まで観に行った(?)
石丸さん演じるユダヤ人のターテが中心人物かと思いきや、2幕であっさり成り上がっていて、どちらかというと黒人と白人の対立がメインで描かれているようだった。東さん演じるヤングブラザーが黒人のために行動し、川口さん演じるファーザーが白人としての矜持と葛藤しながらも芳雄さん演じるコールハウスと語らい、コールハウスが未来のために決断した結果、あんな最期になるのが…やってられない気持ちになりました。リトルコールハウスが出てきたとき、尊いものを感じて涙がでてきた。


2023年観劇まとめ

  • エリザベート(博多座) ×6

  • バンズ・ヴィジット

  • 太平洋序曲

  • ジキル&ハイド

  • ラビット・ホール

  • マチルダ ×11

  • ノートルダムの鐘

  • ダーウィン・ヤング

  • ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~

  • テニミュ 青学vs六角

  • ムーラン・ルージュ! ×3

  • ファントム

  • アナスタシア ×3

  • スリル・ミー ×2

  • ラグタイム

  • LUPIN

  • ジョン&ジェン ×7

今年も1年ありがとうございました!たくさん観劇できて幸せでした!
また来年もどうぞよろしくお願いいたします!

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