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「セントルマルシェ」と申します。

ひょんなことから暮らし始めた広島県。毎日「なんでここにいるんだろう。」と、ここにいることが不思議で仕方ありませんでした。

4ヶ月が過ぎ広島にいることにやっと慣れてきたのでしょうか、ここで起きていることを言葉に残していきたくなりました。

今ここで起きていることはきっと他の地域の見本になる。そんな気がしています。

このままじゃだめだ。と大きな賭けに出る人。

こうなったら素敵!と夢を見て描こうとする人。

上手くいきそうなら乗っかろうか。と様子を見る人。

変化は怖い。と反対する人。

リスクは取らん。と何かを守る人。

よそ者が何かしよる。と様子を見る人。

それぞれの立場で、それぞれの「願い」を持って、それでも歩み続けているこの地域は「東広島」。

東広島の人たちと、東広島を愛す人たちが生み出したブランドの名前は「セントルマルシェ」と申します。

地域の牧場、野菜農家、きのこ農家、ジビエ、革製品、木工、草木染め、ハーブ、など地域資源を使って「ものづくり」をする人たちの営みです。移住者もいますが、多くは元々ここに暮らしてきた地元の人たちです。

現在、広島三越で開催中の「広島三越 スウィーツコレクション2019」に2週間と2日間出店しています。三越に出店できるなんて順風満帆じゃない。なんて思うでしょうか。

中を覗いてみると、追い風を乗りこなそうと新しい商品をつくる人、背伸びして追いつこうとする人、手を引っ張ってもらってやっと納品する人など、様々な人間模様があります。

「つくる」こと、特に「つくり続ける」ことは本当に大変で、高齢化や全体的な人口減少に伴い各地で起きてくる「ものづくり」が消えていくことそして残っていくことの一つ一つの物語を、セントルマルシェを通して垣間見ています。

日々販売員として店頭に立ちしていることと言えば、「商品を自慢すること(セントルマルシェ商品が大好きなんです。)」と「褒めてもらうこと・応援の言葉をもらうこと」です。なんで幸せな時間でしょう。(ずっと120%で10時半から19時半までお客様とお話するのはかなりハードですが。。)

「私、河内町(東広島の中の1つの町)出身なんです!知らなかった!今度このパン屋さん絶対いきます!頑張ってほしい!」

「若い人だけじゃなく、地元の人が頑張ってるんですね。すごくいいですね。」

「このお店すごく可愛い!パッケージも可愛い!」

なんて言ってもらうので、勝手に目頭が熱くなったりしています。内部の人たちの挑戦や葛藤を知っているから。


さて、この文章、どこまで赤裸々に描いてもいいんでしょうかね。大人の事情でストップがかかったりもするでしょうかね。どちらにせよ、ここで起きていることは、全国各地でも起きてるであろうことの見本になってくると思っています。良い見本になるのか、はたまた悪い見本になってしまうのか(そんなことを言っては怒られそうですね。)は、これから。


セントルマルシェに関わる全ての皆様に愛を込めて。









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