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岡本太郎とアンラーニング

私のバイブルは、岡本太郎氏の「自分の中に毒を持て」だ。

岡本太郎氏の誰もが知る代表作といえば大阪万博の為に作り上げられた太陽の塔だろう。

太陽の塔

太陽の塔は、1970年に日本万国博覧会のテーマ館の一部として建造されたものだ。


岡本太郎氏は、先述の本の中で「自分自身の最大の敵は自分自身だ」と何度も繰り返し主張している。

第一章のタイトルは、意外な発想を持たないとあなたの価値は出ないである。

この第一章の初めには、人生は積み重ねではなく積み減らすべきだと岡本氏は述べている。

瞬間瞬間に命は生まれ変わるのだから、中途半端に自己嫌悪などせず、今までの己自身を蹴飛ばすことで自分が猛烈に開け、モリモリ生きていけるというのだ。

逆に今までの自分を大事にしすぎると甘えになり身動きが取れなくなると。

今までの固定概念を捨て、危険な道を選ぶ。

岡本太郎氏のパワー溢れる言葉たちは、私の心の奥底の何かを震わせ今までの行動の活力となった。


適応障害になり、今までの考えやこれまでの人生、将来のこと、周りの人間関係等、自分の置かれている環境や自分自身と向き合うが増えた。

その時、バイブルである「自分の中に毒を持て」を読み返したが、入ってくる言葉たちはかなりしんどくて今すぐにでも破り捨てたい衝動に駆られた。幸い電子書籍であった為、破り捨てるという行為には至らなかった。

ただ、岡本太郎氏の言葉や作品は私の中に息を潜めていた。


日常生活を送れるようになり数ヶ月経ったある日、SNSでたまたま流れてきた自己肯定感に関する切り抜き動画が流れてきた。

本田圭佑さんと葉加瀬太郎さんと為末大さんの3人の対談動画だった。

為末大さんが言語化の鬼と称されたその動画ではアスリートの方々のマインドについて話されていた。

アスリートのメンタルや考え方はどのようにして成り立っているのだろう?と思い動画を見た。

本田圭佑さんがお話しされていることをさらに噛み砕きながら説明する為末大さんの言葉に胸を打たれ、ここ3日間通勤時間の読書は為末大さんの本を読んでいる。

その中で、Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」という本がある。

私は今これを読んでいる途中なのだが、大まかにアンラーンとは何かというと「今まで、学びはプラスのものでインプットするもの、つまり積み重ねるという考え方であったがアンラーンとは積み重ねではなく今までのパターンや思考を認識し軌道修正するという学習法」というものだ。

これまでの自分を否定する、後悔する、全部の過去を書き換える、全部の過去を忘れる、ということではなく今までの思考の癖や経験を認識し、書き換える。

これって、岡本太郎氏のいう、積み減らすという考え方に通ずるのではないか。

積み減らした先の自分を蹴飛ばす。そうするとモリモリ生きられるということか。

なるほど。
ちょっとまだ言語化に至ってないのですが点と点がつながった気がするので一旦アウトプットの為に書きました。

なるほどね。続きは乞うご期待ということで。

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