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「ビジネスパーソンの7割は「耳」を使った学習が向いている」〜401人を対象に認知特性の違いに基づいた学習スタイルを調査

昨年「リスキリング」が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、社会人の学びやスキルアップに最近注目が集まっています。
従業員向けにe-ラーニングなど様々な研修ツールを導入する企業や、個人でセミナーに参加したり、書籍を読んで学んだりという方も多いと思います。しかし、同じ研修を受けているはずなのに従業員間で習熟度に差がある」「本を読んでみたが、いまいち理解が進まない」など悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
 
この背景には「認知特性の違い」があります。
認知特性は「人がそれぞれもっている記憶や思考の仕方の“好み”」のことで、視覚優位、言語優位、聴覚優位などに分類されます。例えば情報をインプットする際、絵で見て理解するのが得意な人もいれば、文章を読んで理解するのが得意な人、聞いて理解するのが得意な人もいます。
こうした違いは学習スタイルにも現れます。効率よく学ぶためには、自分の認知特性を知り、それに合った学習方法を見つける必要があります。
 
そこでオトバンクは、ビジネスパーソン401人を対象に、その人に合った学習スタイル(優位感覚)を認知特性に基づいて明らかにする「学習スタイルチェック診断」を実施。聴覚系、言語感覚系、視覚系、触覚系、それぞれの優位感覚に当てはまる人がどのくらいいるのかを調査しました!

▼調査概要

  • 調査期間: 2022年11月〜2023年4月

  • 調査機関: 自社調査

  • 調査対象: 会社員

  • 有効回答数: 合計401名

  • 調査方法: インターネットを利用したアンケート調査

▼調査結果

「耳」を使った学習が合っている聴覚系と言語感覚系が約7割

401人の優位感覚で最も多かったのは言語感覚系で全体の52.1%。次いで聴覚系(17.7%)、触覚系(17.5%)、視覚系(12.7%)という結果になりました。
言語感覚系の人は、「思考」を通して物事や情報を吸収し理解することが得意で、誰かと話し合うことでより理解を深めることができます。そのため、「聞く」ことを通して物事や情報を吸収し理解することが得意な聴覚系の人と同様に、耳から情報をインプットすることに向いています。
言語感覚系と聴覚系を合わせると全体の約7割(69.8%)が、オーディオブックを聴くなどの耳を使った学習が向いているという結果わかりました。

【4つの優位感覚】

●聴覚系
聴覚系の人は「聞く」ことを通して物事や情報を吸収し理解することが得意です。逆に、騒音があると集中できないので、勉強するときには静かな環境を整える必要があります。授業や講義などを活用する学習方法が効果的です。また、本などを声に出して読んだり、朗読したものを録音して聴くと頭に入りやすくなります。
 
●言語感覚系
言語感覚系の人は「思考」を通して物事や情報を吸収し理解することが得意です。誰かと話し合うことで、より理解を深めることができます。何かを記憶する際は、別のものと関連付けると効果的に覚えることができます。文章を書いたり、それを発表する機会があるとやる気になります。
 
●触覚系
触覚系の人は「体感」を通して物事や情報を吸収し理解することが得意です。実験やロールプレイなど、体験して学習すると効果が上がります。何かを覚えるときには指でなぞるなど、体を動かした方が頭に入ります。覚えなければならないことは、何度か実際に書いて覚えると効果的です。

 
●視覚系
視覚系の人は「見る」ことを通して物事や情報を吸収し理解することが得意です。ビジュアライズしながら学習すると効果的。学習を深めるためには、チャートやスライドなどの図が役立ちます。ノートをまとめるときなどは蛍光ペンで色を付けたり、三色ボールペンを使うなどすると有効です。



オトバンクは、オーディオブックのリーディングカンパニーとして、今後も利用傾向や使われ方の最新トレンドなどオーディオブックにまつわる様々な調査を実施してまいります📝
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