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【陸上】初めての1人海外遠征 in AUS🇦🇺part2/2

 今回はソロ海外遠征のpart2です。part1をまだご覧になってない方は先にどうぞ!

遂に開幕!

予選。その前に

 NSW openでは、一次招集がオンラインで行われました。URLが送られてくるのでcheck-inするだけ。とても楽なので日本もこの方式にすればいいのにと思っていました(役員が大変かもしれないけど)。

 試合前日の午後5時からcheck-in可能、と要項には書いてあり連絡を待っていたのですが、一向に届く気配がありません。痺れを切らし、前日の夕方にTechnical Information Center(以下TIC)に行きました。名前と連絡先を聞かれ、後で送っておくよ、とのことでしたが、この連絡も結局来ることはなく、仕方なく翌日再度TICに行って手動でcheck-inしてもらいました。
 これでようやく試合に集中できる、と言いたいところですが、まだスタートリストが出ていません。大会要項によるとスタートの45分前ごろに出る、とのことでした。予選は7組に分かれており、組によってスタート時間が違います。念の為、一番早い組になってもいいようにウォームアップを始めました。45分前が近づくとチラチラスマホを見ていましたが、スタートリストが発表されたのは試合約30分前。私は5組目で、時間を持て余すことになりました。まあ、これは想定内と言えば想定内。どの組になってもいいように調整はしていましたが、今思うと少しアップが多くなってしまったかなあと反省しています。

スタートリストは約45分前に公表されるとのことでした

最終コール、そしてスタート

 他にも日本との違いを感じたことはありました。日本ではローカルな試合でもスパイク、アスリートビブス、商標のチェックが厳しいように思います(鳥取だけ?)。NSW openは、この地域ではかなり規模が大きい大会なのに(LIVE配信もインタビューもあります)、それらのチェックは全くありませんでした。スタート地点で名前を呼ばれて返事する、それだけでした。
 また、出発係もあってないようなものでした。「今走っているのは◯組目だから◯組目準備して」なんて声をかけてくれる人はいません。全部自分で判断して準備していました(組数が少なかったので、それほど困りませんでしたが)。

ビブスは胸だけでした。

 個人的には日本とオーストラリアを足して2で割ったぐらいの緩さがいいのになと思います。日本はちょっとピリピリしすぎ?な気がしますし、かといってオーストラリアぐらい緩いとちょっと緊張感足りないかなあと思いました(あと、コール漏れが続出しそう)。
 私は普段と違う状況でも面白がれる人なので、全く苦になりませんでした(むしろ嬉しい)が、そうでない人は余分にエネルギーを使ってしまうかもしれません。

結果は・・・

 結果は予選49秒20で3着、B決勝48秒98で5着と散々なものでした。海外で慣れないことが多かったために記録が出なかったというより、仕上がりそのものが悪かったかなあという印象です(試合前の練習でもあまりいいタイムは出ていなかった)。初戦から46秒出すぞ!と意気込んでいたものの、お恥ずかしい限りです。反省点は山ほどあるので、次戦に向けて課題に取り組んでいきます💪

新たな出会いも

 海外に行く醍醐味の一つは、いろんな人との出会いだとも思っています。B決勝のアップ中にロサンゼルスオリンピックに出場されたFred Martinさんに声をかけて頂きました。とてもフレンドリーで、すぐに打ち解けることができました。またFredさんの紹介で400mオーストラリア記録保持者のDarren Clarkさんとお話しできたり、Fredさんが指導している選手と話せたり、輪がどんどん広がっていってとても面白かったです。Darrenさんに400mの練習について質問したのですが、私のリスニング能力が低すぎてほとんど聞き取れず・・・(笑)。もっと英語の勉強頑張ります。
※知らない人についていくのは危険も伴います。そこは自己責任で。

Fredさんにご飯をご馳走してもらいました

 また試合翌日には、Fredさんのクラブの練習にちょこっとお邪魔しました。最初は見学だけのはずだったのに、練習を見ていると「Kohsuke、準備して!」と言われなぜか練習することに(笑)

なぜか練習することに。翌日は全身筋肉痛でした。

 この日練習に参加したのは自分含めて6人でしたが、みんなすごく仲が良さそうでした。ジョークを飛ばして、ちょっかいを出して、でも練習する時は切り替えて練習する、とても雰囲気の良いチームでした。こんなチームで練習したいですね。

 試合翌日だったこともありますが、練習自体は60-90分くらいでサクッと終わりました。

まとめ

 私の体験を通して、皆さんに伝えたいことがあります。それは、海外での競技参加は遠く難しい道のように思えるかもしれませんが、実際には一歩踏み出す勇気さえあれば、誰にでも挑戦できる機会があるということです。大小様々なトラブルがありましたが、その全てが私にとってかけがえのない貴重な経験となりました。

 最後に、海外での挑戦を考えている方々に向けて一言。恐れずに挑戦してみてください。不安や疑問がある人には、この記事が一つの指針となり、皆さんの挑戦を後押しすることを願っています。失敗を恐れず、常に前向きに、そして何よりも自分自身を信じて、世界に飛び出しましょう。新たな挑戦は、きっと皆さんを待っています!

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