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スキマ時間活用でインプットが増えたという声も。働き方の多様化に合わせたリコーの学習支援

「耳で聴く本」として近年利用者が増えているオーディオブック。
日本最大級のオーディオブックサービスの「audiobook.jp」は、個人の利用だけでなく、法人向けプランの「audiobook.jp 法人版」もあり、多くの企業の方々に利用していただいています。

人材育成の教材として、あるいは企業の福利厚生としてのオーディオブックの良さはどんなところにあるのでしょうか。
新型コロナウイルスの流行を機に、社員向け情報サービスのオンライン化を推進してきた株式会社リコーの技術情報センターでは、オリジナルの360度カメラを使ったバーチャルライブラリサービスを提供するなど、デジタルサービス企業らしい環境整備に取り組んでいます。「知りたいとき、学びたいとき、いつでもどこでも"情報"と繋がれる場」を目指す中で、「audiobook.jp 法人版」の導入に至った経緯を、技術情報センターの森木俊晴(もりきとしはる)さんに伺いました。

▼Problem
・新型コロナウイルスの流行で、社員の技術力向上を担う技術情報センターのライブラリに足を運んでもらうことができなくなった。
・働き方が多様化し、場所や時間にとらわれずに学べる環境整備が求められ始めた。
Solution
・電子書籍や電子ジャーナルなど紙媒体以外のコンテンツを拡充し、ライブラリを訪れなくてもPCから360度ビューアにより書架を確認し書籍の貸出予約システムに連携できるバーチャルライブラリの仕組みを構築。目だけでなく、耳からも多様な情報を得られるオーディオブックも自己学習ツールとして導入し、場所や時間に捉われない学びの機会の提供をスタートした。
Effect
・勤務地や所属部署、勤務時間にかかわらず、多くの社員に学びの機会を提供できるようになった。
・自己啓発やビジネス書など技術関連以外のコンテンツも増やせ、多様な学びを支援できるようになった。

森木俊晴さん 株式会社リコー 先端技術研究所 戦略統括センター 戦略推進室 技術情報センター

コロナ禍をきっかけに情報提供サービスのオンライン化を加速。こだわったのは、”リコーらしさ”

ーーaudiobook.jp 法人版の導入に至った経緯を教えてください。

森木: 弊社の技術情報センターは、社内の研究者や技術者に技術情報や学習情報を提供するセクションで、いわゆる「企業図書館」の役割を担っています。オンラインで提供しているものもありますが、これまでは主に紙の書籍を書架に並べて、必要な人に足を運んでもらう場として運営してきました。ところが、新型コロナウイルスの流行で働き方が変わり、社員に直接足を運んでもらう機会が大幅に減りました。これをきっかけに当センターは提供する情報のデジタル化をさらに推進。「知りたいとき、学びたいとき、いつでもどこでも情報と繋がれる場」を目指して、電子書籍や電子ジャーナルなどオンラインで提供できる情報コンテンツを拡充する一方、現在は、ライブラリにある実際の書棚をオンラインで閲覧でき、読みたい本を書棚上でクリックするだけで資料の貸出予約ができる「バーチャルライブラリ」を提供しています。

ーーただデジタル化するのではなく、情報の提供方法にもこだわっているんですね。

森木: 弊社は全国各地に事業所がありますから、海老名市(神奈川県)と沼津市(静岡県)にある技術情報センターのライブラリに足を運ぶことができない社員も多くいます。バーチャルライブラリでは360度ビューアから書棚に並んでいる書籍にアクセスすることで、実際に足を運ばなくてもライブラリを利用できるようになりました。ただ情報を揃えるのではなく、情報が利用しやすい環境を整えることは、アナログの情報を提供していた頃から当センターが重視してきたことで、今も変わりません。audiobook.jp 法人版の導入はそういった流れの一環で、目からの情報インプットだけでなく、耳からも情報を得られるサービスを提供することで、情報と繋がる場所と時間の選択肢を広げる効果を期待しています。

技術情報センターが運営する多数の書架が並ぶ企業図書館

自己啓発やビジネス情報をスキマ時間に、タイムリーに

ーーサービス導入の決め手になったポイントを教えてください。

森木: 自己啓発やビジネス書など、学習系のコンテンツが充実していることが決め手になりました。当センターは技術情報の提供が主な役割で、オーディオブックも単なる福利厚生ではなく、社員の業務サポートやリスキリングという位置付けで導入していますので、コンテンツの充実は大事な要素でしたね。また、導入前にトライアルを利用させてもらったのですが、モニターした社員の反応がとても良かったことも導入の背中を押してくれました。

ーーオーディオブックならではの活用事例はありますか。

森木: まだ実現できていませんが、会社として社員に聴いてほしい本をブックリストとして表示する機能は今後活用していきたいと思っています。
例えば、今だとDXとかAIといったような話題のワードに関連する本はぜひ聴いてほしいですし、マネジメントなどの本も部署を問わず聴いてほしいですね。定期的に新しい本をピックアップして、おすすめすることを今後想定しています。
当センターでは、技術者、研究者向けの技術情報だけでなく、営業や企画といった業務を行う社員に向けてもスキルアップや自己啓発に活用できる書籍を取り揃えています。audiobook.jp 法人版は、全ジャンルのコンテンツを自由に聞けるシステムになっていますが、利用者の視聴傾向を見るとビジネス書や自己啓発などの学習コンテンツの視聴がほとんどで、学習支援ツールとしての役割を果たしていると感じています。コンテンツとしては「聴く日経」が一番人気で、私自身も利用していますが、移動などのスキマ時間に、場所を問わずタイムリーな情報が得られるところが気に入っています。
社員からも、「通勤時間などを有効活用できている」「インプット量を増やすことができた」という声が寄せられています。

ーー今後の活用やサービスに期待するところがございましたら教えてください。

森木: 現在は3ヶ月ごとに社内から利用者を募って、利用アカウントを提供しています。当社では更新ごとに利用者アンケートを取っていますが、頻度の高い人は通勤時間などを活用して、コンスタントにかなりの頻度で使ってくれているようです。今後、管理者機能が充実すると聞いていますので、社内で利用状況を適宜確認し、活発な利用を促していきければと考えています。

ーー貴重なお話をありがとうございました!

■株式会社リコー
本社: 東京都大田区
事業内容: 事務用機器、光学機器、印刷用機器などの製造、販売
ウェブサイト: https://jp.ricoh.com/


【audiobook.jp 法人版の詳細はこちら】

ビジネス書や自己啓発書を中心に15,000点以上ものタイトルを全て音声で好きなだけ聴くことができる法人向けのオーディオブック聴き放題プランです。通勤中や家事中、就寝前など、耳のスキマ時間に音声を再生するだけで読書ができるため、学習のハードルがぐっと下がります。
日本の人事部「HRアワード2022」で優秀賞を受賞するなど人材育成のツールとして高く評価され、現在130社以上にご導入いただいています。

まずは個人でオーディオブックを使ってみたいという方は、会員数250万人の日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」をお試しください。

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