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お世話になった人⑩

今日は、21歳から23歳までアルバイトでお世話になった中華料理店で出会った人についてのお話です。

売上の不調に会社の上層部が店長交代の辞令を出し、私を雇ってくれた店長は去っていき、新しくとある高級中華料理店の総支配人だった人が来ました。その人については、「お世話になった人⑨」でお話しています。

今日は、その新店長が一緒に連れてきた私より歳がひとつ上の社員だった女性についてです。社員という事もあり、黒い制服を着ていて、私たちと歳が近くて、彼女に一番近かったのは、「お世話になった人⑦」で紹介した私より5つ上の男性の社員でした。社員とは言っても、彼も前店長が去るタイミングで、社員をやめ、アルバイトになってはいましたが、唯一の社員としての動きを知っている存在だったので、レジ打ちや、レジ締めなどを教わっているうちに、彼女は彼と交際するようになっていきました。

5つ上の先輩は、アルバイトになったので、前の総支配人だった人の職場の方に手伝いに行ったり、こちらを手伝ったり、忙しい日々を過ごしていたそうです。また、彼女と交際している間は、遠方から来ていた彼女を車で送迎などもしていたとか。。

そんな日々も月日が流れると別れの日が来てしまうと、彼は店には来なくなり、前の店長の方と一緒に働くようになったそうです。

また話が前後するかもしれないのですが、私が23歳になった誕生日の日に、pikapooの紺のトレーナーを誕生日プレゼントとして、プレゼントされたのを今でも持っています。

新しい総支配人になってから、体制も変わり、パフォーマンスというか取り分け用ワゴンでゲストの前で、料理を取り分ける方式になってから、彼女とペアになる事が多かったのですが、私が最も苦手としていたのは、北京ダックの取り分けでした。当時の私の脳内は酷いもので、ほぼよくわかっていなくて、迷惑をかけたのでした。。

また彼女が先輩と別れた後だと思うのですが、私も彼女に恋心を持つようになってしまい、告白もしたのですが、自己肯定感がまだ低かったので、おかしなことを言ったのを覚えています。「〇〇さんの事が好きなんですけど、振ってください」と言って、彼女からは「振ってくださいって意味わからないよね」と言われたのを覚えています。

私がこの店のアルバイトを辞めるタイミングとなった出来事の詳細はよく覚えていないのですが、たぶん人間関係の事だと思うのですが、1階のフロアのレジ締め作業を涙を流しながらしていたのを覚えています。その前後に辞める意思を総支配人に伝えたのでした。

総支配人は、私を社員にしようと考えていた事や、また音響の学校を出ている事を考えていてくださり、音響関連の仕事についても調べてくださっているようでした。また、前の総支配人からの、連絡も多く受けていて、「配膳会社」という所に入ろうとしていたのですが、配膳について、この時はまだ何も知らなかったのでした。(※配膳人…ホテル・レストランを、中心とした仕事の派遣会社から来ている人の事で、働き方は大きく分けて2つあり、ひとつは働く場所を1つに決める。もう1つはスポットと言って、特に決めず、毎日違う所に行ったりもする。前者は比較的給与面も安定しているが、後者は不安定で、メンタル面の強さも必要)

厨房のお世話になった人とも挨拶をして、私はこの店を後にしたのでした。

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