見出し画像

私のクラスメイト(中学校)②

こんにちは。今日も中学の時のクラスメイトについてお話していきたいと思います。中学校の時は、クラス替えはなく、3年間同じクラスで過ごしました。先生も3年間同じ先生でした。

今日は出席番号2番の男子についてです。彼は同じ小学校の出身で、ちなみに小学校の時は隣りのクラスでした。話すことはありませんでしたが、いるという事くらいは知っている位な感じでした。

彼は身長が高くて、体型も良い感じでした。初めての時は、クールな感じでしたが、慣れてくるとよく話し、よく笑っていました。

彼の家は確か材木屋さんだったような気がします。嫌いだったとか、そういう感じではなかったのですが、プライベートで遊んだりという事はなかったと思います。

彼だけに留まりませんが、中学になるとガラッとイメージを変えてくる人が結構いた中で、彼もそのひとりだったのかもしれません。私も、場面緘黙だったのを、少しは改善しようと、大きい声で話そうと心がけたりしました。

学年が上がるにつれて、彼はなぜか1人でいる事が多くなりました。理由はよくわかりません。その中で、彼にも魔が差したのか、よくないエピソードがあります。私も私で、よく1人でいる事が多かったのですが、似ていると思われたのか、分かりませんが、ある午前中の休み時間にまる自転車通学の男子生徒の自転車のカギを取ってこいと言われました。自転車通学の生徒たちは、普通はカギはつけたままで学校の専用の駐輪場に置いていたそうです。

そんなことを言われても、私は嫌だったので、最初はその意思を伝えましたが、「お前断ったらどうなるか…」とか言われて、渋々行ったのを覚えています。ちょうど、昇降口と上階のトイレが同じ位置にあって、私が出ていく所をクラスメイトたちに見られてしまったのですが、自転車のカギをその彼に渡すとその日は誰にも何も言わず、気まずくてやりずらい気持ちで過ごしたのでした。

下校時は、彼とではなく、同じ方向のクラスメイト10人くらいで帰ったのですが、その私が自転車のカギを抜いたクラスメイトも一緒で、下校時、彼が自転車を動かせなくて困っているとき「やばい」「どうすれば…」と動悸がとても高鳴っていたのを覚えています。後輪を持ち上げながら、学校を出た時は、何も言わずに、気まずい通学路を進みました。その中で、話の流れが、カギを抜いてくるように言ってきた彼の話になり、私はここで言わなかったら…と思っていましたが、どう言えばいいかわからず躊躇していると、自然に涙がこみ上げてきて、それに気づいた友達に声でをかけられて、事実を伝えました。そうすると、もう本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいましたが、その中の一人が「大丈夫、おまえは悪くないよ」って言ってくれたのが、少しだけ慰めというかなんと言うか、まだまだ複雑ですが気持ちが少しだけ上向いたのを覚えています。その1人はそう言ってくれましたが、やはり賛否両論あり、翌日になってバッシングを受けるという事もありました。

話は戻り、彼は男子とは限られた人としか話さない感じになり、女子とはよく楽しそうに笑って話していたのを覚えています。また、部活は体操部に所属していて、詳しくはよく知らないのですが、大きな大会などにも出ていたようです。

また、私は中学2年からピアノを習うようになりましたが、私が行っていた教室に彼も幼少期に通っていたということらしいです。

中学卒業後の彼の情報は入ってこず、どうなったのかわかりませんが、1回だけ地元に帰った時に同級生と一緒に会ったことがあったと記憶しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?