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【後編】遠征に行ってきた件について【in長野】

そうだ長野へ行こう!

【前置き】

軽いノリである。
ある日のこと、ファジサポの方とクラフトレインボーのマスターのやり取り(Twitter上)を目にした。それは「朝一で新潟を出て長野を経由すれば18キップでその日のうちに岡山に帰れますよ(意訳)」というものだった。
最初はふーん、そうなんだ(鼻ほじ)。くらいの反応だったが、J3の日程を確認して次第に顔色が変わっていった。
「あれ、これって…」
長野の試合見れんじゃね?」
J1がお休み、日曜日にJ2が2試合(東京Vvs横浜FCと熊本vs金沢)組まれていたのは知っていた。J3までチェックしていなかったのは反省点だ。
19:00から長野vs宮崎。2週連続(先週のことは下のリンクから)で長野の試合見れたら面白いかなと思った。面白いと思ったほうに動く、成功の鉄則。あとは新潟戦後の体力次第だったが……。

【長野なう】

来てしまった。長野県。

のんびり新潟ファジツアーが、突撃新潟長野ツアーに変わってしまった。どうしてこうなった。

昨日の試合で岡山が劇的逆転勝利をしてテンションがおかしかったからかもしれない。疲れを吹き飛ばしてくれる勝利だったから。(正確には疲れを一時的に忘れさせてくれるだけであって後からやってry)…とにかく、長野に来たのだ。

ちなみに実は、長野に来るまでには少しのトラブルもあった。なんと長岡―直江津間で信号トラブルがあり電車が遅延。というか、朝確認した時は運転見合わせになっていた。
新潟駅の駅員に聞いても明確な答えは帰ってこなかった。一応乗るはずの電車は動く予定だが、どこかで止まるかもしれない…と。(みどりの窓口の新人君は大丈夫です!どやっ。って感じで不安になった。)

特急しらゆき

旅にトラブルは憑き物…と言い聞かせ、特急電車に乗り込む。意外にも出発はスムーズだった。
が、長岡駅あたりからだんだんおかしくなってくる。進んでは止まり、進んでは止まりを繰り返し一向に前に進まない。結局新幹線の乗り換え駅である上越妙高には20分以上遅れて到着、乗り換えを一本逃してしまった。
どうしようもないときは飯を食え。愚痴愚痴言っても時は戻らない。(これが終電とかではなくて本当によかった。)

上越妙高から「新幹線はくたか」に乗り長野駅へ。その日泊まれるホテルを探してチェックイン、少しゆっくりしてから長野Uスタジアムに向かう。昨日の新潟もそうだったが、初めての場所へ行くのはわくわくする。
パルセイロサポの後を追いかけ、シャトルバスに乗り込む。250円でスタジアムに到着。

ごめんなさい、ナメてました。本当に申し訳ございません。最上級の謝罪と、最大級の賞賛を。コンパクトなのにそれでいて存在感のあるデカさ。本当に素晴らしいスタジアム。岡山に持って帰りたくなった。

2022.07.24
長野パルセイロvsテゲバジャーロ宮崎
天候:晴れ
雰囲気:最高

【試合の感想】

長野のスタメンには前節決勝ゴールを決めた山本大貴が。デュークカルロスはベンチからのスタート。公式は3421を予想していたが、後ろ4枚で4231、攻撃時には可変して後ろ3枚のように見えた。
一方、宮崎は三村と千布がスタメン。ミムがスタメンなのはとても嬉しく、パルセイロ側に座っていながらスタメン発表時には小さく拍手していた(すんません)。433?4231?守備時は4-4のブロックを組んでたように見えたが、写真を撮るのに夢中になってたので違うかも。
前半は宮崎がペースを握った。18分、左サイドで得たFKを小川が直接ぶち込み、宮崎が先制。少し距離のある位置からだったのでGKはクロスに対応するためだいぶファー寄りに立っていた。小川がボールを蹴った瞬間少し対応が遅れたようにも見えた。
26分には宮崎が追加点。カウンターから薗田にボールが入り、DFとの間合いをはかりながらバイタル中央へ。ボックスの少し外からシュートを打つと、DFに当たったボールがGKの手が届かない絶妙なコースに吸い込まれる。
前半、何分だったか忘れたが、長野のほうにも山本がサイドで起点になりスルーパス、ニアゾーンからのマイナスをフリーの宮本がシュート。という、決定機があったが、宮崎のDFが身体を投げ出してブロックしていた。
0-2で後半を迎えた長野だったが、早々に1点を返す。47分、中盤に下りてきた宮本がキープしながら左サイドを駆け上がった杉井につなぐ。杉井からのクロスをファーで佐藤が合わせる。
後半早い時間に1点を返し、息を吹き返すホーム長野。57分には右サイドからのクロスを山本大貴が頭で合わせ2試合連続となるゴール、同点。あれ、もしかして私って運がいい?

長野が押し込み、宮崎がカウンターを打つという展開が続いた、86分。途中交代で入ったデュークカルロスがボックス内で仕掛け、強烈なシュートを放つ。GKが弾いたボールをこれまた途中交代で入った藤森がダイビングヘッドで合わせて長野が逆転。
劇的な逆転勝利で2連勝の長野。幸運な置物の私。長野パルセイロの皆さん、いつでも呼んでくだされ。

試合後の余韻に浸りながらホテルに戻る。2日ともに応援したチームが3-2で逆転勝利するという劇的さ。なんか疲れたのでデザートだけコンビニで買って食べる。23時には眠くなってしまい就寝。

【観光】

翌朝。6時に起きてぶらぶらしようと思っていたが、8時起床。人間なんて弱い生き物である。
とある喫茶店を目指して街をぶらぶら。って月曜日やってないやん。という一人コントをしながら、善光寺へ行く事に。駅から回り道をしながら歩いてしまった。汗だく。

お寺での時間をどう過ごしてよいかわからない、学がない人間なので行った事に満足してバスに乗り込み長野駅へ。2泊3日、まあまあな距離を歩いたので体力の限界を悟る。

11:00長野発「特急しなの」に乗り名古屋まで。

景色を楽しみつつ、ジャンプを読み(青山先生と尾田先生の対談が嬉しくてちょっと泣いた。)、駅弁を食べ約3時間。名古屋で乗り換え、「いつもの」新幹線に乗る。もうここまで来たら家に着いたも同然ってことで。

ありがとう長野!
また来るよ!

長野編 完

家に着くまでがアウェイ遠征。そんな事を考えながら〆に入る。
このご時世、なかなか遠征や旅行に行くのは厳しい人もいると思う。そんな方々に少しでも現地の風というか、雰囲気をお伝え出来たのであれば、私が遠征に行った意味も少しはあったのかなと。そう思います。

最後に、前後編と拙い文章にお付き合い頂きありがとうございました。次回のこのシリーズ(?)は8月20日横浜FC戦を予定しております。
また読んでくださいね。

(*敬称略)
(**あくまでも個人の感想です)


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